翡翠輝子の招福日記

フリーランスで女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)を担当し、リタイア生活へ移行中。2023年8月下旬からスペイン巡礼へ。ウラナイ8で活動しています。日本文芸社より『基礎からわかる易の完全独習』刊行。

2013-08-01から1ヶ月間の記事一覧

カウチサーファーは現代の宮廷道化師

海外旅行先で、無料で人の家に宿まる。 カウチサーフィンを一言で紹介するとこういうことになります。「そんなうまい話があるわけがない」というのが一般的な反応。 「ただほど高いものはない、危険だからやめたほうがいい」という声も聞きます。たしかにお…

「去る者は日々に疎し」とならないFacebook

物心ついたときからネットがあったというデジタル・ネイティブでない限り、ネットとの付き合い方は試行錯誤の連続です。私は書く仕事を始めたのは、30年前の広告業界。コピーライターをやっていました。 右も左もわからない新人時代、出社して最初にやること…

「私の墓には『生れてはみたけれど』と刻みます」

フィンランド旅行の準備として、アキ・カウリスマキと宮崎駿、そして小津安二郎の作品を観ています。「カウリスマキ、小津を語る」の最後はこう締めくくられます。 The epitaph on my grave will be "I was born, but". (私の墓碑銘は「生れてはみたけれど…

ネットの時代だからこそ、実際に人と会いたい

私のメインの仕事は、原稿書きなので、ほとんど引きこもりの生活を送っています。10年以上前は、取材に出たり、入稿や校正のために編集部に行っていました。しかし、占いや開運の記事には取材の必要がありませんし、原稿はメールで送ります。もともと話すよ…

ネタを回したら、次は化学反応を待つ

The meeting of two personalities is like the contact of two chemical substances: if there is any reaction, both are transformed. 二つの人格の出会いは化学物質の接触のようなものだ。 なんらかの反応があれば両者とも変化する。ユングの言葉です。…

チャンスという回転寿司のマナー

カジケンブログに「チャンスと回転寿司」という人気エントリーがあります。 http://kajikenblog.com/?p=1347IT系のイベントやスタートアップの支援などをされている奥田浩美さんという方のたとえ話の紹介です。 チャンスのほとんどは、人を介してやってく…

ヨレ様はどこへ行った

レニングラード・カウボーイズのボーカル、ヨレ・マルヤランタにハマって、フィンランドおたくと化したのがちょうど去年の今頃です。 d.hatena.ne.jp 中野スオミ教会のフィンランド語教室に通い始め、カウチサーフィンでフィンランド人旅行者をホスト。気が…

ハーメンリンナでアイスクリームを食べる日

フィンランド人のヨルマをホストしたのは、彼がハーメンリンナに住んでいるから。 村上春樹の『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』では、多崎つくるは高校時代の友人・クロに会うためにハーメリンナに向かいます。クロはフィンランド人男性と結婚し…

ネットカフェは書斎、コンビニは冷蔵庫、スポーツクラブは浴室

フィンランド人旅行者のヨルマは先週木曜日にやってきました。 あいにくその日は、7時からの飲み会の予定が入っています。一次会だけで帰るとしても、帰宅は9時半になってしまう…。そこで思いついたのが、ネットカフェです。 ヨルマにはお昼にいったん自宅…