翡翠輝子の招福日記

フリーランスで女性誌やビジネス誌の原稿書きを30年。現在はリタイア生活へ移行中。2023年秋、スペイン巡礼(フランス人の道)。2025年夏、ガルシア=マルケスの作品舞台となった地を一目見たくてコロンビアへ。ウラナイ8https://uranai8.jp/で活動しています。日本文芸社より『基礎からわかる易の完全独習』刊行。おかげさまで四刷になりました。

推し都市、推し企業

「推し活」は楽しいけれど、お金と時間を限界まで費やすのはいかがなものかと思います。

そこで、おすすめしたいのが「推し」の複数化。「愛の分散投資」という言葉もありますが、何事も唯一の対象に入れ込みすぎるのは危険です。

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温泉の紹介本で「推し宿に課金」というパワーワードを知り、好きな宿にはリピーターとして繰り返し泊まることにしています。

 

宿を推せるのなら、都市も推せます。6月の旅でニューヨークこそが世界で一番好きな都市だと実感できました。

ザ・バンドのリヴォン・ヘルムが「初めてニューヨークを訪れた時は全く相手にされなかったけれど、何度か来るうちにニューヨークと恋に落ちた」と語っていますが、その心境がようやくわかりました。

 

街を歩いているだけでも心が弾みます。ユニオンスクエアからタイムズスクエアへ向かう途中、ふと見上げるとティン・パン・アレーの標識が。ザ・バンドのメンバーやボブ・ディランがこの界隈を歩いていたんだと想像するだけでわくわくします。

 

企業だって推せます。私が推すのはコマツ。

コピーライター時代、コマツではない重機メーカーを担当してPR誌の原稿を書いていました。業界トップのコマツは常に仰ぎ見る存在。自社製品が故障したら世界のどこにでも対応する企業姿勢が信頼されています。災害の復旧のために黙々と動くコマツの黄色い重機。移動するだけの乗用車に比べて何と尊いのでしょう。

鉱山の多いコロンビアでも、コマツへの信頼はとても強く中古でも値崩れしないと聞きました。世界シェアはアメリカのキャタピラーに次いで第2位です。

 

先日、氷河期世代が企業からひどい扱いを受けたという体験が次々とSNSにアップされましたが、コマツは例外。

氷河期新卒時代に常駐したとあるメーカーは、外部の新卒にも自社の新卒と同様に扱うところだった。毎日が勉強の日々で心穏やか。以来、コマツの製品を見るたびにお世話になりましたと懐旧する。

 

「残念なのは個人で買うのはむずかしい製品が主流なこと」とコメントがありました。たしかにブルドーザーや油圧ショベルは無理ですが、コマツの株なら買えます。資産のほとんどをニューヨーク市場で運用していますが、新NISAの成長投資枠は日本株に使っており、真っ先に買ったのがコマツで、買買い増しを続けています。コマツは海外売上高比率が90%を超え世界に200以上の拠点を持つグローバル企業。配当もありますし、ずっと持ち続けたい銘柄のひとつです。

 

金沢旅行では小松に立ち寄り駅前のコマツの杜へ。JALで移動するので小松空港が近いのも便利です。堂々とした建設機器が展示され、社史の展示もあります。

創立者の竹内明太郎は1860年土佐生まれ。父は自由民権運動に奔走した藩士で異母弟に吉田茂がいます。鉱山業に従事し「鉱山は掘り続ければなくなるが工業技術は新たな産業を生み出す力がある」と考え小松鉄工所を起業したのが、コマツの原点。教育にも力を入れ、高知に工業学校を創立し早稲田大学理工科設立にも尽力したという模範的な事業家です。

 

温泉宿に都市、企業など推しを次々と作っていけば、退屈することなく楽しく暮らしていけそう。足を運ぶ体力や気力がなくなったら、それはもう人生の終焉が近いということなんでしょう。

災害と人生の旅路

目先の損得に躍起になり細かく計画を立てても、大規模な災害の当事者となれば、すべて無に帰します。災害大国に暮らす日本人は心の根底にそうした諦念を抱いているのではないでしょうか。

