翡翠輝子の招福日記

フリーランスで女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)を担当し、リタイア生活へ移行中。2023年8月下旬からスペイン巡礼へ。ウラナイ8で活動しています。日本文芸社より『基礎からわかる易の完全独習』刊行。

世界

ヒルビリーを遠く離れて

世界を震撼させたトランプ前大統領銃撃事件。大統領選への影響も大きいとあって、報道が続いています。 驚いたのは共和党の副大統領候補がJ.D.ヴァンスだったこと。彼が書いた『ヒルビリー・エレジー』に衝撃を受けたのは5年前のことです。 bob0524.hatenab…

無念のうちにこの世を去った人々に思いを馳せる

「妊娠したら、街を歩いてて小さな子どもがよく目につくようになった」という話がありますが、何かのきっかけで普段あまり意識していなかったことが急にクローズアップされることがあります。 映画『関心領域』を観たことで、欧米の著者による本を読んでいる…

想像力をシャットアウト 映画『関心領域』

ポーランド映画『関心領域』がずっと話題になっていましたが、やりすごしていました。スペインから帰国する頃には公開が終わっていて観ないで済むと思っていたのです。ところが、話題の映画だけあってロングラン。これは観ておけということなんでしょう。 ww…

ボーダーレス化する世界

昨年に続いてスペインを歩いてみて、日本の外に出ないと私は息が詰まって内向き志向になっていくと実感しました。単なる外国好きと言ってしまえばそれだけですが、日本の外に目を閉ざして生きていくのはむずかしい時代です。 JALのスマートフォン決済サービ…

沈みつつある国で、いつまでも若く

那須湯元の湯治は楽しかったけれど、日本が本当に沈みつつあると実感した旅でした。 東京で暮らしていると、ちょっとしたイベントで大混雑となり、いたるところに若者の姿。外国人観光客も押し寄せ、いつもお祭り騒ぎのようです。日本が衰退するなんて想像で…

多様性を知るための占い

ウラナイ8の配信イベントが終わってほっとしています。 uranai8.jp 大谷翔平選手と水原一平氏は、占い師にとって格好の教材です。依頼されてもいないのに勝手に占うのはよくないとも言われますが、これほどの有名人に起こった空前絶後の事件。占わないではい…

丁寧な暮らしなんて無理

60代を迎えるまで、仕事に追われる日々を送ってきました。 次から次へと締切に追われ、ネットが普及する前の戦場のような締切直前の編集部でなんとか生き残りました。家事はとにかく手抜き。丁寧な暮らしにあこがれながらも「今は無理」と自分に言い聞かせて…

狂わずにいるためには、狂わなくてはいけない

スポーツクラブのズンバやヒップホップのレッスンが楽しいのは、単なる趣味だから。インストラクターになりたい、あるいはプロのダンサーになりたいという野望を抱いている人にとっては、目標が実現できなくても、踊っている瞬間を純粋に楽しむことはむずか…

ダンスするように生きる

旅に出てばかりの日々ですが、ゴールデンウィークはおとなしく家にいました。 連休中の最大のイベントは、スポーツクラブで開催されたズンバのジョイントレッスン。通常のレッスンはインストラクターが一人ですが、ジョイントレッスンは他のクラブのインスト…

アイルランドの日本庭園を巡る長い物語 Part3

イギリスのブライアン・イイダ氏から「姪のスーが息子と彼のガールフレンドの3人で日本に行くので会ってみたらどうか」と連絡がありました。 ブライアンと知り合ったのは30年以上前。会社を辞めてフリーランスになるのを機に出かけた3か月のアイルランド旅…

やすらぎの里の"Life Goes On"

伊豆高原のやすらぎの里、今回の滞在は普通食コースなのに、うっすらとした空腹が続き、何か一口食べたい状態が続いていますが、それほど大変ではありません。今回、断食コースは活動的な人が多く、こちらのほうが断食しているみたいな逆転現象が起きていま…

一家に一冊『鬱の本』

お花見に近所の公園に行ったら、入学式帰りの新一年生たちにたくさん会いました。ぴかぴかのランドセルを背負って、どの子もうれしそう。 若い人たちにとって春は始まりの季節ですが、人生のゴールが視界に入って来ると「あと何回、お花見ができるだろうか」…

沖縄酔いどれ紀行

昨年のスペイン巡礼で一番避けたかったのは、ワインの飲み過ぎ。 巡礼で歩いたリオハ州はワインの名産地で、地元のワイナリーが巡礼者のために無料でワインを提供しています。石造りの壁に蛇口があり、ひねると赤ワインが出ます。巡礼メニューには赤ワインが…

沖縄と鈍感力

仕事をリタイアしたら、花粉シーズンは沖縄に長期滞在。そう決めていたのですが、スポーツクラブのダンスレッスンを長く休みたくないし、仕事も完全に切れたわけでもないので、とりあえず5泊6日の滞在。最初の3泊は夫も同行です。 沖縄に来るのはだいたい…

北陸応援割と「すっぱい葡萄」

北陸応援割、JALで小松に飛んで空港近くの片山津温泉あたりに泊まれるといいなと思ってJMBツアーで予約を試みましたが、あっという間に枠が埋まってしまいました。本当に応援したいのなら、割引なんて使わず正規料金で行くべきなのでしょう。 定期的に通って…

「縦の旅行」ができているか

引き続き玉村豊男の『旅する人』からのエピソード。 日本にやってくる外国人観光客のツアーガイドのアルバイトを始めた時、先輩からこんなアドバイスがあったそうです。 要は、金魚の入った金魚鉢を、水もこぼさず金魚も殺さずにA地点からB地点に運ぶことな…

島根県温泉津(ゆのつ)でカミーノ!

