翡翠輝子の招福日記

フリーランスで女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)を担当し、リタイア生活へ移行中。2023年秋、スペイン巡礼(フランス人の道)。ウラナイ8で活動しています。日本文芸社より『基礎からわかる易の完全独習』刊行。おかげさまで四刷になりました。

自分のために書く

仕事をほとんどしていないので暇なのですが、けっこう時間をかけているのが、このブログとウラナイ8の執筆。ブログがだいたい週2回更新で、ウラナイ8は土曜日のデイリーメッセージを担当しています。

www.uranai8.jp

 

35年以上、商業ライターとして文章でお金をもらってきました。締切に追われていた頃は、お金にならない文章を書くなんて考えもしませんでした。占いの記事を書くために占いを学び、その一環として「翡翠輝子」の名前で対面鑑定をやるようになってこのブログを始めました。今となっては、あんなに長い間、自由に書くことをせずにどうやって生きてきたのか不思議です。

 

このブログは広告が出るのが嫌でお金を払ってPro利用にしているので収支はマイナスですが、ブログを通した交流もあるし、ブログを書いていたからこそ出版社から声がかかり易の書籍を出して四刷まで重版がかかりました。

そうしたメリットもありますが、何のために書いているのかというと、自分のためです。

書くことによって思考がまとまります。過去の自分のブログを読み返すと「この時期はこんなことを考えていたんだ」と自分でもびっくりするほど。旅に出ても、時間とともに記憶が薄れていきます。どこに行ったか、何を食べたかよりも、旅先の場所と私がどういう関係を結んだかを記しておきたいのです。

 

読書好きだった母は「年を取ると本を読むのもおっくうになる」と嘆いていましたが、老化によって文章を書くことも負担になるのでしょうか。熱心にブログを書いていたのにインスタグラムやXで短文しか書かなくなってた人もたくさんいます。

 

ガルシア=マルケスのタイプライターは関西万博のコロンビア館にも展示されていたそうですが、ボゴタ国立図書館の展示で見ることができました。

百年の孤独』の構想があったものの、どう書くかに悩んでいた彼は、祖母がケルト民話を語ったように書けばいいとひらめいて書き始めました。彼にとって「語る」のは「書く」と同じ意味。自伝のタイトル『生きて、語り伝える』のように私も生きている限りは書き続けたいものです。