 

阪神淡路大震災の年にはすでに東京で暮らしていました。学生時代の友人が「東京は地震が多いから気をつけてね」と送り出してくれたのに、実家のある神戸がこんなことになるとは。実家は明石に近い神戸市の西の山側なので、ほとんど被害はありませんでした。

実際に自分が被災者となったのは東日本大震災。実占の経験を積むために週に一度、金曜日に横浜中華街の占いの館に座っていました。

若いお嬢さんの恋愛運を占っていたところ、大きな揺れ。テーブルの上に立てておいた筮竹が倒れて床に落ちたシーンがストップモーションのようでした。「お代はけっこうですから、安全なところに避難しましょう」と占いを中断して避難指示が出された公園へ。東北が大変なことになっているらしいと噂が流れ、店に戻ってテレビを見て仰天。その日は自宅に帰れず店に泊まりました。

昨日と同じ今日が続くとは限らないし「そのうちいつか」は決して来ない。本当にやりたいことをやろうと考えるようになった大きなきっかけです。

「日本国内で完結するのでなく、世界とつながって生きる」というのが人生のテーマだと思い至り、カウチサーフィンを始め日本語教師の資格を取りました。

無償のカウチサーフィンはAirbnbに取って代わられ、ここまで日本円が弱くなってしまうと無償で海外からの旅行者をもてなす意味がなくなりました。日本語教師として教壇に立ってみたものの、自分には向いていないことがわかりギブアップ。それでも、これらの経験があるからこそ今の生き方につながっています。

 

地震が起こるたび、ナポリの卵城(カステロ・デル・オーボ)の言い伝えを思い出します。基礎部分に卵を埋め込んで「卵が割れる時、城もナポリも滅びる」という呪文がかけられました。日本と同じく地震の多いイタリアらしい話で、当たり前のような日常は、もろい卵の殻の上に成り立っているようなものだと思い知らされます。

 

平坦な道が続くと思って歩いていたら、いきなり先に進めなくなることが。災害によって人生の旅路は大きく変わります。

 

 

今回の地震、熊本ということで真っ先に思い浮かべたのがブログ仲間のよかよかさん。九州と北海道の二拠点生活をなさっていて、旅好きという共通点があります。皆さんご無事で、九州のご自宅も食器が少し割れたぐらいとのことでほっとしました。

 

10年前の熊本地震でのよかよかさんの体験。

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地震が起きたら避難所には入らず被害の少ない地域に移動してビジネスホテルに滞在すればいいというネットの書き込みを読みました。私もそうするつもりです。阪神淡路大震災では大阪では普通の日常が続いていたし、東日本大震災でも東京ではインフラも早急に復旧しました。死んだり重傷を負ったらそうもできませんが、移動できるなら自治体の負担を減らし、避難所は移動できない高齢者や幼い子どもを抱えた家族に譲ればいいと考えたのです。

 

でも、そうできない人もいます。

ご夫婦ともに公務員だったよかよかさん。

ご主人は地震翌日に出勤して2週間帰宅されなかったそうです。とっさに炊き込みご飯を炊いておにぎりを作りペットボトルの水をご主人に持たせ、ご自分の職場には米と水、炊飯器を持って出勤。災害時にここまで頭が回るなんて脱帽です。

 

全国から寄せられる支援は地元の受け入れ態勢が整ってこそ機能します。その仕組みを担うのが被災者でもある地元の公務員。災害だらけの国は、こうした人たちによって支えられているのです。

 

旅で自分をアップデート

リタイアして仕事もしないでいると認知症のリスクが高まりそう。

原稿を書くという仕事はもう世間からあまり求められていないし、編集者の望むように書くのはもうやりたくありません。リタイア後の仕事として日本語教師の資格を取って実際に働いてみたのですが、母の死をきっかけにやる気がなくなりました。

bob0524.hatenablog.com

 

