翡翠輝子の招福日記

フリーランスで女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)を担当し、リタイア生活へ移行中。2023年8月下旬からスペイン巡礼へ。ウラナイ8で活動しています。日本文芸社より『基礎からわかる易の完全独習』刊行。

お金の払い方で運気がわかる

着払いの送料を1万円札で払おうとした客の話を読みました。

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世の中にはお金の払い方に無頓着な人がけっこういるようです。銀行の両替手数料が相次いで値上げされているのですから、少額の支払いでお札を崩そうとするのはなるべく控えたほうがいいのでは。

 

昔、地元のお祭りでなじみの居酒屋の店頭で占いの屋台を出したことがあります。メニューはワンコイン500円の手相。その日の飲み代が出ればいいという気楽な商売だったのですが、困ったのは1万円で支払うお客さん。1000円札で500円のお釣りを出すのは苦になりませんが、9500円を数えるのが面倒でした。表面上はにこやかに対応しつつ、おなかの中では「こんな気が利かない人は金運も悪いだろう、この人、占いたくなかった」と毒を吐いていました。

 

相手の立場や状況を想像できない人は世の中でうまくやっていけないし、想像できても「こっちは客なんだから」とふんぞり返るタイプに人望が集まるとはとても思えません。

 

最近は、キャッシュレス支払いの方がレジを閉める手間が少なくていいという店もあるそうなので、そういう場合はSuicaWAONnanacoで支払うようにしています。

個人店はなるべく現金払いでなるべくお釣りが少ないように払いたいもの。1000円札が少なくなってきたら、銀行の両替機を使ったり、WAONの預入機に入金してお釣りを9000円出したりしています。

お金は一種のエネルギーの交換ですから、できるだけ気持ちよく払いたいもの。お店の人に「大きなお札で支払われてお釣りが足りなくなるかも。迷惑な客」とネガティブな気持ちを抱かせてはいけないのです。

 

スペイン巡礼は質素な旅だったので、大きなお金を使うことはめったにありませんでした。デビットカードを使って現地のATMで現金を引き出すのですが、50ユーロ札で出てくると困りました。

バルのコーヒーやワインは1杯ごとに2ユーロ前後を払うのですが、大きなお札なんかとても出せません。そこで、比較的お高めの巡礼宿、あるいは夕食代と一緒に払える宿はクレジットカードでなく現金で払ってお釣りをもらうようにしていました。支払いが20ユーロを越えれば、50ユーロ札で支払ってもそれほど非常識ではないだろうし。その際も「50ユーロ札で払ってもいいですか?」と聞いて「ありがとう、本当に助かります」とお礼を言うようにしていました。

 

山道を歩き疲れた時に突然現れる個人の露天商。ここではフルーツを1カット1ユーロで売っていました。バナナ1本もメロンの大きな一切れも1ユーロ。昭和の人間はメロンにテンションが上がります。あまりにも嬉しそうに食べていたからか、「スイカも食べてみて!」とおまけしてくれました。これもお釣りが要らないように1ユーロのコインをしっかり用意していたからでしょう。ありがたかったので、おやつ用にバナナも1本1ユーロで買いました。