伊豆高原のやすらぎの里、今回の滞在は普通食コースなのに、うっすらとした空腹が続き、何か一口食べたい状態が続いていますが、それほど大変ではありません。今回、断食コースは活動的な人が多く、こちらのほうが断食しているみたいな逆転現象が起きています。
ネットに強い杏子さんがあれこれ準備してくれ、ゆみこさんの遠隔地協力もあり、ウラナイ8の易の配信ができました。滞在先からこんなことができるなんて夢みたいです。
あとは温泉に入って部屋でのんびりしています。断食の人は長湯厳禁なので露天風呂はほぼ貸し切り状態です。温泉から出たら、洗面器に入れた冷水にひたしたタオルを全身に当てて水風呂代わりにして、外気浴。流れる水や風に揺れる木の葉を見ながら温泉瞑想を楽しんでいるのでヨガと瞑想のクラスには出る必要がありません。散歩やマッサージ、各種講座もあるので時間を持て余すことはありません。
やすらぎの里に来るたびに、大沢先生ほど楽しみながら仕事をしている人はいないと感じます。朝の散歩ではマイクロバスで移動して景色のいいところやトレイルウォーキングに連れて行ってもらえます。運転するのは大沢先生。やすらぎの里はもう20年以上続けている施設なので、管理に回ってもおかしくないのに、伊豆高原のすばらしさを語り、滞在客をもてなすのがうれしくてたまらないようです。
文章を書くのが好きでライターになったのに、思い出すのは苦しいことばかり。これからはなるべく楽しいと思うことを積み重ねていきたいものです。もちろん大沢先生にしても、一からここまでの施設とシステムを作り上げるのは苦労の連続でした。
何よりびっくりするのが大沢先生が全然変わっていないところ。最初にお会いしたのは20年ほど前です。断食施設をやっている以上、太るわけにはいかないのでしょうがスリムな体型をキープ。年齢を重ねると、ある程度ふっくらしたほうが老けないと言われますが、先生は見た目も変わっていません。
むしろ、看板犬の海ちゃんと再会して時の流れを感じました。たしかに犬は人より年を取るスピードが速い。
人間だったら70代。相棒だった宙くんはこの世を去り、見習いとしてトイプードルの風太くんがやって来ました。
朝の散歩で連れていってもらった、さくらの里。富士山も見えました。約40種類の桜が植えられているので、ソメイヨシノが散っても八重桜が満開です。朝の散歩は7時出発なので、ほぼ貸し切り状態で桜を満喫しました。
いつ会っても変わらない大沢先生にしても、永遠にやすらぎの里を運営するわけではないでしょう。桜の木だって寿命があります。そうした無常を感じながら、人生は続いていきます。
BTSの"Life Goes On"。ロケ地はどこなんでしょうか。伊豆高原に来て、緑豊かな環境に身を置くだけで心身がほぐれていくことを感じてました。