翡翠輝子の招福日記

フリーランスで女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)を担当し、リタイア生活へ移行中。2023年8月下旬からスペイン巡礼へ。ウラナイ8で活動しています。日本文芸社より『基礎からわかる易の完全独習』刊行。

2012-01-01から1年間の記事一覧

カウチサーフィンは現実の人づきあいの縮図

今日は渋谷でイギリス人青年とランチです。カウチサーフィンで連絡が来たのです。 12月30日に来日して、外国人向けJRパスで日本を回るという彼に「帰省ラッシュで大変だよ」とアドバイスしました。 「間違った時期に計画を立ててしまったようだ」と落ち込…

地球の反対側でレニングラード・カウボーイズを語る

カウチサーフィンで知り合ったイギリス人紳士と剣道の試合を見に行ったり、シンガポールの才媛に現地を案内してもらいました。d.hatena.ne.jpd.hatena.ne.jp私が最も会いたいのはフィンランド人。でもコンタクトを取ってくるのは、アメリカ人、オーストラリ…

露天風呂で聞く開運の秘訣

この12月は、辰年の子の月ですから、申子辰(さるねたつ)の三合になる申の方位に吉方取りに行ってきました。目的地は、湯河原の温泉。 住んでいる区の保養施設になっているので、近所から直行バスが出ていてとても便利です。今、温泉宿はどこも経営が大変な…

フィンランドの教育法は「易」に通じる

NHKの「地球イチバン」という番組でフィンランドの小学校の教育法が紹介されました。私がフィンランドに興味を持ったきっかけは、カウリスマキ監督の映画ですが、お洒落な北欧雑貨好きの女子だけでなく、教育関係者からも、フィンランドは熱いまなざしを…

「この道には心があるか?」

易経から2012年のアセンションを導き出したテレンス・マッケナは1946年生まれ。 マッケナより約20歳ほど年長のカルロス・カスタネダも、マッケナと同じぐらい、ぶっ飛んだ人です。 マッケナはバークレーですが、カスタネダはUCLAで人類学を学びました。2…

アセンションまであと1週間?

今年の冬至(12月21日)まで、あと少し。易者にとって冬至は一年で最も重要な日ですが、2012年の冬至はスピ系にとっては特別な意味を持っています。いわゆる「アセンション」。2009年頃から、アセンション関連の本の執筆依頼が続々と舞い込んできました。 と…

「ハーバードの人生を変える授業」で考える占いの効用

サンデル教授の「ハーバード白熱教室」以来、アメリカの大学の授業本がブームです。日本語でアメリカの大学の授業が読めるのはありがたいことです。 タル・ベン・シャハー「ハーバードの人生を変える授業」を読んでみました。ハーバードの人生を変える授業作…

安岡正篤による「癸」と「巳」の解釈

巡り来る年の六十干支を考えるとき、参考になるのが安岡正篤(やすおか・まさひろ)の著書です。 安岡氏は、昭和20年の玉音放送の原稿の完成や元号「平成」の発案者といわれていますが、占い業界では、細木数子とのエピソードが有名です。バーのママだった細…

2013年は60年に一度の癸巳(みずのとみ)

年末が近づくと、来年はどんな一年になるか、編集者からよく聞かれます。2013年は巳年です。 東洋の占術では、十干(甲乙丙丁…)と十二支を組み合わせるので、2013年は癸巳(みずのとみ)の年となります。 10と12の最小公倍数は60なので、干支の組み合わせは…

ドラゴンは天に、牝馬は地に

ユングが易と出会ったのは1920年頃とされています。 ドイツの中国学者リヒアルト・ヴィルヘルムと出会い、1922年にはチューリッヒの心理学クラブで易について講演してもらっています。 (定方昭夫「易」心理学入門 柏樹社)易経は、1924年にヴィルヘルムによ…

西洋人が易(えき)を小説に書くと

易(えき)というと、極めて東洋的なイメージがあります。 しかし、スイスの心理学者のユングが易を研究し、シンクロニシティ(共時性)と関連付けたことで、精神世界に興味を抱く西洋人に一気に広まりました。アメリカ人のスピリチュアリストでベストセラー…

今年の冬至は12月21日20時12分

あと1ヶ月で冬至です。易者にとっては、一年で最も重要な日。 陰の中に陽が生じる冬至は、「一陽来復」すなわち地雷復の卦で示されます。陰が五爻並び、一番下に陽が一爻。この陽がどんどん伸びてくるのです。 夏至から冬至までは、陽が少しずつ衰えていく…

フィンランド語を学ぶ絶望と希望

フィンランド語を学び始めて3ヶ月目。私が通っているスオミ教会では、1時から初級クラス、2時から入門クラスがあります。私は2時からのクラスに出ているのですが、初級クラスの人達もそのまま残り、入門クラスに参加しています。 私も来年もう一度、入門…

縁のある場所、縁のある人

島根の旅で、縁のある場所には、自然な流れで導かれると実感しました。島根に導かれたといえば、まず思い浮かべるのは、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)。 松江、熊本、神戸、東京と居を構えましたが、最も縁が深かったのは松江でしょう。伴侶であり日本の…

