翡翠輝子の招福日記

本業は女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)、ビジネス記事翻訳。副業で外国人に日本語を教えていましたが、2019年3月で卒業。フィンランドが大好き。ウラナイ8所属。

読書

国それぞれの家族観

引き続きエリザベス・ギルバートの本から。 彼女がインドネシアのバリ島を再訪したのは、治療師にして手相観のクトゥに「ここに戻って来て3か月か4か月、住む」と予言されたことがきっかけでした。 バリ島で出会ったもう一人の治療師がワヤン。病気や怪我だ…

4か月×3か国の思考実験

エリザベス・ギルバートの『食べて、祈って、恋をして』。いつかはこんな旅をしてみたいと、何度も読み返しています。 生きる喜びを追求するためにイタリアで4カ月、美食を楽しみ世界で一番美しい言語であるイタリア語を学ぶ。離婚騒動で消耗した心身が回復…

読み、書くことで考えがまとまる

40代半ばまでは、売文業が超多忙でブログを書くなんて思いもよりませんでした。書けば書くほど出版社から原稿料が振り込まれていたので。 ただし、フリーランスのライター業は、いつまでも続けられるものではないと先輩から聞かされてきました。編集者は年上…

人生の総決算をしてから死ねるか

メイ・サートンの本を読み始めました。老年期の日記が多いので、自分にはまだ早いかと思っていたのですが、あっというまに自分も老人の仲間入りです。 まず手にしたのが『総決算のとき』。60歳の女性を主人公にした小説です。 原題は”A Reckning”で、計算と…

人生は無理ゲー? 攻略できる?

橘玲の本を続けて読みました。 まずベストセラーとなっている『無理ゲー社会』。 昭和の時代は息苦しいことも多かったけれど、貧しい家に生まれても逆転できる可能性がありました。時代は進んだはずなのに、日本は若者が無理ゲーと嘆く国になってしまったよ…

他人の靴を履いてみる想像力

コロナが落ち着いてくれば、静かな一人旅なら再開できそうです。 今は行き帰りの交通も宿も自分で手配していますが、老化とともにわずらわしくなり、添乗員付きのパックツアーに申込む日が来るかも。 参考のためにこの本を手に取りました。 高齢者が働くのは…

結局、一人で歩くしかない

映画『ノマドランド』がおもしろかったので、原作も読みました。そこでノマドたちの愛読書が紹介されています。 そのうちの一冊が『わたしに会うまでの1600キロ』。 欠損した家庭で育ち、自分の人生も失いそうになった若い女性シェリルが、生きる意味を見つ…

シングルタスクで世界を相手にする

デール・カーネギーの『道は開ける』は自己啓発本の古典であり、現代にも活用できる知恵が満載です。ウラナイ8のサイトでも紹介しました。 uranai8.jp そして、現代には現代にふさわしい自己啓発本があります。『シングルタスク 一点集中術』はネット依存症…

コロナの時代に観る『映像の世紀』

本の整理をしようと思い立ち、古い本の棚卸しをしています。 自己啓発本の古典、デール・カーネギー『道は開ける』。 原題は"How to Stop Worrying and Start Living"(悩むのをやめて、人生を始める方法)。悩んでばかりの人間は、生きることを放棄している…

コロンビアへ行きたしと思へども

本格的な老いに突入する前にコロンビア行きの野望を抱いていました。 bob0524.hatenablog.com 愛読しているガルシア=マルケスに加えて、ずっと熱中しているズンバの創始者ベト・ペレスもコロンビア人です。 bob0524.hatenablog.com コロナによってコロンビ…

健康も運のうち

先日、若い女性に「素敵ですね」とうっとりされました。 年に一度の定期健診、若い女性は看護師さんです。体重は10代の頃とほぼ変わりませんし、数値はすべて正常。毎日、検査結果を見ている看護師さんからすると、60歳の健康体を目にすると「素敵」という表…

望むのは水風呂だけ

ゆるく参加しているウラナイ8が二周年を迎えました。 uranai8.jp 2周年イベントの一環として、メンバーのうち温泉好きの甘夏さんと玉紀さんとトークを実施しました。 www.youtube.com 温泉やお風呂が好きと言っても好みは微妙に異なります。 甘夏さんは子供…

広くゆるいつながりでチャレンジする。

勝間和代『ネオ・ライフハック』で知ったのが、「みんチャレ」という三日坊主防止アプリです。 minchalle.com 私が参加しているのは「節酒チーム」。つい飲みすぎることが多いけれど、まったく飲まないのも味気ないので、禁酒ではなく節酒を選びました。 断…

同意できないことに同意する agree to disagree

NHKラジオのビジネス英語の講座で"agree to disagree"という表現が出てきました。 直訳すると「同意できないことに同意する」「反対に賛成する」ですが、同調圧力に負けて、心の中で納得していないのに服従するふりをすることではありません。 正解は、見解…

嫌われない年寄りになるために

美容院で、ワクチン接種のコールセンターに高齢者のクレームが殺到してオペレーターが心を病んでいるという話題になりました。ネット予約ができず電話で待たされイライラして、さらに希望の日程で予約が取れないと「俺が死んでもいいのか」とか暴言を吐くそ…

