翡翠輝子の招福日記

フリーランスで女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)を担当し、リタイア生活へ移行中。2023年8月下旬からスペイン巡礼へ。ウラナイ8で活動しています。日本文芸社より『基礎からわかる易の完全独習』刊行。

2015-11-01から1ヶ月間の記事一覧

十二支の冲vs向かい干支

来年は丙申(ひのえさる)年。 四柱推命や算命学なら十干・十二支、九星気学なら二黒土星が中宮となった九星盤で吉凶を占います。占い雑誌の企画などでは、今年のラッキーアイテムやカラーが求められることが多いのですが、万人に向けて「これが幸運をもたら…

2016年は60年に一度の丙申(ひのえさる)の年

年末が近づくと、「来年はどんな年になるか」という原稿の依頼が舞い込みます。 ここ数年、占い雑誌が相次いで休刊したため、極端に忙しくなることは少なくなりましたが、この時期は占いライターにとっては稼ぎ時です。今年は未年で来年は申年。占いなんか興…

易はスーパー・クール

12月が近づくと、そわそわしてきます。組織に属さずフリーランスで働いている私は、年の瀬だからといって特にあわただしいわけではありません。冬至が近づいてくるからです。六つの陰陽を重ねて占う易者は、陰が極まって陽に転じる冬至の日に、易(年筮)を…

「気がひらける」人になりたい

「七人の侍」の話を続けます。 後半の合戦シーンより、前半の七人が集結するプロセスが好きです。 「野武士の略奪から農民を守る」プロジェクトは、名誉にもお金にもなりません。当然ながら「自分の志はもっと高い」と断る浪人もいます。参加するのは、志村…

「七人の侍」と「荒野の七人」

日本語教師養成講座で習った項目の一つに「数詞」があります。 たとえば、ハ行の「杯、匹、本」の前に1、6、8、10がくると、数字の最後が促音となり、pの音が加わって「いっぱい」「ろっぴき」「はっぽん」となります。9はハ行、カ行(個、階…)、サ行…

日本はよみがえるか? Part2

前回、「小国のフィンランドがよみがえるのなら日本だって」と書きましたが、日本とフィンランドではいろいろと違いがあります。まず英語力。フィンランドでは、たいていの人が英語を話します。 http://d.hatena.ne.jp/bob0524/20130221/1361407329 「フィン…

日本はよみがえるか?

私が最初にフィンランドに惹かれたのは、アキ・カウリスマキの映画『浮き雲』です。 夫婦揃って失業し、なかなか仕事がみつからないというストーリーで、おしゃれな北欧とは程遠い、地味で野暮ったい映画です。d.hatena.ne.jp映画の舞台は1990年代前半、ソ連…

「いつも見知らぬ方の親切に頼ってきました」

めったに病気もせず、病院にはなるべく行かずに生きてきたのですが、歯科には歯のクリーニングで定期的に通っています。そして、眼科にも通うようになりました。緑内障です。 リタイアしたら、好きなだけ本を読み、映画を観ようとたくらんでいるのに、目が悪…

「東京物語」と「日の名残り」

クリストファーさんとサリーさんのイイダ夫妻と半日過ごした時、「ロスト・イン・トランスレーション」から映画の話になりました。フィンランド人に、よく「東京物語」について話します。「あなたの国のアキ・カウリスマキは、『東京物語』を観て、映画監督…