翡翠輝子の招福日記

本業は女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)、ビジネス記事翻訳ですが、そろそろリタイア状態へ移行中。JALの「どこかにマイル」で日本各地に出没。ウラナイ8で活動しています。

死へのカウントダウン

アガサ・クリスティ推理小説のようなタイトルですが、この本を読んで死を強く意識するようになりました。

 

生きているうちに資産がなくなるのを避けるのは大切ですが、金を残して死んでもしかたがない。手つかずの資産を残して後悔しながら死んでいかないための計画の立て方を指南する本です。

 

ウラナイ8のデイリーメッセージでも紹介しました。

uranai8.jp

 

寿命は予測できませんが、死から目を背けて決して来ないかのように生きるのは得策ではありません。ほんの数週間の延命に数十万ドルの大金を費やすぐらいなら、いさぎよく死ぬほうがいいというのが著者の主張。

アメリカには自分の推定死亡日までの日数をカウントダウンするアプリもあるそうです。

そんなアプリを使うなんてゾッとする、と思う人もいるかもしれない。だが、死を意識することで、人生という限られた時間の大切さがわかる。

 

アメリカは国民全員が加入する保険がありません。ある程度の貯えがあっても、終末医療のためにさらに倹約して貯蓄する人が多いそうです。そんな人へのメッセージ。

老衰し、身体を動かすこともできず、チューブで栄養をとり、排泄も自力でできない。そんな状態では、人はそれまでの人生の経験を思い出すこと以外はほとんど何もできない。プライベートジェットを自由に使えたとしても、もうどこにも行けないだろう。貯金が100万ドルあっても、10億ドルあっても、残された人生でその金を使ってできることはほとんどない。

 

健康に恵まれ、60代になってもスポーツクラブのダンスプログラムを目一杯楽しんでしょっちゅう旅に出ていますが、これがいつまでも続くと思ってはいけません。

 

DIE WITH ZEROの著者がガールフレンドの祖父(69歳)のクリスとバージン諸島のビーチのバーに行ったエピソード。バーには泳いで行くしかなく、濡れたドル札で払うことから「ソギ―ダラーバー」と呼ばれています。

クリスは元水泳コーチで泳ぎには自信があります。ところが残り3分の2くらいに差しかかったとところで溺れかかるのです。

クリスのような人は、自分の体力がどれほど落ちているかに気付かずに、若き栄光の日々を生き続けている。だが実際は、元水泳コーチであったにもかかわらず、もう30メートルも泳げなくなっていた。

 

JALの「どこかにマイル」で日本各地を旅していますが、こういう楽しみ方ができるのもあと数年でしょう。コロナの蔓延で、旅先で高熱を出すと公共交通機関が利用できず現地の医療機関に迷惑をかけるし、しばらくはひっそり過ごしたほうがよさそうです。