翡翠輝子の招福日記

本業は女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)、ビジネス記事翻訳。副業で外国人に日本語を教えていましたが、2019年3月で卒業。フィンランドが大好き。ウラナイ8所属。

読書

お金の流れを止めるな 石井妙子『おそめー伝説の銀座マダム』

『女帝 小池百合子』が興味深くて、ウラナイ8のメンバーと読み会を開いたりしました。 bob0524.hatenablog.com 小津映画を一通り観ているので、『原節子の真実』もおもしろく読めました。 bob0524.hatenablog.com 石井妙子の他の著書も読んでみたいと手に取…

見知らぬ人に話しかける

『トーキング・トゥ・ストレンジャーズ(見知らぬ人に話しかける)』というタイトルに惹かれてこの本を読んでみました。コロナでむずかしくなりましたが、旅先で見知らぬ人とちょっとした会話をするのがとても好きなので。 私が想像していた内容とはかなり違…

5秒ルールと2分ルール

日本語教師を辞して以来、のんびり過ごす毎日。今年はコロナの自粛期間もあり、家でだらだらすることが多くなりました。あまりに楽過ぎて、このまま一生が終わってしまいそう。そんなだらけた自分に活を入れるために、メル・ロビンズが提唱する「5秒ルール…

気になるドラマ『アンという名の少女』

ネットフリックスで『アンという名の少女』を観ています。NHKでの放映も始まりました。 アンを演じる女の子が原作のイメージ通り。ただし、エピソードがかなり追加され、往年の『赤毛のアン』ファンは意見が分かれているようです。 新完訳本の詳しい訳注によ…

GTDで人生の棚卸し

「異常も日々続けば日常となる」という言葉がありますが、外出時は必ずマスクという習慣もすっかり身につきました。 緊急事態宣言の頃は、朝からドラマを見ても罪悪感はなく、お上の言う通りに家に閉じこもる模範的な国民になった気がしたものですが、社会は…

物語を旅し、いつかはメキシコへ

当たり前のように思っていた旅する自由がコロナによって奪われ、改めて旅について考えました。 コンフォート・ゾーンで暮らしていれば楽なのに、人はなぜわざわざ旅に出るのか。 その理由の一つは、物語のためでしょう。豊かな社会になると食べて寝るだけで…

丙午の美学『原節子の真実』

『女帝 小池百合子』がおもしろくて一気に読みました。ノンフィクションということになっていますが、著者の石井妙子による物語のようでもあります。 ウラナイ8のメンバーも興味を持ち、東西占術の研究会を開きました。著者に対してはメンバーそれぞれに思う…

幸運から生まれた『百年の孤独』

東京のコロナは一向に収まらず、梅雨の長雨をさらに気の重いものにしています。 「マコンドでは4年11カ月と2日雨が降り続いたのだから」と、ガルシア=マルケスの『百年の孤独』をまた読みたくなりました。ジャーナリストだったガルシア=マルケスは、具体…

お金は結局、幻想かもしれない

外出自粛期間中「あつまれどうぶつの森」が話題になっていました。買おうとしても正規ルートでは手に入らず、割高なお金を出して転売で買うのもくやしい。流通するまで待つことにしたのですが、「あつ森」にはカブというアイテムがあるとを知りました。カブ…

『女帝 小池百合子』の胆力

あまりのおもしろさに一気に読了。 これがフィクションだったら、現代版『砂の器』、あるいは痛快ピカレスク小説で済みますが、知事選を来月に控えた東京都民としてはなんとも複雑な気持ちになりました。 本棚にあると禍々しいのでkindleにしました。 小池百…

非常時に読む『これが人間か』

外出自粛が続いていますが、自宅で仕事をしているので特に変わりはありません。 連載を持っている週刊誌は毎週、メールで入稿と校了を繰り返しています。翻訳記事を載せている月刊誌からも6月号のデータが送られてきました。いずれもいつまで続くかわかりま…

シッダールタは待つことができる

外出自粛で読書とNetflixで過ごしています。 ヘッセの『シッダールタ』を再読。 シッダールタは苦行を重ねて次の3つができるようになりました。 ・考えること ・待つこと ・断食すること 思考や断食はむずかしいけれど、待つのは簡単だと最初は思いましたが…

歴史がよみがえる天山遯(てんざんとん)の日々

「コロナ禍の日々をどう過ごすべきか」易を立てるべきですが、すでに卦はもたらされていました。天山遯(てんざんとん)です。 ウラナイ8のデイリーメッセージにも書きました。 uranai8.jp 1月末、アウシュビッツ解放75周年の記念式典で93歳の元収容者が「…

活字の旅を楽しむ

世界地図を広げて「次はどこへ行こうか」と空想。お金と時間が許せば行きたいところに行ける。当たり前だと思っていたことが、当たり前じゃなくなりました。 そこで旅の本を読むことにしました。 エリザベス・ギルバートの『食べて、祈って、恋をして』。最…

人生を変えた読書 呂不韋と高島嘉右衛門

来年に思いを馳せると、自分の運気より株式市場の動きが気になります。来年は市場が冷えそうな庚子(かのえね)の年。下がった時に株を買い、高値に転じるのを待つわけですが、タイミングを読むのは本当にむずかしいものです。 株をやっているなんて、あまり…

