翡翠輝子の招福日記

本業は女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)。副業で外国人に日本語を教えています。フィンランドが大好き。

終活

ドーミインで暮らしたい

旭川の旅で最も満足度が高かったのがドーミインの宿泊。 ビジネスホテルというと男性の出張客がメインなのでしょうが、ドーミインは女性用の大浴場もしっかりあります。 サウナもあるので水風呂完備。交互浴で永遠に入っていられます。水風呂の気持ちよさに…

山風蠱(さんぷうこ) 親の後始末をする

50代も半ばを過ぎた私の両親は80代。この年代は子どもも2、3人いて、「親の老後は子どもが何とかしてくれる」という考えがぎりぎり残っているあたりでしょうか。 両親は、進学も結婚も私の好きな通りにさせてくれました。その点は感謝しているのですが、こ…

自分の中で満足を作りたい

「仕事がうまくいかない、やめたい。猫になってごろごろしたい」「いや、仕事をしないでごろごろしていると、そのうち世間からの承認を求めて厄介なことになる」という思いを行ったり来たりしている私。 一緒に易を学んでいる夏瀬杏子さんは、お母様が私と同…

還暦(60歳)で姥捨て山 part2

これを書いたのが3年前。 bob0524.hatenablog.com 優春翠と計画した遠野行きは頓挫してしまいました。 それでも時間だけは確実に過ぎ、還暦(60歳)を徐々にリアルなものに感じるようになってきました。 世間の流れでは、「60歳で高齢者なんて名乗られたら…

多拠点居住とチャンプルー文化

沖縄旅行から帰って来て1ヶ月。沖縄熱が続いています。 JALの「どこかにマイル」でたまたま那覇に行ったわけですが、旅行ではなく沖縄で暮らしたいという気持ちになりました。 「多拠点居住」という言葉を知ったのは元ニートのphaさんやジャーナリストの佐…

ウイスキー工場の猫になりたい

やらなくていい仕事まで手を出して自分の首を絞めている私。 bob0524.hatenablog.com 子供時代、学校に行くのが嫌でたまらず猫になりたいと願っていた私が何を血迷って外国人相手の非常勤とはいえ教師になってしまったのか。 ブログを読んだ夏瀬杏子先生から…

性分でんねん。

先週と今週、フジテレビでphaさんのドキュメンタリーを観ました。 「日本一有名なニート」だったphaさんですが、今や「元ニート」。執筆活動をしているし、行き場のない人のための場所まで作ってしまいました。 2012年、phaさんの最初の本がおもしろかったの…

年を取ることのメリット

いつまでも若く、活躍することが求められ、年を取るのがむずかしくなった時代。 加齢は悪いことであり、できるだけ遅らせたいと思いがちですが、世の中には年を取っていたほうがいい職業もあります。たとえば占い師。ある程度の年齢を重ねている占い師が信頼…

「選んだ孤独はよい孤独」

朝日新聞の土曜版に、漫画のサザエさんを通して昔の世相を紹介するコーナーがあります。 都市化と核家族化が進んだ1960年代半ば、「高齢者の孤独」が大きな社会問題になったとあります。それから半世紀、日本の高齢化は一気に進んでいます。 記事には、多く…

平穏死を迎え、墓に入らない

人間は、いつ死ぬかわかりませんし、安楽死が認められていない日本では、死ぬ時期をコントロールできないと思っていました。 私が恐れているのは、病院のベッドに縛り付けられ、延命治療によって延々と生かされ続けること。でも、そうなったらそうなったで、…

伸び縮みする時間

ようやく9月が終わります。 「ようやく」と書いたのは、3月から長い長い半年間だったからです。3月から日本語教師として教壇に立つようになり、「なんでこんな難儀なことを始めたのだろうか」と過去の自分の決断を責めてばかりいました。失敗の連続で、学…

転倒注意

今月のNHKラジオ英会話のテーマは、LA Story(ロサンゼルス物語)。テキストの前書きによると、小津安二郎の『東京物語』のアメリカ版だそうです。アリゾナ州フェニックスで一人暮らしをする老いた父とロサンゼルス在住の娘夫婦が登場します。 父が転倒して…

人生すべて負け戦

オリンピックも終わり、プロ野球も終盤戦。スポーツ観戦の楽しみは来年春の開幕までおあずけです。若い時期に人生のピークを迎えるスポーツ選手は、その後の長い人生をどう過ごすのかがむずかしい。 でも、一般人にしても、人生の折り返し地点を過ぎると、失…

『80ヤード独走』

リオデジャネイロ五輪がたけなわです。スポーツ観戦に夢中になるのは、そこに人生が凝縮されているから。 平均寿命は延びましたが、スポーツ選手としてのピークは20代、がんばって30代まで。若い時期に頂点に立ったメダリストは、その後の人生の過ごし方がむ…

人生足別離 さよならだけが人生だ

私が日本語を教えている学校は、週単位で学生が入学し、修了します。せっかく親しくなっても、必ず別れが訪れます。「絶対、また日本に来ます」というのですが、先輩の先生によると、本国に帰ってしまうと日本はやはり遠くて、再来日を果たす学生は少数派だ…

いつから余生?

