翡翠輝子の招福日記

フリーランスで女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)を担当し、リタイア生活へ移行中。2023年秋、スペイン巡礼(フランス人の道)。ウラナイ8で活動しています。日本文芸社より『基礎からわかる易の完全独習』刊行。おかげさまで重版になりました。

根無し草のように生きる

次はどこにワーケーションに行こうかとOtellのサイトを見ていると、伊東に移住を考えている人には補助金が出るとありました。

otell.jp

先月訪れた島根の温泉津(ゆのつ)は地域が一丸となって移住者を歓迎しているようす。若い人による個性的な店があちこちにできていました。

そんな人「ほぼ毎年、島根を訪れている」と話すと、「それならいっそのこと移住してみては?」と声がかかりました。

 

bob0524.hatenablog.com

 

石垣島のウォーキングツアーでお世話になった「ゆんたくガーデン」も移住を推進している一般社団法人でした。案内してくださったからも東京出身でした。

ツアーの終わりに「今夜、移住説明会がありますよ」と誘われました。一人で気ままな暮らすような旅をしていると、移住希望者に見えるのかもしれません。

 

 

日本の人口が急激に減少していくなか、自治体間で移住者の取り合いが起こっているようです。このままのペースだと消滅する市町村も出てくるでしょう。「先祖から受け継いだ土地を子孫に残していく」という従来の価値観は行き詰り、資産価値が低く売却できず、所有しているだけで負担が生じる「負動産」だらけとなるのでしょうか。

 

もっと若かったら移住を考えたかもしれませんが、高齢になってからの移住は地域に貢献するどころか負担をかけるばかりです。それに車の運転ができないと地方暮らしは厳しそう。

東京の住まいを引き払う予定はありませんが、マンションのローンを完済したからといってあの世に持っていけるものではありません。とりあえず生きている間だけの仮の宿。自由に動ける体力があるうちは、根無し草のようにあちこちを旅して暮らすつもりです。

いつまでも都会に暮らしたいと願っても、加齢により自立した生活ができなくなれば、むずかしくなるかもしれません。持ち物を減らし、フットワークを軽くしてどこでもふらっと移れるようにしておくのが理想です。