何か仕事を探すはずだったのですが、断り切れない原稿依頼を受けるだけでほぼ無職のまま過ごしています。

気が付けば旅が仕事のようなプロ旅人となってしまいました。個人手配で旅に出るのはけっこう手間がかかるからです。面倒だと思わず、世界の変化に合わせて自分をアップデートするのだと考えるようにしています。

 

韓国は国内感覚で行ける旅先ですが、行くたびに新しいチャレンジがあります。一昨年の11月は紙の入国カードに記入したのに、オンラインの入国申請に変更。スマホやタブレットではうまく入力できない箇所があり、パソコンで申請しました。こういうのが苦手な人は旅行代理店に手数料を払って依頼するのでしょうか。

 

今の時代の旅はスマホ必須ですから、eSIMは必須。最初は切り替えに苦労したのですが、ようやく慣れてきました。スペイン巡礼ではスペインのeSIMしか購入していなかったので、フランス側国境付近で道に迷う羽目に。Googleマップや巡礼のアプリも使っていない情弱日本人として世界にさらされました。

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たまにパックツアーも利用しますが、基本的には航空券を買って自分で予定を考えて手配しています。

BTSの聖地巡礼で訪れたニューヨークでは、国連の見学ツアーの予約に苦労しました。そして韓国のエバーランドは公式サイトでチケットを予約。日付や名前、電話番号を入力し、ハングルだらけの返信メールを解読して入場用QRコードを入手するなどの一連の手続きは、認知症予防になりそうです。

ソウルからエバーランドまで直通バスもあるのですが、行きと帰りの時間が決まっています。BTSの撮影地だけ訪れたらいいので、自力で行くことにしました。

地下鉄の路線図で乗り換え駅を探し、交通カードの残額を気にしながら移動。チャージする方法がわからなくて券売機の前で固まっていたら、親切な人が窓口でできると教えてくれ、窓口の人に私の用件を伝えてもらいました。日本ほどインバウンド客が詰めかけていないせいか、外国人旅行者に親切な人が多い印象です。

 

旅は目的地に行くプロセスすべてを楽しんでいますが、このスタイルで旅ができるのはあとどのくらいでしょうか。体力、知力、気力のどれが欠けても個人手配の旅はむずかしくなります。旅を続けるためにダンスと筋トレ、読書と英語学習を続け、好奇心を持つことを心がけています。次の韓国旅行は下関から海路で釜山に渡るという野望も生まれました。

 

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ソウルではドーミーイン仁寺洞(インサドン)に泊まりました。

朝食はおにぎりとキンパで日韓融合。大浴場のサウナと水風呂で整い、リラックスできました。

 

ドーミーイン名物の夜鳴き蕎麦は、期間限定の塩海老蕎麦が選べました。キムチ取り放題なのがいかにも韓国。

 

街自体がBTSの聖地でもある江南(カンナム)にもドーミーインがあります。

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韓国ではEDIYAコーヒーというチェーンが約3000店を展開し、日本でいうとドトールのような位置付けでしょうか。かつてはカウンターで店員さんに注文していたのですが、タッチパネルで注文から支払いまで済ませる方式になっていました。表示言語が選べるので楽と言えば楽ですが、別のコーヒーチェーンでは注文の仕方が微妙に異なり苦労しました。このあたりの状況は日本と同じです。

 

韓国伝統茶のお店では、店員さんがテーブルまで注文を聞きに来て、一煎目も入れてくれました。こうしたお店では、入ったときにまず「アンニョンハセヨ」と挨拶すること。発音から外国人だとわかり、英語や日本語メニューを持ってきてくれます。

 

旅に出ない期間は、小さなことでもいいから何か新しいことをやってみるように心がけています。変化を続ける社会に取り残されないよう、ささやかでもアップデートしていきたいものです。