蜃気楼の国に生きる ガルシア=マルケス『百年の孤独』

台風到来の日よりも、各地の被害が報じられるその後の日々のほうがいたたまれない気持ちになります。 ガルシア=マルケスの『百年の孤独』を手に取りました。降り続いて止まない雨からの連想です。再読にもかかわらず一気に読了。昼前から読み始め、休息も挟…

カディスの赤い酒

スペイン7泊の旅。 マドリードを基点にスペイン鉄道で回ります。夫は風車の村、カンポ・デ・クリプターナで20年前にデジカメで写真を撮った子供たちに再会したいというので、ここは外せません。 そうなるとあと行ける街は2つぐらい。 バルセロナはオーバー…

「水のような心」と「サルの頭」

意志力が弱い。 深酒はやめようと何度も決意したのに、二日酔いで目覚める朝。 そして、ずるずる先延ばししている案件のリストを見るたびに、意志力の欠如にうんざりします。 意志力関係の本の大元。 WILLPOWER 意志力の科学 作者: ロイ・バウマイスター,ジ…

3番目の扉はどこにある?

「成功への抜け道」という占い師のアンチョコのような惹句に引かれてこの本を読みました。 サードドア: 精神的資産のふやし方 作者: アレックスバナヤン,Alex Banayan,大田黒奉之 出版社/メーカー: 東洋経済新報社 発売日: 2019/08/23 メディア: 単行本 この…

おごれるエリザベスと鬼怒川温泉の廃墟

NHKのEテレ「100分de名著」、録画がかなり溜まっているので少しずつ観ています。 日本史が苦手でも『平家物語』の回ははとてもおもしろく、ためになりました。 解説と朗読の両方を担当するのは能楽師の安田登氏。 「諸行無常」、「栄枯盛衰」は仏教を学…

40歳のスケーターと創造性

バンコクでの瞑想体験からの連想でエリザベス・ギルバートの『食べて、祈って、恋をして』を再読しています。 そして、エリザベス・ギルバートはは創造性についての本も出ていことを知りました。 彼女のTED Talkはとてもおもしろかったから、活字でも読んで…

食と金が人生を左右する

『ヒルビリー・エレジー』は、トランプ大統領を支持する地方の白人労働者を描いた本としてアメリカでベストセラーになりました。 日本人の私は運命論の書として興味深く読みました。 bob0524.hatenablog.com 悲惨な家庭環境で育ち、高校を中退しかけた若者が…

運命論の書として読む『ヒルビリー・エレジー』

無名の作家の回想録でありながら、ベストセラーになった『ヒルビリー・エレジー』。 ヒルビリー・エレジー アメリカの繁栄から取り残された白人たち 作者: J.D.ヴァンス,関根光宏,山田文 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2017/03/15 メディア: 単行本(ソフ…

生き延びるための物語

アガタ・クリストフの三部作『悪童日記』『ふたりの証拠』『第三の嘘』を一気に再読しました。 悪童日記 (ハヤカワepi文庫) 作者: アゴタクリストフ,Agota Kristof,堀茂樹 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2001/05/01 メディア: 文庫 購入: 100人 クリッ…

アガサ・クリスティの理想の一日

3年間、教師として務めた日本語学校の休職を決めて、ゆとりのある生活が送れそうです。 思い出すのは、アガサ・クリスティの自伝に書かれていた若い頃の彼女の理想の一日。 アガサ・クリスティー自伝〈上〉 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) 作者: アガサク…

人にはどれほどの承認がいるか

この3年間、かなりのエネルギーを注いで続けてきた日本語教師の仕事。 母の四十九日法要に向かう新幹線で休職を決めました。 bob0524.hatenablog.com そのとき読んでいたのが、トルストイの民話集『イワンのばか』です。 トルストイ民話集 イワンのばか 他…

スカーレット・オハラを追体験する

1月に放送された100分de名著の『風と共に去りぬ』。 若い頃に夢中になって読み、20代でアイルランドにハマってからは、別の視点で読み返しました。 「オハラ」というファミリネームはまさにアイリッシュ。オサリバン、オライリーなど、「オ」は「何々の息子…

人生のアマチュア

アン・タイラーの小説は、年を重ねて再読するたびに味わいが増します。 bob0524.hatenablog.com 『結婚のアマチュア』も、結末がわかっているのに、ページを開くと一気に最後まで読んでしまいました。 結婚のアマチュア (文春文庫) 作者: アンタイラー,Anne …

賢者の贈り物なんて不可能な世の中

クリスマスが近くなると、オー・ヘンリーの『賢者の贈り物』を思い出します。 若い人なら「馬鹿じゃねwww 何をプレゼントするか相手に聞かないのwww」という感想を持ちそうですが、たしかに突っ込みどころの多い話です。 懸命に節約してもクリスマスイブに1…

人に頼みごとをしないという開運術

運は人を介してやってきます。誰とも会わず、人里離れた山中で自給自足の生活を送るなら、開運術を試す必要はありません。 東洋占術の基本は木火土金水の陰陽五行。四柱推命では、自分にとって吉となる五行、凶となる五行を知ることが開運の第一歩。陰陽五行…