翡翠輝子の招福日記

本業は女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)、ビジネス記事翻訳。副業で外国人に日本語を教えていましたが、2019年3月で卒業。フィンランドが大好き。ウラナイ8所属。

還暦を過ぎて余生を生きる

冬が到来し、コロナがまた心配になってきましたが、ひっそりと青森に出かけました。緊急事態宣言が解除された時にJALの「また旅に出よう」キャンペーンで申し込んでおいたものです。 どうしても行きたかったのは、還暦を迎える誕生日旅行だったからです。…

未来の自分に期待するな

伊豆やすらぎの里の1週間滞在から戻り、旅行バッグから重たい本を取り出しました。 1週間もあるのだから、じっくり腰を据えて本を読めるだろうと期待しました。前回の断食コースでは、空腹のあまり食事シーンの出てくる本は思わず閉じてしまい、強制収容所…

伊豆やすらぎの里養生食コース1週間滞在記

11月初旬、伊豆やすらぎの里に行ってきました。 やすらぎの里といえば断食で有名な施設ですが、今回選んだのは養生食コース。1日2食合計1000カロリー、玄米に味噌汁、漬物、野菜、魚中心のメニューです。 前回の滞在では、断食コースが大半で食事付きの人…

お金の流れを止めるな 石井妙子『おそめー伝説の銀座マダム』

『女帝 小池百合子』が興味深くて、ウラナイ8のメンバーと読み会を開いたりしました。 bob0524.hatenablog.com 小津映画を一通り観ているので、『原節子の真実』もおもしろく読めました。 bob0524.hatenablog.com 石井妙子の他の著書も読んでみたいと手に取…

見知らぬ人に話しかける

『トーキング・トゥ・ストレンジャーズ(見知らぬ人に話しかける)』というタイトルに惹かれてこの本を読んでみました。コロナでむずかしくなりましたが、旅先で見知らぬ人とちょっとした会話をするのがとても好きなので。 私が想像していた内容とはかなり違…

マイル錬金術とGoToの教訓

登別温泉に行ったのは、JALの「どこかにマイル」で行先が札幌になったから。1泊旅行なので朝一に出発し、翌日は一番遅い時間帯で申込みました。帰りは空席があれば早い便に振り替えることもできます。 羽田発6時25分の便となり、始発電車で羽田へ。 搭乗口…

登別で天国から地獄を臨む

雪が降る前の北海道を堪能したくて、 JALの「どこかにマイル」を札幌、旭川、釧路、女満別の北海道揃いにしてみました。 当たったのは札幌で、登別温泉に一泊旅行。 宿は第一滝本館。決め手はサウナと水風呂。10月から東京都民もGO TOトラベルが使えるように…

伊豆「やすらぎの里」の飢えの記憶

海外旅行は無理でも、感染対策に気を付けた個人の国内旅行なら許される雰囲気になってきたように感じます。 秋の到来で温泉も気持ちいいだろうし、水風呂とサウナのある温泉の情報を集めるようになりました。 東京から近い熱海や伊豆もいいということで思い…

物語を旅し、いつかはメキシコへ

当たり前のように思っていた旅する自由がコロナによって奪われ、改めて旅について考えました。 コンフォート・ゾーンで暮らしていれば楽なのに、人はなぜわざわざ旅に出るのか。 その理由の一つは、物語のためでしょう。豊かな社会になると食べて寝るだけで…

日本の新首相と生存者バイアス

「日本はバナナ共和国」という記事がワシントンポストに出ました。 バナナ共和国とは、中南米の発展途上国の蔑称。政治は私物化され、法律が公正に適用されない国のことです。アメリカには「バナナ・リパブリック」というサファリ風ファッションのアパレルの…

地獄の沙汰はアイデアと人間関係

別府で地獄めぐりのバスに乗ってみました。 別府観光の父と呼ばれる油屋熊八はバス会社を創業し、日本初の女性バスガイドがたいそうな評判となったと聞いたから。 「山は富士、海は瀬戸内、湯は別府」をキャッチフレーズにした油屋熊八は七五調を好み、案内…

ジグソーパズルをはめていく旅

コロナによって世界は一変。それまで当たり前だと思っていたことが不可能に。 生活が脅かされている人には本当に申し訳ないのですが、そろそろ仕事からのリタイアを考えていた身には自粛生活も苦になりません。 しかし、旅が制限されるのはちょっと悲しい。 …

九十九里浜の夜はふけて

2020年は子年。 十二支には三合という関係があります。十二支を円周上にならべて、正三角形になる組み合わせで、西洋占星術ではトライン。正三角形は最も安定した形ということで、吉方位取りに使われます。 子と三合になるのは辰と申。子年の辰月(4月)に…

特別な夏を楽しむ

小池百合子都知事によれば、今年の夏は特別な夏。 夏になれば国内ならまた気軽に旅行できると期待したのですが、なかなかそうなりそうにありません。 東京都民以外はGo Toキャンペーンで旅行が奨励されている一方で、知事によっては県を超える移動の自粛を要…

