翡翠輝子の招福日記

本業は女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)、ビジネス記事翻訳。副業で外国人に日本語を教えていましたが、2019年3月で卒業。フィンランドが大好き。ウラナイ8所属。

映画

裏切者ロビーの選択 ザ・バンド『かつて僕らは兄弟だった』

数年前、母がお世話になっていた高齢者の施設に面会に行った時のことです。 施設主催の唱歌や民謡イベントには見向きもせず、食い入るように美空ひばりコンサートを映すテレビ画面を観ている老婦人がいました。私の将来の姿のよう。どこに入所するにせよ、ザ…

ルース・ベイダー・ギンズバーグに学ぶ老後の生き方

先週、アメリカ連邦最高裁判事のルース・ベイダー・ギンズバーグ(RBG)が亡くなりました。87歳の大往生ですが、これほど死去が惜しまれた高齢女性はいないでしょう。 長官を含めて9人いる連邦最高裁判所判事は、アメリカという大国の行方を左右する存在。…

占い師は体験していないことを占えるか

メールが普及していなかった時代、女性誌のライターとして毎日のように出版社に出入りしていました。 ネタ探しと締め切りに追われる報道系に対して、コスメやファッション担当のライターは見た目も華やか。たしかに身なりに構わないようなずぼらなライターに…

丙午の美学『原節子の真実』

『女帝 小池百合子』がおもしろくて一気に読みました。ノンフィクションということになっていますが、著者の石井妙子による物語のようでもあります。 ウラナイ8のメンバーも興味を持ち、東西占術の研究会を開きました。著者に対してはメンバーそれぞれに思う…

お金は結局、幻想かもしれない

外出自粛期間中「あつまれどうぶつの森」が話題になっていました。買おうとしても正規ルートでは手に入らず、割高なお金を出して転売で買うのもくやしい。流通するまで待つことにしたのですが、「あつ森」にはカブというアイテムがあるとを知りました。カブ…

クリミナル・マインドな日々

外出自粛があまり苦にならないのは、本や映画・ドラマを延々と楽しんでいるから。アマゾンプライムでクリミナル・マインドFBI行動分析課」を見始めたら止まらなくなりました。 コロナが収まるまでに見終わるかと思いましたが、シーズン15まであるのでとて…

外出自粛で飲みすぎないために

テレワークでアルコール依存になる人が増えているとか。私も危険水域です。 元々自宅で仕事をしているので、曜日を意識するのはスポーツクラブのズンバのスケジュールでした。いやなことがあっても、ズンバのレッスンに出ればすっきりします。そして、夕方か…

トーニャとマーゴット

わざわざ映画館で観るところまでいかないけれど、映画館で予告編を見て心惹かれたのが『アイ、トーニャ 史上最大のスキャンダル』。Netflixで観ることができました。 Copyright © 2017 AI Film Entertainment LLC. All Rights Reserved. かなり脚色された部…

お金持ちなのに優しい? お金持ちだから優しい?

新型コロナでスポーツクラブのズンバのレッスンが休止になりがっかりしていましたが、インストラクターの方々はどうされているのでしょうか。フリーランスが多く、レッスンの数に応じて報酬を得ているのだろうから、かなりのダメージです。 スポーツクラブだ…

レニングラード・カウボーイズから『ヘヴィ・トリップ』へ

京都工芸繊維大学に交換留学しているヘンリク君。大学の冬休みを利用して東京に遊びに来ました。 初めて会ったのが4年半前の夏。 我が家で初めて受け入れるホームステイということでかなり緊張していたし、ヘンリク君のほうも、一族で初めて日本語を学び日…

誰でもすべり落ちてしまう 映画『わたしは、ダニエル・ブレイク』

月800円でネットフリックスに加入してテレビ視聴がぐっと減りました。 おしきせで与えられるものより、自分で選んで観たい。そして、わざわざ映画館に出向いて観るのはおっくうだけど、気になっている映画が観られるのがうれしいところ。 『わたしは、ダニエ…

人はパンのみに生きるにあらず 映画『ニューヨーク公共図書館』

映画『ニューヨーク公共図書館』をようやく観ることができました。 神保町の岩波ホールでは連日、行列ができているとのことで、行く気になれませんでした。当日の朝、整理券を求めて窓口に並ぶという旧式システムで、ネット予約ができません。 4年前、フラ…

ビル・クリントン最大の功績 映画『RBG』

友永ヨーガ学院の通い断食がなんとか終了し、復食期間に入っています。 断食が終わった解放感から一気に食べ過ぎないようにするのが一苦労。ともすれば食べ物のことばかり考えがちなので、映画や読書で気を紛らわせています。 食事シーンが少なそうなものを…

親の家の片づけ問題

バンコクからの帰途の機内で観た『家へ帰ろう』。 bob0524.hatenablog.com ホロコーストの傷跡は戦後70年たっても、こんな映画が作られるほど大きかったんだと思うとともに、自分の身につまされるエピソードもありました。 88歳にもなるアブラハムが、アルゼ…

凡庸な悟りと凡庸な悪 映画『家へ帰ろう』

東京・バンコク間は空路で6時間強。 行きは深夜便なのでなるべく寝るようにして、帰りは朝便なので機内エンターテインメントの映画を見ます。わざわざ映画館まで行かないけれど、ちょっと興味のある映画を見るチャンスです。 選んだのがこの映画。 新聞で映…

イエスと答えることで始まる物語

暇になったのをいいことに、ネットフリックスの映画やドラマをよく観ます。 ジム・キャリーの『イエスマン』。 イエスマン "YES"は人生のパスワード(字幕版) (予告編) 離婚して落ち込んで、友達からの誘いにも「ノー」ばかりだった銀行員のカールが、イエス…

王義之の結婚と『秋刀魚の味』

欲深いのはしかたがないけれど、あさましいことはしたくない。 bob0524.hatenablog.com 服やバッグ、靴と欲しい物がいっぱいでも、一番欲しいのは「幸せな結婚」という女性が大半のはず。「こんな結婚がしたい」と公言して自ら動き回ったほうがいいのか、流…