老いのアマチュア

アン・タイラーの小説『結婚のアマチュア』。主人公の夫マイケルは、熟年夫婦になれば結婚のベテランのはずなのに、自分たちはいつまでもアマチュアのままだとボヤきます。 bob0524.hatenablog.com 先日、ある書類に書き込んでいたら年齢欄が60歳以上でひと…

強欲だからポイントカードは持たない

ウラナイ・トナカイで活躍されていた有元祥子先生がお嬢さんと登場したBS朝日の『ウチ、”断捨離”しました』。やましたひでこさんの迫力は画面を通しても伝わってきました。 持ち物を減らしたいのは、思い立ったらすぐ旅に出かけたいから。 理想はスーツケー…

海を眺めながら読むガルシア=マルケス『生きて、語り伝える』

四月中旬、伊豆やすらぎの里の1週間滞在はお天気に恵まれ、連日快晴。 この旅は「海を一望するテラスで本を読みたい」という一念から実現したものです。 その本はガルシア=マルケスの自伝『生きて、語り伝える』。 帯の文からしてそそられます。 「何を記…

アメリカの毒親『エデュケーション 大学は私の人生を変えた』

日本では小学校と中学校に子供を通わせるのは親の義務ですが、アメリカでは開拓時代の伝統からか家庭で教育を行うホームスクーリングが認められています。資格試験を受ければ大学進学も可能です。知識も常識もある親の元で学ぶならそれもいいでしょうが、親…

選択肢の数と幸不幸『そして、海の泡になる』

今はバブルなんでしょうか? たしかに株式相場は高値を更新しているけれど、私が体験した1980年代とは雰囲気はまったく異なります。あの頃は社会全体が浮かれていました。 そんな思いから手に取った『そして、海の泡になる』。 帯にこうあります。 終戦、バ…

開運の書として読むロビー・ロバートソン自伝

昨年、映画『ザ・バンド かつて僕らは兄弟だった』を観たのに続き、ロビー・ロバートソンの自伝も読んでみました。 雑誌で開運記事を書き続けてきた私は、あらゆる本を開運本として読む癖があります。 ザ・バンドの5人のメンバーで一番成功したとされるロビ…

テキサスのリチャード、シカゴのマイケル

コロナが収まったら長い旅に出たいと思うのは、繰り返しこの本を読んでいるから。 離婚のダメージで心身共にぼろぼろになったエリザベス・ギルバートはイタリアに4か月、インドに4か月、インドネシアに4か月の合わせて1年の旅に出ました。 そんなスケー…

異なる境遇への想像力『メイドの手帖』

年末の大掃除のモチベーションアップに読み始めた本。 深刻な内容に打ちのめされながら読みふけり、掃除どころではありませんでした。 日本では清掃業者に頼むと、そこそこのお値段でプロの仕事という感じですが、アメリカでは定期的に依頼して、主婦はあま…

お金の流れを止めるな 石井妙子『おそめー伝説の銀座マダム』

『女帝 小池百合子』が興味深くて、ウラナイ8のメンバーと読み会を開いたりしました。 bob0524.hatenablog.com 小津映画を一通り観ているので、『原節子の真実』もおもしろく読めました。 bob0524.hatenablog.com 石井妙子の他の著書も読んでみたいと手に取…

見知らぬ人に話しかける

『トーキング・トゥ・ストレンジャーズ(見知らぬ人に話しかける)』というタイトルに惹かれてこの本を読んでみました。コロナでむずかしくなりましたが、旅先で見知らぬ人とちょっとした会話をするのがとても好きなので。 私が想像していた内容とはかなり違…

5秒ルールと2分ルール

日本語教師を辞して以来、のんびり過ごす毎日。今年はコロナの自粛期間もあり、家でだらだらすることが多くなりました。あまりに楽過ぎて、このまま一生が終わってしまいそう。そんなだらけた自分に活を入れるために、メル・ロビンズが提唱する「5秒ルール…

気になるドラマ『アンという名の少女』

ネットフリックスで『アンという名の少女』を観ています。NHKでの放映も始まりました。 アンを演じる女の子が原作のイメージ通り。ただし、エピソードがかなり追加され、往年の『赤毛のアン』ファンは意見が分かれているようです。 新完訳本の詳しい訳注によ…

GTDで人生の棚卸し

「異常も日々続けば日常となる」という言葉がありますが、外出時は必ずマスクという習慣もすっかり身につきました。 緊急事態宣言の頃は、朝からドラマを見ても罪悪感はなく、お上の言う通りに家に閉じこもる模範的な国民になった気がしたものですが、社会は…

物語を旅し、いつかはメキシコへ

当たり前のように思っていた旅する自由がコロナによって奪われ、改めて旅について考えました。 コンフォート・ゾーンで暮らしていれば楽なのに、人はなぜわざわざ旅に出るのか。 その理由の一つは、物語のためでしょう。豊かな社会になると食べて寝るだけで…

丙午の美学『原節子の真実』

『女帝 小池百合子』がおもしろくて一気に読みました。ノンフィクションということになっていますが、著者の石井妙子による物語のようでもあります。 ウラナイ8のメンバーも興味を持ち、東西占術の研究会を開きました。著者に対してはメンバーそれぞれに思う…