リヴォン・ヘルムのニューヨーク、私の別府

ザ・バンドの映画が10月に日本公開されると知り、楽しみにしています。 彼らの解散コンサート『ラスト・ワルツ』にリヴォン・ヘルムが「ニューヨークと恋に落ちた」と語るシーンがあります。 初めてニューヨークを訪れた時、まったく相手にされず「おととい…

旅先で考える幸せの形

旅先では、観光スポットを巡るより、地元の人が行く居酒屋や公衆浴場に行くほうが好き。さまざまな人生を垣間見て、考える種をたくさん与えられるから。外出自粛期間は、ドラマや映画を楽しみましたが、本拠地を離れて直に異なる文化に触れるが旅の醍醐味で…

おやつは六花亭、晩酌は薩摩白波

六花の村に行きたかったのは、テレビ東京の「カンブリア宮殿」に六花亭の社長、小田豊氏が出演する回を見たから。 六花亭の本社は帯広。東京出店の誘いは何度もあったけれど、あえて進出せず北海道にとどまりました。東京ではデパートの北海道物産展などの催…

想像力で旅するカナダ・フィンランド

世の中は騒然とし、明日はどうなるかわからない中、こっそり帯広に行ってきました。 帯広では旅行者が嫌がられるということもなく、すべてがゆったりしていました。交通機関もお店も密とは程遠い状況です。 バスとレンタサイクルで六花の森へ。 いつもの年だ…

趣味も旅も新しいスタイルで

でラジオの英語講座を聞いていたら「ホビーという単語は、産業革命前は子供っぽい遊びを指し、あまりいい意味はなかった」という話が耳に入って来ました。 今の英語では、ホビーは技術や知識を必要とする趣味を指します。単なる暇つぶしはパスタイム。「あな…

またたびの誘惑

今年の5月は毎年恒例の島根旅行を楽しむはずでした。地方の人にとっては「東京は日本の武漢」と聞き、大っぴらに国内旅行ができるのはいつになることやらと思ったものです。 国内旅行ではもっぱらJALを利用していましたが、キャンセル不可の安いチケットも…

手に入れるより、捨てるほうが大変だ

『クリミナル・マインド』シーズン10の『地獄めぐり』で紹介された名言が紹介されました。 It doesn't take a lot of strength to hang on. It takes a lot of strength to let go. — J.C. Wattsしがみつくには、そんなに力が要らない。手放すには、強い力が…

心の中で旅する

コロナが収束したとしても、世界は二度と元に戻らないのでは。 その一つが旅。海外はおろか国内旅行もはばかられます。伝染病が蔓延すると、よそ者は徹底的に排除されますから。 2月にNHKラジオの「高校生からはじめる現代英語」では「最も人気のある旅…

活字の旅を楽しむ

世界地図を広げて「次はどこへ行こうか」と空想。お金と時間が許せば行きたいところに行ける。当たり前だと思っていたことが、当たり前じゃなくなりました。 そこで旅の本を読むことにしました。 エリザベス・ギルバートの『食べて、祈って、恋をして』。最…

あと何回、桜を見るだろうか

のどかな光に誘われて、近所の桜の名所に出かけました。満開にはちょっと早かったのですが、花見自粛要請も何のその、公園にはシートを広げて宴会を楽しむグループもいました。 青空に咲き始めたばかりの桜が映えます。途中のコンビニで缶ビールを買って、桜…

どの行列に並ぶか

心が落ち着かない日々が続いています。 先日、赤十字から献血のお願いのメールが来ました。新型コロナウイルスの影響で血液が足りなくなる恐れがあるとのこと。 こういう時こそ不要不急の日々を送っている私の出番です。若者の元気な血液には劣るかもしれま…

不要不急の人生

新型コロナの影響で最もつらいのは、スポーツクラブのスタジオレッスンが休止されたこと。 当初からスポーツクラブは感染源の一つとされていましたが、ズンバのレッスンには中毒性があり、開催されるかぎり参加していました。ズンバはインストラクターによっ…

台湾がうらやましい

広がる一方の新型コロナウイルス。 今年の日本経済はきびしくなると思っていましたが、まさかウイルス騒動でここまで相場が下がるとは。ウイルスで亡くなる方より、経済的苦境で自ら死を選ぶ人のほうが多くなるのでは。 日本語学校で教えた台湾人の学生から…

アクティブ婆の戒め

新型コロナウイルス、どこまで広がるのでしょうか。 健康だけが自慢の私は、ウイルスは恐れていないのですが、自分がスプレッダー(ウイルスをまき散らす人)にならないか不安です。 というのもネットで「アクティブ婆」と呼ばれている千葉県の70代女性の存…

種子島の古いホテルで

思いのほか、種子島の旅は心に残りました。 創業1848年の老舗宿、あらきホテルに宿泊。 ネットの口コミでは「建物が古い」と書かれています。JALの航空券とセットで予約したのですが、2014年オープンの新しいホテルも候補にありました。しかし、そちらの…

島旅の記録

トーベ・ヤンソンは77歳になるまで夏は島暮らしを楽しみました。 無人島に小屋を建て、親友と二人で住み創作に打ち込む日々。生活必需品はすべてボートで運ぶという不便な生活ですが、それが創作意欲を刺激したのでしょう。 10年ほど前にその島を訪れたので…