聖地の幻滅

ヒップホップのレッスンでBTSを知り、YouTubeで彼らのダンスを見るたびに「なんて完璧なステップ!」と感心しています。

今回の韓国旅行の目的のひとつは、エバーランド。先日のワールドカップのハーフタイムショーでも披露された「Dynamite」の映像が撮影された舞台です。


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ポップでカラフルな街並み。アメリカのどこなんだろうと思ったら、韓国のテーマパーク、エバーランドでした。動物園や植物園もある広大なパークで、1960年代のアメリカン・ロックンロールをテーマにしたロックスビルというエリアが撮影地です。

ソウルから直行バスもありますが、時間が決まっています。ロックスビルさえ見たらいいので地下鉄と電車を乗り継いで向かうことにしました。最寄り駅から無料のシャトルバスが出ています。

 

ゲートを入ってすぐはヨーロッパをテーマにしたゾーンでしょうか。背景の村のハリボテ感が強くてちょっと不吉な予感がしました。

 

目的地のロックスビルに到着。

 

ミュージックビデオではあんなにきらきら輝いていたダイナーがケンタッキー・フライドチキン!

昼間ではなく夜に訪れるべきでした。日が暮れればネオンが輝き、ビデオに近い雰囲気になるのかもしれません。来場者のいない深夜の時間帯にかなり作り込んで映像を仕上げたのでしょう。

ニューヨークで訪れた国連やグランドセントラル・ステーション、グッゲンハイム美術館はまさに聖地と呼ぶにふさわしい場だっただけに、リアルなロックスビルにはちょっとがっかり。

BTSのメンバーは成功を目指して芸能入りしたのでしょうが、現実は彼らの想像を遥かに超えて今や韓国国家を象徴する存在に。リーダーのRMは自分たちを「韓国の普通の若者」、ジンは「器以上に有名になってしまった」と言います。30代を迎えてアイドルを続けるのも大変でしょう。

 

韓国の故郷から国際的な舞台に登場し、「BTSはこうでなければならない」といったあらゆる類のプレッシャーを相手に、BTSはもがき苦しんでいる。

 

エバーランドはちょっと幻滅しましたが、そうした体験も含めて行ってよかったと思います。動物園にはパンダもいるし、植物園もちょっと歩いてみましたがなかなか充実していました。ファストパスを取らなくてもすぐに乗れる乗り物もあり、テーマパーク好きなら丸一日楽しめる場所です。

 

帰国後、エヌビディアのCEOジェイスン・フアンの聖地となった神田の居酒屋へ。

キオクシア、東京エレクトロン、ルネサスエレクトロニクス、村田製作所、信越化学といった日本の半導体・電子部品業界のトップと懇親会を開き、大きな話題となった店です。ジェイスン・フアンは日本の庶民的グルメを好み、エヌビディア東京支社のスタッフが常連だったことから選ばれたそうです。

 

以来、このお店は大繁盛。ジェイスン・フアンの写真が飾られ、飲み放題付きエヌビディアコースも登場しているそうです。

混雑しているだろうから、開店直後を狙って行ってみました。午後3時開店のはずなのに午後4時。そして店内には写真もなく、客が詰めかけるというわけでもないし、何かがおかしい。

ようやく気付きました。ジェイスン・フアン一行が訪れたのは「やきとん三吉神田北口店」で、私がいるのは「やきとん三吉神田店」でした!

 

茄子の揚げおろしポン酢、豚バラアスパラ串、特製アジフライ、しらすのめちゃうまネギなどを注文。どれもおいしく、食材高騰の折、これで利益が出るのかと心配になるぐらいリーズナブルなお値段でした。ここはここでいいお店です。本当の聖地、神田北口店にもそのうち行ってみます。

 

善人だらけの汝矣島(ヨイド)

今年の旅のテーマは、お金の風景を見に行くこと。

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上海、ニューヨークに続きソウルへ。夫と二人旅です。韓国が通貨危機に陥りIMFによって救済されたのは1997年で、30年近く前のこと。