今年は湯治の年にすると決めて、まず来てみたかったのが島根県の温泉津。「ゆのつ」と読むとは難読地名ですが、まさに温泉ありきの街です。 最初に訪れたのは2015年でした。 bob0524.hatenablog.com 島根の温泉は車がないと生きにくいところが多いのですが、…

左手に告げるなかれ

災害ボランティアが話題になっています。 道路が復旧していないのに個人が被災地に向かうと渋滞を引き起こしますし、貴重な食料や燃料を浪費することにもなるかもしれません。そもそも自治体が「能登に来るのは控えて」と公言しているのに、わざわざ出向いて…

卵の上で暮らしている

年明け早々、能登半島地震にJAL機炎上。 JALのマイル修行のために小松空港に何度も飛んでいた私は身の縮む思いです。遊び目的で何度も搭乗し、お正月明けの来週は「どこかにマイル」で羽田と札幌を往復する予定。 どこかの航空会社は事故が起こったら客室乗…

正解のない人生

久しぶりに地方に暮らす友人と電話で長話。 話題に出たのが投資詐欺。のどかで平和そのものに見える地域でも「絶対に儲かる」という甘言に惑わされて多額の資金を預けてしまう人が続出しているそうです。 そういうのにだまされるのはよほどの世間知らずなの…

飛行機の遅延と乗客の民度

タレントのケンドーコバヤシが、羽田発伊丹行きの飛行機が遅延して大変な目に遭ったとネットのニュースで読みました。 強風で飛行機が飛ばず、19時発が20時45分発になるというアナウンス。ところが時間になってもゲートが開かず怒鳴り出す乗客が出現。実際に…

生活のハードルを下げる

日本人男性の自殺率は失業率と相関しているけれど、ヨーロッパではまったく連動していないという記事を読みました。 スペイン巡礼中にバルに立ち寄ると、昼間からゆっくりコーヒーやワイン、ビールを楽しんでいる中高年の男性たちをよく見かけました。失業中…

日本のサービスはもう少しゆるくてもいい

台北で再開したカミーノ・フレンドの二人は日本が大好きで何度も来日していますが、「旅行ならいいけれど、日本で暮らすのはとても無理」と口をそろえて言います。理由は、人に迷惑をかけるのを避けるための暗黙のルールが多すぎるから。見るからに外国人と…

台北のカミーノ・フレンド

台北で楽しみにしていたのが、スペイン巡礼で会った台湾人の葉さんとの再会です。 小さな街の同じアルベルゲ(巡礼宿)で顔を合わせました。モンベルのジャケットにハローキティの水筒を持った葉さんをてっきり日本人だと思って「こんにちは」と声をかけのが…

台湾澎湖島、80年ぶりの帰郷

澎湖島(ほうことう)という島の名前を初めて聞いたのは何年も前のこと。スポーツクラブの友人のお母さんの生まれ故郷です。日本統治下で生まれ、終戦を迎えて5歳で日本へ引き上げ。メジャーな観光地を巡る台湾旅行に家族旅行した際に「本当に行きたいのは澎…

自分の名前に感謝する

日本に帰ったらあれもやりたい、これもやりたいと夢見ていたはずなのに、実際に帰ってみると、心ここにあらずの日々。スペインに過剰適応して、日本での生活が気の抜けた日々の連続のように感じられるのです。 朝起きたら、何も考えずにパッキングを済ませて…

最後の女神、ラクシュミー

スペインから帰国後、なかなか日本にいる実感がわかず、ぼんやり過ごしています。 易の本が出版されたというのに、他人事のよう。ウラナイ8の夏瀬杏子さんを初め、告知してくださったみなさま、ありがとうございます。 uranai8.jp スペイン巡礼の日々は、朝…

巡礼という長い夢の終わり

本来ならスペイン巡礼のフランス人の道は、ピレネーの麓のサンジャンピエドポーから聖ヤコブを祀るサンティアゴデコンポステーラまでに全長800キロ。ゴールまで100キロ余となったのサリアで巡礼を終えます。 というのも、サリアからはぐっと歩く人が増えて巡…

にぎやかしとしての日本人

スペイン巡礼前に取り組んでいた易の本、帰国したぐらいに出版となるタイミングでしょうか。 実占例はウラナイ8の夏瀬杏子さんにお願いしたのですが、その中に「なかなか結婚しない子供を心配する親からの相談」がありました。易では、本人からの依頼ではな…

今日一日だけ、歩いてみよう

ローマ時代から都市として栄えたアストルガは、ガウディが手がけた宮殿もあり、スペイン巡礼のハイライトとなる街の一つです。アルベルゲもたくさんあり、選んだのがSo Por Hoje。ポルトガル語で「今日一日だけ」という意味です。 オスピタレイラのパトリシ…