終活
旅に出て東京を離れることが多いのですが、月曜日はヒップホップのクラスがあるので自宅にいるようにしています。数週間かけて練習して一曲を完成させるので、休むわけにはいかないのです。 bob0524.hatenablog.com 2022年の夏に始めて、3年目となりました…
阿佐ヶ谷七夕まつりの占いイベント、開催中です。 uranai8.jp 夕方6時から9時までお客様をお迎えしたり、ドリンクやフードの注文をまとめる係をしています。 本業のライター業は原稿をメールで送ることが多く、人に頭を下げることはめったにありませんでし…
毎年恒例の阿佐ヶ谷七夕まつりが始まりました。 地元民にとっては、商店街がどっと混んで日常の買物もできなくなる不便もありますが、夏の終わりを告げる季節の風物詩です。 暑い日が続いていますが、8月7日の立秋で暦の上では秋の到来。東洋占術の講座では…
組織に属さずフリーランスで30年以上働き、子供を持たなかったので、加齢の感覚が世間とずれています。斜陽の雑誌業界には若いライターが参入してこないのか、引退を申し出ても後任が見つからないという理由で続いている仕事もあり、高齢者の自覚がなかなか…
田舎の女子高校生だった私に広い世界を垣間見せてくれたのが、ボブ・ディランとザ・バンド。無味乾燥な教科書の英語には興味が持てませんでしたが、彼らの曲の意味が知りたくて英語を学びました。 ボブ・ディランは元気そうですが、ザ・バンドの5人のメンバ…
NHKのクローズアップ現代。女性たちが地方を出て、消滅の危機に瀕している自治体が全国744もあると報じられています。 www.nhk.or.jp ブログ仲間の貯め代さんによると、地元の町内会では時代錯誤のおじいさんたちが牛耳っていて、地方在住の本音として「もう…
昨年の七週間にわたるスペイン巡礼では、ゆっくりしたペースだったこともあり、身体面での問題は起こりませんでした。 今年はサリアから五日間だけということで、すっかり慢心していました。三日目の終盤でひどく疲れてやっとのことで宿に到着。夫とは歩くス…
60代を迎えるまで、仕事に追われる日々を送ってきました。 次から次へと締切に追われ、ネットが普及する前の戦場のような締切直前の編集部でなんとか生き残りました。家事はとにかく手抜き。丁寧な暮らしにあこがれながらも「今は無理」と自分に言い聞かせて…
次はどこにワーケーションに行こうかとOtellのサイトを見ていると、伊東に移住を考えている人には補助金が出るとありました。 otell.jp 先月訪れた島根の温泉津(ゆのつ)は地域が一丸となって移住者を歓迎しているようす。若い人による個性的な店があちこち…
昨年のスペイン巡礼中も折に触れて読んでいたのが小池龍之介の『もう、怒らない』。 巡礼の日々、できるだけ感覚を研ぎ澄ませて歩きたいと思い「今この瞬間」に集中する方法を参考にしました。 歩いているときに、「今、右足が地面を離れた。今、右足が前へ…
毎年、お正月休暇が終わったタイミングで旅に出ます。旅行代金がぐっと下がるから。 しかもJALの「どこかにマイル」を利用するので交通費も空港往復のみです。 九州か沖縄に行きたかったけれど、雪の露天風呂も悪くないかと思い「帯広・札幌・鹿児島・那覇」…
お正月が来たというだけで自然におめでたい気分になれるのは子供の頃だけ。大人になるとまた年を重ねたと感じます。そして高齢期にさしかかると「門松は冥途の旅の一里塚」。一休の言う通り、門松は新年のお祝いではなく、命が尽きて冥土に近づく一里塚のよ…
近所の映画館で、クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル(CCR)を観ました。1970年のロイヤル・アルバート・ホールのコンサート映像が50年ぶりに発掘され、映画化されたのです。 そしてメンバー全員が生まれも育ちもカリフォルニアで、南部に一度も行…
日本人男性の自殺率は失業率と相関しているけれど、ヨーロッパではまったく連動していないという記事を読みました。 スペイン巡礼中にバルに立ち寄ると、昼間からゆっくりコーヒーやワイン、ビールを楽しんでいる中高年の男性たちをよく見かけました。失業中…
台北で再開したカミーノ・フレンドの二人は日本が大好きで何度も来日していますが、「旅行ならいいけれど、日本で暮らすのはとても無理」と口をそろえて言います。理由は、人に迷惑をかけるのを避けるための暗黙のルールが多すぎるから。見るからに外国人と…
