翡翠輝子の招福日記

フリーランスで女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)を担当し、リタイア生活へ移行中。2023年8月下旬からスペイン巡礼へ。ウラナイ8で活動しています。日本文芸社より『基礎からわかる易の完全独習』刊行。

2015-08-01から1ヶ月間の記事一覧

何のためにレンガを積むか

9月21日の「はじめての方位取り」講座の内容を考えているところです。「今月は東南に行くと運気が上がる」といった吉方取り。じっと引きこもっていては何も変わりませんから、新しい場所に出かけるのは、低迷を脱するきっかけになります。 だけど、「雑誌に…

セレンディピティとウラナイ・トナカイはじめて講座

探していたものとは違うけれど、別のものが手に入り、結果的にそっちのほうがよかった、ということがよくあります。 それがセレンディピティ(serendipity)。この言葉を初めて知ったのは、阿刀田高の短編『スリランカ気質』です。たしか意中の女性にはフラ…

シンクロニシティにも準備は必要

河合隼雄氏の著作で「シンクロニシティ」という言葉を知ったのが、易を学ぶきっかけでした。ライターの仕事では、アラン・コーエン氏のインタビューでシンクロニシティがテーマになりました。思考の力は強力だから、「自分はこうありたい」とイメージするこ…

初筮は告ぐ

占いは、生まれた時で占う命術、偶然性で占う卜術(ぼくじゅつ)、姿形で占う相術の3種類があります、といったことを占い学校で最初に学びます。命術の代表が西洋占星術や四柱推命、卜術がタロットや易、相術が手相や人相です。命術については、前回にも書…

2つの誕生日、2つのチャート

長らく雑誌の占い原稿を書いてきましたが、駆け出しの頃は、不特定多数の読者に向かって運命を予言するなんて大それたことをしていいのか悩んだものです。しかし、こう考えることで少し気が楽になりました。 私が天のお告げの一部を文章としてパソコンに打ち…

占いはおそろしい、占いはおもしろい

先週、阿佐ヶ谷七夕祭りのイベントで、ほぼ2年ぶりに占い鑑定を行いました。鑑定はほぼ10分ほどだったので、筮竹を捌く時間を省略し、イーチン・タロットで易の卦を出してみました。お客さんご自身にカードを選んでもらうスタイルで、どの卦が出るかは、私…

人の恋愛事情はどうでもいい

カウチサーフィンやAirbnbというキーワードで知り合った齋藤慎之介さん。 http://d.hatena.ne.jp/bob0524/20150726/1437873753ニューヨークでの交換留学を終えて帰国した齋藤さんは、日暮里でルームシェアをはじめました。 http://nosumaru.com/?p=6236異性…

平易な言葉で核心を突く

昨日は阿佐ヶ谷七夕祭りの占いイベントの初日でした。 タロットバー・アーサにお越しいただいた方、どうもありがとうございました。 10分という限られた時間なので、筮竹ではなくイーチン・カードを使いました。お客様ご自身が自らの答えを引き寄せていくよ…

ヘンリク君から学んだこと

ヘンリク君が我が家を去って2週間が過ぎました。向田邦子のエッセイに、「同窓会に出席したら、元同級生に子供が生まれた記念に恩師が植えたという樹が見上げるような大木になっていて、自分がこの人生で持てなかったものをまざまざと見せつけられた」とい…