翡翠輝子の招福日記

フリーランスで女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)を担当し、リタイア生活へ移行中。2023年8月下旬からスペイン巡礼へ。ウラナイ8で活動しています。日本文芸社より『基礎からわかる易の完全独習』刊行。

2023-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ピレネーを越える

ついにピレネー越えの日を迎えました。 オリソンの山小屋の朝食は7時から。テーブルに大きなボウルがセットされていて、朝からこんなにたくさんスープを飲めないと思ったらカフェオレ用でした。フランスに別れを告げ、国境を越えてスペインに入ります。 朝…

霧の中からYouTuberが現れた!

サンジャンピエドポーからいよいよ出発。 前日、アンジェラたちを出発の門まで見送って予習していたので迷うことはありませんでした。一気にピレネーを越えてロンセンバーリェスまで行くなら午前7時前に出発することが推奨されていますが、私は途中のオリソ…

出会いと別れの巡礼宿

なんとかサンジャンピエドポーにたどり着いたものの、宿に行くための手がかりは手書きの地図のみ。スペイン版SIMを買っているのでフランスでは野良Wi-Fiでしのいでいたのですが、サンジャンピエドポーには使えそうなものがありません。とりあえず巡礼者らし…

巡礼の受難現代版

「こんなに巡礼が大変だとは」と嘆くのは、歩き始めてからだと思っていました。 日本を出るだけでもとんでもないトラブル続き! 前回のJALラウンジをアップしたのち、搭乗口に向かうと、エコノミーが満席のため、プレミアムエコノミーへのアップグレードを告…

成田でロビー・ロバートソンを偲ぶ

出発の日。まず成田からヘルシンキに飛び、パリに向かいます。 夫が休みを取って見送りに来てくれました。成田山新勝寺で旅の無事を祈り、空港近くの空の湯で温泉、サウナ、外気浴を堪能。日本を離れるのが嫌になりました。 直行便だとパリに夜の到着になっ…

心を開き、言葉を交わそう

まだ先のことだと思っていたのですが、来週の今頃はスペインにいるはずです。 スペイン巡礼の体験記で「心を開いて旅をすれば、きっとたくさんのことがあなたの中に入ってくるでしょう」という言葉を見つけました。 歩くのはどこでもできる。あなたの国でも…

使用するかどうか確信が持てないものは荷物に入れない

先日のウラナイ8のMCの甘夏さんから「スペイン巡礼に行くことになったきっかけ」を聞かれました。大切な人を失って、死を受け入れるために歩く人もけっこういます。 『わたしに会うまでの1600キロ』も、そうした話です。 原題は”Wild:From Lost to Found on…

フラットでゆるいつながり

私が参加しているウラナイ8が結成されたのは4年前の8月。先週の金曜日に「4周年記念配信」を行いました。 uranai8.jp 活動の中心である玉紀さんが、ご両親と愛犬トッピーさんの介護で大変な日々を送っているのですが、快く場所を貸してくれて、特別出演と…

生きていくために必要なものはそう多くない。映画『サン・ジャックへの道』

スペイン巡礼の本で強く勧められていたフランス映画『サン・ジャックへの道』。 この映画を観ることができただけで、スペイン巡礼を思い立った価値があったと思うほどのおもしろさでした。 www.youtube.com 「サン・ジャック」は聖ヤコブのフランス語。サン…

絶対に失敗しない計画

スペイン巡礼は最初の1週間だけ予定を立て、パンプローナまでの宿も予約しました。パンプローナからの旅程も作りたくなりましたが未定にしておきます。カミーノ掲示板で「全行程の宿を予約しても、途中で想定外のことが起こればドミノ倒しのように崩れてし…

社会とつながるための仕事

スペイン巡礼を思い立ったのは、長年続けてきた週刊誌の連載の打ち切りを告げられたタイミングでした。巡礼路を歩きながら編集者と打ち合わせて原稿を書き校了までするのはいくらネットがあるといっても無理があります。 行きたくても無理だとあきらめていた…

72歳の挑戦

スペイン巡礼の掲示板に、72歳の女性が「初めて行くのだけど、旅行会社に宿や荷物運搬の手配を頼むか、自分でやるほうがいいか」という質問を書き込みました。 情報も集めているし、トレーニングもしているけれど、一人で全部やるのは不安だと。わかります、…