3月に続いて今年2度目の「リフレッシュの森」に来ています。
栃尾又温泉の自在館で食事の大切さを実感したはずですが、秋が深まるにつれて深酒になり、これではだめだと自宅を出ました。断酒を何度も誓うよりも環境を変えたほうがいいのです。前回と同じくマクロビ食でご飯半分を選びました。
お天気に恵まれた秋の山と空の美しいこと! 埼玉といっても群馬との県境に近いので自然が豊かです。
初日はJR本庄駅から送迎バスに乗り、日帰り温泉の白寿の湯で降り、再び迎えに来てもらいました。リピーターだと各種説明をスキップできるので初日から温泉を楽しめるわけです。駅からバスに乗ったのは私を含めて4人。私と同じく白寿の湯で降りた女性がいて、リピーター同士すぐに打ち解けました。
というのも「リフレッシュの森」は人を選ぶ施設です。廃校になった古い小学校を宿泊施設に転用しているので、夜はどことなくホラー感が漂います。お風呂もあるのですが、初回に一度入っただけで次からは送迎してもらえる日帰り温泉で入浴を済ませています。寝る前に入ってもいいのですが、お風呂好きの私ですら入る気になれないようなちょっと不気味な浴室だし、夜中に起きてトイレに行くにはちょっと勇気が要ります。
ほとんどの人は快適に感じるであろう伊豆高原の「やすらぎの里」とは異質。それでも「リフレッシュの森」には自由な雰囲気があり、自分次第で充実した滞在となります。この施設のリピーターになるという人はどこか私と通じるものがあるはずです。
今回知り合った女性は、コンサバな奥様風だったのですが、「リフレッシュの森」がとにかく気に入っているようす。パート勤めと近居の両親、老犬の介護で目の回るような日々。ご主人の協力により、やっと2泊3日の自由時間ができてやって来たとのこと。しかも断食コース。「友達に言ってもほとんど理解されない」と笑います。
「リフレッシュの森」に到着する頃にはすっかり打ち解けて、他の宿泊者たちから友達同士で一緒に来たと思われたぐらいです。
翌日もウォーキングやダンスの講座に一緒に出て、来年の11月にここで再会しようという話になりました。織姫と彦星じゃありませんが、年に一度ここであって一年間の報告をするのです。
彼女の趣味はマラソンで、偶然この時期にランナーが3人揃いました。朝のウォーキング後に一緒に走っているうちに、そちらでも意気投合したようで、ランナーたちも来年11月の再会計画に合流。さらに12月には吉祥寺で忘年会も開くことになりました。
年を取ってからはやみくもに人間関係を広げないつもりでしたが、思いがけず新しい友達ができました。

「リフレッシュの森」のある埼玉県神川町は冬桜で有名。見頃は10月下旬から12月上旬です。
60代半ばになって新しい友達ができるなんて、まさに冬桜。人生を四季にたとえるなら、今の私は晩秋を生きています。
弾むような思いを胸に帰宅したら、区役所の健康保険課から封書が届いていました。開封すると介護保険証が! 今月65歳の誕生日を迎える人に送っているそうです。まさに浦島太郎の玉手箱。介護を受ける自分を想像して一気に老けてしまいました。