翡翠輝子の招福日記

フリーランスで女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)を担当し、リタイア生活へ移行中。2023年8月下旬からスペイン巡礼へ。ウラナイ8で活動しています。日本文芸社より『基礎からわかる易の完全独習』刊行。

2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧

食欲は幻想

伊豆高原のやすらぎの里から俗世に戻りました。 健康的なライフスタイルを身に付けるはずだったのですが、誘惑が多く元の木阿弥になりつつあります。 やすらぎの里の大沢代表は「日常生活でエクササイズの習慣があるのなら、ここではのんびり過ごしてくださ…

海を眺めながら読むガルシア=マルケス『生きて、語り伝える』

四月中旬、伊豆やすらぎの里の1週間滞在はお天気に恵まれ、連日快晴。 この旅は「海を一望するテラスで本を読みたい」という一念から実現したものです。 その本はガルシア=マルケスの自伝『生きて、語り伝える』。 帯の文からしてそそられます。 「何を記…

限られた人生だから、可能な夢は叶えていく

昨年11月に続いて、また伊豆高原のやすらぎの里に来ています。断食がメインの施設ですが、今回も養生食(1日1000カロリー)のコースです。 前回、養生館を選んだのはサウナと水風呂があるから。赤沢温泉海の見えるサウナにも歩いて行けます。しかし、本館を…

この世はすべてレンタルスペース

エリザベス女王を支えてきたフィリップ殿下が99歳で死去。1947年の結婚当時は、イギリス生まれではなくギリシャの王族で、姉たちはナチス関係者と結婚していたため、かなりの反対の声があったそうです。王族、皇族の結婚に国民が口をはさみたくなるのはどの…

どうせ買うなら使用頻度の高い物を

映画『ノマドランド』の影響で、所有物はできるだけ少なくしようと思いました。 しかし、定住生活では、あれこれ必需品を買わないわけにはいきません。 以前、風水の大家に取材した時、「数年に一度しか出番のないよそ行きの服やバッグ、宝石を買うより毎日…

ラベンダーの香りとキサー・ゴータミー

父の四十九日法要のために神戸の実家に行くと、仏壇の前の大量の枯れた花が放置されていました。 母が亡くなった時は、兄の奥さんができた人で「遺骨を一人ぼっちにするのが忍びない」と四十九日まで自宅で供養してくれました。 父の時は、兄が実家にちょく…

喪失と再生の映画『ノマドランド』

先月亡くなった父の四十九日法要と納骨を済ませました。 こうした儀式は死者のためというより生者のためのものなのかもしれません。時間を区切って、段階的に死を受け入れていくのです。 納骨の日は前日の雨が上がり、ほっとしました。お寺や仏具屋さんの手…

水風呂と神の臨在

久しぶりに吉祥寺のスペインレストランに出かけました。 シェフは私と同い年で関西出身。雑誌の取材に行ったのがきっかけで、誕生日や記念日など改まった食事を楽しみたい時はこの店へ行くようになり、もう30年近くになります。 コロナで外食を楽しむのがは…