翡翠輝子の招福日記

本業は女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)、ビジネス記事翻訳ですが、そろそろリタイア状態へ移行中。JALの「どこかにマイル」で日本各地に出没。ウラナイ8で活動しています。

死者と歩く

寒い日が続きますが、春に向けての計画を立てています。 3月に熊野古道を歩くことにしました。スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼に匹敵するのは四国遍路だと思っていたのですが、熊野古道が姉妹道となっていました。共通の巡礼手帳も発行…

引き算の料理

旅に出ると、書き残しておきたいことが次々と出てきます。旅先も楽しいけれど、こうして文章にまとめるのも、心が満たされるひとときです。 というわけで、沖縄の話ばかり続きます。 沖縄料理というと、豚肉やステーキのイメージが強いのですが、健康食の一…

沖縄のチャンプルーと猫

沖縄は「チャンプルー文化」だとよくいわれます。 ゴーヤチャンプルーのチャンプルーで「混ぜる」という意味。季節の食材と卵、豆腐やそうめん、麩などを炒めた料理の総称です。 琉球王国時代には中国、朝鮮、東南アジアとの交易が盛んで、さまざまな文化が…

やんばるの夜と朝

成人の日の連休明け、旅行料金がぐっと安くなるタイミングで沖縄に出かけました。天気がよく、春を通り越して初夏の陽気。Tシャツで歩く人もいました。同じ日に北海道の雪のニュースを見て、日本は広いと実感しました。 今回は、やんばる(沖縄本島北部)ま…

都留のうどん屋さんで日本の縮図を見る

「サウナを愛でたい」、最も熱心に観ているテレビ番組です。 www.bs-asahi.co.jp 山梨を紹介するシリーズで都留(つる)のサウナに心惹かれて行ってみることにしました。中央線沿線の住民にとって、新宿から特急が出ている山梨はとても行きやすいのです。 目…

神様の御用聞き

今年も押し詰まって来ました。心はもう新年に飛んで、初詣に思いを馳せる人もいることでしょう。 易者として冬至に年筮を立てていると「早稲田の穴八幡宮にお参りしますか?」とよく聞かれます。冬至から翌年の節分まで一陽来復のお守りとお札が授与される神…

越山の旅

12月初旬、新潟を旅しました。 JALの旅が多いのですが、今回は上越新幹線。JR東日本の新幹線と宿泊がパックになったツアーで全国旅行支援を使わせてもらいました。代金が40%割になるのに加えて、夫婦で2泊したので3000円×4の1万2000円のクーポン付き。旅…

与える人、与えられる人の器

スペイン巡礼に向けて読んだ本。 著者の森知子さんは旅先で知り合ったイギリス人夫と劇的な結婚をして、9年後に離婚。心の傷を癒すためにスペイン巡礼へ。サンティアゴ・デ・コンポステーラに加えて西の果てのフィステーラまで歩いた44日間の痛快な記録です…

誕生日にギフトを配る

11月下旬、誕生日を迎えました。 年を取ると誕生日があまりうれしくなくなります。特に還暦を過ぎてからは、おめでとうと言われても「何がめでたいものか、老いていくだけなのに」と思ったものです。 『DIE WITH ZERO ゼロで死ね』を読んで考えが変わりまし…

供養の形は人それぞれ

サンティアゴ・デ・コンポステーラの道を歩く準備は、長時間歩くトレーニングだけではありません。 体験記を読んでいると、一人で歩いていても、道中や巡礼者用の宿で「何のために歩くのか」を話し、聞く機会が多いようです。カトリックの信者でないのにスペ…

捨てるための旅

旅の計画を立てていると、あっという間に時間が過ぎます。それだけ楽しいからでしょう。 前回のスペインの旅で、風車の街カンポ・デ・クリプターナ駅で出会った日本人のご夫妻は、ホテルや列車の予約はすべて旅行会社にお任せしたそうです。次のマドリッド行…

コントロールしない生き方

11月下旬、JALの「どこかにマイル」で福岡に行くことになりました。 誕生日旅行なので、奮発して黒川温泉あるいは嬉野温泉のちょっといいお宿を奮発しよう思ったのですが、平日も軒並み満室。全国旅行支援が始まって高級ホテルは一気に埋まったようです。「…

八丈島、積善の宿

一人で泊まる宿を選ぶときは、親切で感じがいいかどうかを口コミでチェックします。きれいな部屋でコストパフォーマンスがいいに越したことはありませんが、旅先で冷たい対応をされると一気に心細くなるからです。 八丈島では港近くの民宿に泊まりました。竹…

島旅の楽しみ

八丈島に来ています。 竹芝桟橋を夜に出航し、翌朝に八丈島着。 船乗りの家系なので、船上でも安眠。船の揺れがまるでゆりかごのようでした。 東京と八丈島を結ぶ橘丸。船窓から日の出を拝み、快晴の航海です。 港には宿からの迎えの車。とりあえず荷物を預…

斜陽の国、黄昏の人生

いよいよ旅行割が開始。うかれたいところですが、宿泊料金は高騰しそう。 40年ほど前、大学のゼミ旅行で東南アジアに行き、物価をとても安く感じました。 なにしろ当時は「ジャパン・アズ・ナンバーワン」の時代。学生には分不相応な高級ホテルに滞在したの…