長かったスペイン巡礼も終わり帰途につき、ヒースロー空港のラウンジにいます。ここまで来たら後はJALの羽田行きに乗るだけです。 今回の巡礼で得たものは何だったのか、まとめることはまだできませんが、カミーノで出会った人々から思いがけなく深い言葉を…
スペイン巡礼を思い立ったのは、長年続けてきた週刊誌の連載の打ち切りを告げられたタイミングでした。巡礼路を歩きながら編集者と打ち合わせて原稿を書き校了までするのはいくらネットがあるといっても無理があります。 行きたくても無理だとあきらめていた…
来月の下旬に出発するスペイン巡礼、最初の1週間の宿を予約しました。 到着地のパリは都会だからしかたがありませんが、巡礼路の始まりであるサン・ジャン・ピエ・ド・ポーでは、天気のようすを見てピレネーを越えようと考えていました。しかし、カミーノ友…
スペインに行くのはまだまだ先のことだと思っていましたが、もう来月に迫っています。 カミーノ友の会の相談会でのアドバイスにしたがい、最初の数日間の宿を予約しました。 パリから巡礼の起点であるサン・ジャン・ピエ・ド・ポーへはフランス鉄道で向かう…
30年以上続けてきたビジネス翻訳から引退することになりました。 8月下旬からスペインを7週間歩くので、月刊誌の連載はとても無理。早めに編集者に申し出たところ「まとめてデータを送るから出発前に2か月分を」と提案されました。ありがたいことですが、…
先月亡くなった上岡龍太郎さん。関東の人にはなじみが薄いかもしれませんが、関西人にとってはこれでまた一つの時代が終わったように感じます。 隠居について語ったインタビューが、これからの老後を迎えるにあたりとても参考になりました。 dot.asahi.com …
自宅からもっとも近い都市銀行をメインバンクにしているのですが、ここ数年、改悪ばかりです。 ATMの数を減らして、窓口から分離して行き来できないようになりました。窓口は予約が推奨されています。銀行に利益をもたらさない少額預金者は相手にしていない…
東洋占術では六十干支が一巡りする60日、60カ月、60年が節目。なかでも、生まれたときの六十干支に戻る還暦は、もう一度生まれ変わって赤ちゃんに戻るという意味で、赤いちゃんちゃんこを着るのです。 60歳を超えたら、残りの人生はおまけのようなもの。仕事…
JALの機内誌SKYWARD、浅田次郎の連載で二回にわたって棄老伝説が取り上げられています。 「姥捨て」と呼ばれる慣習は全国のどこにでもあり、深澤七郎は『楢山節考』でその年齢を数え70歳にしていますが、それは小説に今日性を持たせるための設定。本当は60歳…
月曜の夜は、毎週ヒップホップのレッスンに出ています。レッスンが始まる前のスタジオで、先生が好きな音楽をかけてクラスで教えてくれるより段違いに複雑なステップで踊っているのを見て、「へたくそな初心者に教えるより自由に踊りたいのだろうな」と気の…
仕事からは引退するはずだったのに、なんだかんだと編集者から連絡があり、あわただしい日々が続きましたが、ようやく一段落しました。会社勤めとちがって、フリーランスには、はっきりとした引退はないのでしょう。 学校を卒業して働き始めてから、ずっと「…
宮古島で海宝館の次に向かったのが多良川酒造。泡盛の蔵元です。 単なる酒好きですが、背景を知ればもっとおいしく感じるので、酒蔵の見学が大好きです。 これまで訪れた酒蔵では、製造工程を見学することが多かったのですが、多良川酒造ではDVDで説明。見学…
3月のお彼岸、熊野古道への旅を思い立ちました。 羽田から南紀白浜空港に飛び、JRで紀州田辺へ。ビジネスホテルに泊まってもいいのですが、出発点の滝尻王子まではバスに乗ります。ちなみに熊野古道での王子は、参詣者の守護を祈願するための神社の名称で、…
人間は一人で生きていくことはできないし、一人で死ぬこともできない。そんなことを痛感させられたのが村井理子『兄の終い』。 両親はすでに亡く唯一の肉親は兄。 もう何年も会っておらず絶縁状態だったところに、警察から電話がかかります。兄が自宅で死ん…
お母様を介護されているチャーコさんのブログ。親の介護時代を思い出しながら読んでいます。 harienikki.hatenablog.com ついにお母様が特別養護老人ホームに入所されることになり、お母様が大好きだった綺麗な紙をファイルにして持たせてあげたそうです。眺…