「忙しい自慢」をするのは格好のいいものではありませんが、この7月は超多忙でした。一つには、教えている日本語学校の短期留学生が夏休みで激増したこと。他の先生方も手一杯になり、代講を頼まれることがあったからです。中上級のクラスは、文法を教える…

買い物断食その後

何度も断食をしています。 食べ物だけでなく、買い物も。きっかけは、フィンランド映画『365日のシンプルライフ』。 d.hatena.ne.jp「食品と本、音楽、消耗品、人への贈り物以外は買い物をしない」と、2014年の秋に始めたのですが、365日は続かず、春に挫折…

健忘恐怖症

先日、脳のMRI検査を受けました。 酒を飲んでばかりいると脳が萎縮するというので不安になったからです。日本語学校で教え始めたものの、脳の機能が衰えたなら、進退を考えなければなりませんし。費用は3万円足らず。症状が出ていないので全額自己負担で…

「命長ければ辱多し」

『徒然草』は、中学や高校の古典で習いますが、10代の若者にはピンと来ません。 年を重ねてこそ、『徒然草』をしみじみと味わえます。第7段。 「命あるものを見るに、人ばかり久しきはなし。かげろふの夕べを待ち、夏の蝉の春秋を知らぬもあるぞかし」 この…

「何も持たでぞあらまほしき」

遺産を巡って骨肉の争いというのはドラマの出来事だと思い込んでいたのに、親戚同士で起こってしまいました。 子供のいない伯母が相次いで亡くなり、公正証書やら弁護士まで登場し、事態は紛糾する一方。 私はさっさと争いの場から撤退し、「誰の味方もしな…

家事は「脳トレ」であり「魂の糧」

棺桶に入るまで自分の足で歩きたい。毎日のようにスポーツクラブに通う理由の一つですが、体をなんとか保っても、脳が退化したら自立した暮らしは無理です。そこで脳に関する入門書も読んでいます。脳が冴える15の習慣 記憶・集中・思考力を高める (生活人新…

自分の足で棺桶に入る

スポーツクラブのズンバの仲間に誘われて、フォームローラーを使ったピラティスのレッスンを始めました。最初はあまり気が進みませんでした。 ズンバやラテンは運動というより、音楽に合わせて体を動かすのが楽しいのですが、ピラティスはちっとも楽しくない…

TO DO LISTの書き方

「思いたったことはさっさとやろう」なんて威勢のいいことを言っていますが、いつまで続くことやら。人のこともわからないけれど、自分のことを知るのも簡単ではありません。 ある程度の年齢になると、能力が伸びるよりも衰えていきます。 昔はさっとできた…

ダブルメジャーで生きる

前回紹介した『明日この世を去るとしても、今日の花に水をあげなさい』 http://d.hatena.ne.jp/bob0524/20160131/1454206489 明日この世を去るとしても、今日の花に水をあげなさい作者: 樋野興夫出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2015/08/06メディア: 単行本…

ロバート・デニーロに学ぶ老後の生き方

ロバート・デニーロといえば、私にとっては「ゴッドファーザーpart2」。 反社会的なイメージが強かったのに、高齢者の役をうまく演じているのにびっくりしたのが「みんな元気」です。 この映画を観たのは、小津安二郎の「東京物語」のオマージュだから。 妻…

友達は1人か2人いればいい

前回「50代の人間関係が老後を左右する」と書きました。 http://d.hatena.ne.jp/bob0524/20160204/1454550722楽しい老後を送るために、人間関係を充実させようと思うのですが、友達を作るために趣味を始めたり出会いの場に顔を出すつもりはありません。 人間…

50代の人間関係が老後を左右する

ネットでおもしろそうな記事を探していたら、「80歳の時に健康であるかどうかは50代の時の人間関係で決まる」というのが見つかりました。gigazine.netハーバード大学が1938年から75年の歳月をかけて実施した研究結果を、ロバート・ウォルディンガー氏がTE…

人生後半は、暇そうに生きる

新聞広告で知りおもしろそうだと手に取った本。明日この世を去るとしても、今日の花に水をあげなさい作者: 樋野興夫出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2015/08/06メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る筆者の樋野興夫(ひの・おきお)氏は順天堂…

小さな死を受け入れ、最後の死を迎える

2014年の年末に「大掃除も年賀状も、冥途の旅の一里塚」と書きました。 http://d.hatena.ne.jp/bob0524/20141225/1419472100 昨年も数枚の喪中のはがきをいただきました。友人や知人の家族で死者が旅立ち、私からも喪中のはがきを出す年もめぐってくるでしょ…

老いを受け入れる

前回、紹介した『ムーミンのふたつの顔』では、トーベ・ヤンソンが自由や孤独について語っている箇所があります。ムーミンシリーズで、自由というと真っ先にスナフキンをイメージしますが、ヤンソンによれば、真の自由人はムーミンママだそうです。 なぜなら…