体重の10分の1の荷物

スペイン巡礼のガイド本や体験記で「バックパックの重さは体重の1割」という原則を学びました。私の場合は約5・5キロとなりますが、現地で調達する飲み物や食料も持ち歩くことを考えれば、5キロ弱に抑えたいところです。 国内旅行ではかなり荷物を軽量化…

高尾山にピレネーを感じ、巡礼の心を学ぶ

いつかはスペインの巡礼路を歩いてサンティアゴ・デ・コンポステーラへ。 bob0524.hatenablog.com 「いつかは」なんて悠長なことを言ってたら、一生行けないかも。年を重ねるにつれ老いの坂道を転がり落ちています。とりあえず来年の秋に行くつもりで準備を…

すべての母には毒がある

シスターフッドに興味を持ったのは、岡田育『我はおばさん』を読んだから。 母と娘の関係はどうしてもこじれる。だからこそ、縦の関係じゃない斜めの関係、血縁の伯母さん・叔母さんに加えて通りすがりのおばさんの存在が女の人生を救うことがあります。 NHK…

ウ・ヨンウ弁護士のシスターフッド

『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』に夢中です。 共感性が乏しく、他者の感情を想像できないのが自閉症の症例の一つ。そんな障害を抱えたヨンウが弁護士として成長していくのがドラマの見所です。 ヨンウの幼少期のエピソードが随所に挿入されます。 男手一つで障…

カミーノ計画、始動

コロナ前の最後の海外となったのが2019年秋のスペイン。南西部の港町、カディスまで南下しました。この時は夫と二人旅。 bob0524.hatenablog.com 2020年は4月に台湾、6月にウラジオストックに行く予定で航空券も買っていたのですがコロナでキャンセル。気…

すあまの女神

9月のJAL「どこかにマイル」は、鹿児島・松山・札幌・帯広の組合せを選びました。鹿児島なら指宿の断捨離リトリート、松山なら道後温泉、札幌なら支笏湖温泉と考えていたのですが、帯広に決定。駅周辺に温泉・サウナ付きの手頃なホテルがたくさんある帯広。…

旅の荷物は最小限に

グランマ・ゲイトウッドことエマ・ゲイトウッドは1955年5月3日、全長3000キロのアパラチアン・トレイルの南端に立ちました。地図、寝袋もテントも持たず、サンタクロースのような巾着袋を肩に担いで歩きました。その中身。 ウィンナーソーセージ、レーズン、…

グランマ・ゲイトウッドにあこがれて

これこそ、私が読むべき本だと手に取ったのが『グランマ・ゲイトウッドのロングトレイル』。 昨年、シェリル・ストレイドの『わたしに会うまでの1600キロ』を読んで長い距離を歩いてみたいと思うようになりました。 bob0524.hatenablog.com 私の年齢に近いの…

ホテル暮らしを体験してみる

旅暮らしをしてみたいけれど、ズンバが踊れない日が続くのに耐えられず2泊か3泊で切り上げています。 毎日のように通っているスポーツクラブがお盆休みで休館。どこかに旅する絶好の機会ですが、お盆の時期はどこも混んでいて宿泊費は高いし、コロナも心配…

老犬とローマの泉

本格的な夏休みになるシーズンが始まる前にJALの「どこかにマイル」でこっそり帯広へ。 北海道で一番好きな街は帯広です。札幌の賑わいや函館の異国情緒、釧路や女満別の抜けるような青空も素敵ですが、街に到着してほっとするのは帯広。野菜と乳製品がおい…

新しい扉を開ける勇気

旅に出るとあちこち歩くようにしており、穂高養生園ではスタッフの方のガイドで原生林に足を踏み入れることもできました。 bob0524.hatenablog.com 歩くことがあまり苦にならないのは、30代から続けてきたスポーツクラブのスタジオレッスンのおかげです。ズ…

ゆで卵で考える仕事の本質

穂高養生園のマクロビ料理は、評判通り手間暇かけられたすばらしいものでした。 ある日の朝食。厨房から香ばしい匂いと揚げ物の音がしていました。コーン、さつまいもとワカメを米粉でかき揚げにしてあります。春菊の花も食べられます。野菜は穂高養生園の農…

俗世でサバイバル

穂高養生園から自宅へ戻りました。 あの独特な雰囲気は何と表現したらいいのでしょう。呑兵衛の私がお酒のことを一切思わない空間。そして、朝10時半、夕方5時半の一日二食でお腹がすくこともなく、近辺のトレッキングコースを歩き回っていました。そして温…

駆け込み吉方位取りで心のある道を歩く

7月となりましたが、東洋占術の12ヶ月は少しずれて7月7日が節入りで未月となります。ということは、6日までは午の月。戌方位への吉方取り、まだ間に合うと穂高養生園に出かけました。伊豆のやすらぎの里と並び称されるリトリート施設です。 やすらぎの里はコ…

福岡ソバーキュリアスの旅

『飲まない生き方 ソバーキュリアス』という本を手に取ったのは「このままアルコールを飲み続けていいのだろうか」と感じていたからです。 ソバーキュリアスとは、英語のsober(しらふ)とcurious(好奇心)を組み合わせた造語。アルコールを飲まない生き方…