「アジアの平均年収。シンガポール約870万円、韓国約570万円、日本約470万円」というXの投稿を目にしました。しかも国民負担率が50%に迫りつつあるのに対し韓国は32%。すさまじい円安により「日本は発展途上国」とも言われていますが、発展の途上にあるとは考えられず、「衰退国」と呼ぶしかないでしょう。

 

ソウルを訪れたタイミングで、韓国の株価指数が大暴落。レバレッジ投資をしていた120万口座で追証が発生したというニュースが流れました。

証券取引所や大手金融機関が密集する汝矣島(ヨイド)は別名「韓国のウォール街」。漢江に面した中州です。

騒然としているのかと思いきや、人もまばらでのんびりしていました。オンラインの証券取引が主流となり、ニューヨークのウォール街では証券会社の本社ビルでは、ほとんどの階をリノベーションしてマンションにしていると聞きました。株価が下がったからといって証券会社に突撃するなんてせず、自宅で静かに絶望しているのかと思ったら、この日は大韓民国憲法が公布された日で祝日でした。

韓国証券取引所の広報館に行こうとしたのですが、Googleマップには出ないし、ブルとベアの像を撮影できたらそれでいいか。そんなことを夫と話していると、通りがかりのスーツ姿の男性が「どこに行きたいですか?」と日本語で声をかけてくれました。

スマホで広報館を紹介するサイトを見せると「私はわかりませんが、受付で調べてもらいましょう」と大きなビルの1階に招いてくれました。たぶん休日出勤で暇なのかも。休日出勤で暇なのかもしれません。韓国の証券取引所の本部は釜山にあり、ソウルは規模が小さいと教えてもらいました。

 

証券取引所の前のブル像。弱気相場の象徴であるベアを倒しています。ニューヨークのウォール街にはブル像しかなく、ベア像はシカゴにあるそうです。

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お金の風景を見るために来た汝矣島ですが、BTSの聖地もあります。メンバーのジンのお兄さんが経営する「押忍!!セイロ蒸し」という日本料理店には前回のソウル旅で訪れました。かなりの高級店です。

 

そして漢江に面した公園には「ジンの森」。ジンのファンが彼の誕生日を記念して寄付した木が植えられています。

実際に行ってみると、公園はかなり広くとても見つけられそうにありません。本人ではなくファンが植えた木なので、それほど有名な聖地ではないのでしょう。

途方にくれる外国人旅行者を助けてくれたのが女子高生のグループ。休日なのでピクニックに来ていました。「BTSのジンの森を探している」と告げると一斉にスマホで検索を始めました。箸が転んでもおかしいお年頃、「チョー受ける」と言わんばかりに笑い転げながら。

兵役を終えたBTSは30代に突入。韓国を代表する存在となり、女子高生にとっては自分たちアイドルではなく体制側。それでも外国人がわざわざマイナーな聖地を探しているのがおもしろくて助けてくれたのでしょう。

 

グループのうちの二人が「ここから歩いて5分なので、連れて行ってあげます」と一緒に来てくれました。残ったメンバーがピクニックのシートを広げて準備を始めています。

 

ようやくたどりついた「ジンの森」。この日はたまたま日本の絵葉書セットを持っていたのでお礼として渡せました。女子高生二人は周囲で自撮り。「外国人旅行者にBTSの聖地を案内した」とSNSにアップするのでしょうか。ハン・ガンやキム・ヘジンなど、韓国の女性の生きづらさを描いた小説の影響で彼女たちの将来が少し心配です。どうか笑いの絶えない明るい人生を送ってほしいと遠くから祈ります。

 

ファンが植えた木はしっかり成長していました。QRコードを読み取るとジンの曲が流れます。

 

この日の午後は弘大(ホンデ)へ。一昨年11月の誕生日に行った「毎日が誕生日」というコンセプトのカフェを再訪。

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お店のポストカードとメモ帳をプレゼントした女性と再会。お礼に富士山の柄の布巾を差し上げました。本当は日本の絵葉書も一緒に渡すつもりでしたが、女子高生たちへのギフトとなりました。これから海外へ行くときはちょっとした日本のお土産を持参することにします。