翡翠輝子の招福日記

フリーランスで女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)を担当し、リタイア生活へ移行中。2023年秋、スペイン巡礼(フランス人の道)。ウラナイ8で活動しています。日本文芸社より『基礎からわかる易の完全独習』刊行。おかげさまで重版になりました。

2017-03-01から1ヶ月間の記事一覧

インナーチャイルドカードが告げる東京オリンピックまでの仕事運

2週にわたる天海玉紀先生のインナーチャイルドカード講座、昨夜が2回目でした。1枚1枚のカードから、どんな物語が飛び出すのか、心が躍る花冷えの夜でした。 講座の終わりに「現在(テーマ)、課題、未来」の3枚のカードを引きました。 問いは仕事運に…

忘却のミダス王

このところ、落ち着かない日々が続いています。 ライター業では2018年の運勢本の原稿が山場を迎え、週刊誌と月刊誌の締め切りが重なり、そんな時に限って日本語学校の代講を頼まれます。 自分のコマをこなすだけで精一杯なので代講は断りたいのですが、私の…

「物語欲」を満たす

「インナーチャイルドカード」を知ったのは、天海玉紀先生を通してです。タロットカードに似ているようでいて、決定的にちがうのは、カードを見て語るのは占い師ではなく、相談者であることです。人間には「物語欲」があります。単に生きるのではなく、そこ…

長寿のリスク、所有のリスク

長寿はおめでたいことで、財産は多ければ多いほどいい。 そういう前提の吉凶は今の時代にあてはまらなくなってきています。かつて高齢者は大切にされ、知恵や経験も重宝されていました。 ネットで調べればたいていのことがわかる時代、高齢者は国の予算を食…

乾(クリエイティブ)と坤(レセプティブ)

四柱推命をいくら学んでも終わりがないのと同様、易も「これで完璧にわかった」という地点に到達することはありません。昨年から夏瀬杏子さんに個人レッスンをお願いされ、「教える立場じゃないのに」と躊躇したのですが、日本語教師と同じく、教えることは…

フラクタルな人生

四柱推命を学んだとき、おもしろいと思ったのが大運(たいうん)です。 四柱推命ではまず、誕生日(年月日時)で十干十二支4つの柱を出します。これは持って生まれた運。そこに流年や流月が関わって運気が変転します。十二支は年だけでなく月、日や時を示し…

年を取ることのメリット

いつまでも若く、活躍することが求められ、年を取るのがむずかしくなった時代。 加齢は悪いことであり、できるだけ遅らせたいと思いがちですが、世の中には年を取っていたほうがいい職業もあります。たとえば占い師。ある程度の年齢を重ねている占い師が信頼…

「選んだ孤独はよい孤独」

朝日新聞の土曜版に、漫画のサザエさんを通して昔の世相を紹介するコーナーがあります。 都市化と核家族化が進んだ1960年代半ば、「高齢者の孤独」が大きな社会問題になったとあります。それから半世紀、日本の高齢化は一気に進んでいます。 記事には、多く…

沈黙の受容

去年の春から日本語教師となり、ほぼ一年が過ぎようとしています。天童春樹先生に立てていただいた水雷屯の五爻にはげまされましたが、教師としてはまだまだ未熟です。最大の欠点は、学生に考える時間を十分与えず、答えを早く言い過ぎるところ。作文のクラ…