秘湯・小屋原温泉に導かれて

島根2泊3日の旅に行ってきました。島根には友人の占い師、優春翠の実家があり、「一度遊びに来て」と誘われていたので、お邪魔することにしたのです。 出雲の神有月は10月ですが、11月になると空気が澄み、とてもさわやかになるそうです。 それに私は温泉…

ミス・マープルのような占い師

高校生の頃、夢中になってアガサ・クリスティーを読みました。 ミステリーの謎解きよりも、クリスティーの描くイギリス的な世界にあこがれていたのです。 だからベルギー人のポアロよりミス・マープルのシリーズが好きでした。 ロンドン郊外にあるセント・メ…

アファーメーションとしての吉方取り part1

九星気学を学ぶ前は、吉方取りに否定的でした。どこかの方位に行ったからといって、運気が上がるようなことがあるのか。 そんなエネルギーがあるなら、自分磨きをするとか、資格取得のために勉強するほうが恋愛運や金運は上がるのではないか。 占いによって…

面接で、ソーシャルメディアのパスワードを聞かれたら

NHKラジオ実践ビジネス英語、先週までのテーマは、「ソーシャルメディア・ガイドライン」。 主人公の梅村聖四が、社内セミナーを含めてソーシャルメディアの研修への誘いをいくつも受けているという話から始まります。2週間に一度、杉田先生とアシスタン…

「ツイッターをやらない」という選択

占い師も集客のため、ソーシャルメディアを活用したほうがいいと言われます。 私もこのブログを昨年2011年の7月に始め(ホームページは2010年に開設しました)たわけですが、ツイッターは手を出していないし、フェイスブックは実名が原則なので翡翠輝子では…

フランス人の東洋占術

占いライターとしては、年に一度の稼ぎ時。 「2013年の運勢原稿」を受注する時期がやってきました。東洋占術を学び始めて、まず夢中になったのが四柱推命。 そこから周易、断易、風水、奇門遁甲へと進み、手相と人相、個人的に好きだったタロットも体系的に…

アイデアとは、組み合わせ

NHKラジオ実践ビジネス英語では、毎回、番組の終わりに杉田敏先生が、Quote Unquoteのコーナーで英語の名言を紹介します。10月17日水曜日は、第3代アメリカ合衆国大統領のトーマス・ジェファーソンの名言。Never fear the want of business. A man who q…

バスを待つ時間を楽しもう

人生には待つしかないこともあります。 手に入れようとする努力も大切ですが、時間が必要な場合があるからです。女性の場合、結婚を待つのは大きなテーマです。 占い鑑定の場で、「煮え切らない彼と、いつ結婚できるでしょうか」「事情があって今は結婚でき…

ムーミン谷の陰と陽

フィンランド語を習い始めたなら、「ムーミンを原書で読む」を目標にしたいところですが、残念ながらそれは不可能です。 作者のトーベ・ヤンソンはフィンランド人ですが、スウェーデン語系なので、ムーミンシリーズをスウェーデン語で執筆しました。 スウェ…

最強の開運術

占いの原稿書きで、ラッキーカラーやラッキーグッズを付け加えることがよくあります。 東洋占術はあらゆるものが陰陽五行で表現されるので、干支暦や九星盤をチェックすれば、その時期に幸運をもたらす色やアイテムが導き出されるのです。木火土金水の五行の…

フィンランド語は魔法の言葉

中野・スオミ教会のフィンランド語入門講座、2カ月目の10月を迎えました。「この猫は小さいけれど、あの猫は大きい」 「あれはどんな猫ですか?」「白い猫です」 猫を使って基礎的な構文を練習しながら、とても不思議な気持ちになりました。 というのも、私…

非バトル系の人間力

火曜日の夜、阿佐ヶ谷ロフトAで、「ニートの歩き方」のphaさんと「ナリワイをつくる」の伊藤洋志さんの出版記念イベントが開かれました。 テーマは「戦わない生き方」です。二人の本はとてもおもしろかったので、トークショーにも期待して出かけました。 d.…

アイルランドの日本庭園を巡る長い物語

フリーランスとして働き始める前に3ヶ月間の休暇を取り、アイルランドを旅しました。今から20年以上も前のことです。そのときに訪れたのが、キルデアです。 ダブリンからバスで40分ほど。初心者向けの乗馬学校があると聞いて行ってみました。アイリッシュダ…

ライター、占い師、そして新しいナリワイ

伊藤洋志氏の「ナリワイをつくる 人生を盗まれない働き方」(東京書籍)、一気に読了。ナリワイをつくる:人生を盗まれない働き方作者:伊藤 洋志東京書籍Amazon斜陽産業である出版業界のライターとして働く私にとっては、共感できる部分がたくさんありました…

誤訳にだって意味がある

アキ・カウリスマキ監督の「愛しのタチアナ」には、マッティ・ペロンパーとレニングラード・カウボーイズ(現在は脱退)のマト・ヴァルトネンが主演。仕立て屋のヴァルトと自動車整備工のレイノ、男二人のロードムービーですが、エストニアとロシア出身の女…

長い人生を退屈しないで生きるには

運勢に「アイドル運」とか「追っかけ運」というものがあるのなら、このジャンルでは天に見放されていると思っていました。韓流とかジャニーズ、AKB48。 世間にどう思われようと、夢中になる対象がある人は、退屈することなんてないでしょう。 そんな暇が…