翡翠輝子の招福日記

フリーランスで女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)を担当し、リタイア生活へ移行中。2023年8月下旬からスペイン巡礼へ。ウラナイ8で活動しています。日本文芸社より『基礎からわかる易の完全独習』刊行。

2013-03-01から1ヶ月間の記事一覧

星新一が「ナンバー・クラブ」で予言した未来

星新一の「ナンバー・クラブ」を読んだのは、30年以上も前です。酒場のテーブルに小さな装置があり、会員証を入れるとその場にいる客同士の共通の話題を教えてくれるという話です。 旅先でも初対面の相手と盛り上がれます。これはまさに私がカウチサーフィン…

カウチサーフィンの達人、スザンヌ

先週は立て続けにカウチサーフィンのゲストを迎えたので、国際下宿屋のようになってしまいました。 といっても、ホストしたのはスザンヌとケネスの二人だけ。ケネスは週の始めに泊まって京都へ。木曜日には沖縄からスザンヌが戻り、週末に再びケネス。二人と…

道は遠くても、少しずつ進むしかない

カウチサーフィンで我が家のゲストとなったニューオリンズ生まれのケネス。初対面なのですが、2週間ほど毎日メール交換していたので、旧知の仲のように感じます。南部なまりが心配で「会ったときはゆっくり、シンプルな単語で話してね」と頼んでおきました…

ディラン先生が取り持った縁

フィンランド人と知り合うためにカウチサーフィンをやっているのですが、世界は広いのでフィンランド人以外との出会いもあります。今週はアメリカ人のケネスをホストしました。 ケネスからのリクエストには「プロフィールにボブ・ディランとザ・バンドが好き…

いくつになっても「最後の授業」は切ない

昨年9月から通い始めた中野・スオミ教会のフィンランド語教室。 月に2回のペースなのですが、年が明けてからは仕事のやりくりがつかず休むことが多くなりました。牧師のマルッティ先生と奥様のパイヴィ先生が任期を終えてフィンランドに帰国されることにな…

生者のための恐山

東日本大震災から2年を迎える前日の3月10日、朝日新聞朝刊。 大きな津波被害を受けた宮城県南三陸町の「いつよおばあちゃんの復刻かりんとん」が紹介されていました。佐藤のり子さんは、津波で義理の両親である猛さんといつよさんを亡くしました。のり子さ…

クリスティーが3日で書いた小説

先週は集中して仕事したのをいいことに、今週は遊び暮らしています。「1週間で1冊書いたのだから」と、いい気になっていますが、アガサ・クリスティーは3日で長編小説を書き上げたことがあります。タイトルは「春にして君を離れ」。 推理小説ではないので…

1週間で1冊の本を書く

出版不況で、フリーランスのライターは仕事がなくヒマなのかといえば、そうでもなく、とんでもなく忙しくなったりします。先週は超人的に働きました。 月曜から日曜までの7日間で書籍1冊を書きました。 といっても、私は著者ではなく、世間でいうゴースト…

ゲシュタルトの祈り

久しぶりにアラン・コーエンの本を読んでいたら、こんな一節がありました。「地獄への一直線への道は、パートナーに自分の虚しさを埋めてもらおうと期待することだ」確かに、そうです。 しかし人生は、「わかっているけど、やめられない」というものだらけで…