翡翠輝子の招福日記

フリーランスで女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)を担当し、リタイア生活へ移行中。2023年8月下旬からスペイン巡礼へ。ウラナイ8で活動しています。日本文芸社より『基礎からわかる易の完全独習』刊行。

2012-03-01から1ヶ月間の記事一覧

点と点がつながり、占い師になった私

先日、横浜中華街のお店に、大学の同窓生が鑑定に来てくださいました。私は大学で心理学を専攻したのですが、同じ学部に心理学のゼミが3つあり、統計学や実験演習は3つのゼミ生が合同で受講します。私は田中国夫先生のゼミでしたが、お店に来てくださった…

典座教訓(てんぞきょうくん)、赴粥飯法(ふしゅくはんぽう)

小池龍之介「平常心のレッスン」(朝日新書)では、食べることが瞑想修行につながると説いています。タニタ食堂では、食事時間の目安を20分としていますが、小池氏が主催する「食べるレッスン」では、数口で食べてしまうようなケーキを、一口ずつ徹底的に咀…

りんごを食べる鈴木大拙

「靴の脱ぎ方でその人の意識のレベルがわかる」という話は、アランの「深呼吸の時間」(宝島社)にも掲載されています。靴の話に続いて紹介されるのが、鈴木大拙のエピソード。 「一杯のお茶を正しく振る舞うことができれば、何事も正しくできる」。 つまり…

玄関の風水は、靴をそろえることから

開運のための掃除では、トイレ掃除が真っ先に取り上げられることが多いのですが、風水で最も重視される場所は玄関です。戦乱時代の中国では、敷地内への入り口は一箇所に限定していました。いつ外敵が襲ってくるかわからないからです。 そして、入り口をどの…

あきらめるタイミング

最近、マンガ雑誌『モーニング』(講談社)編集長の島田英二郎氏のツイートが大きな反響を巻き起こしました。 およそ「あきらめなければ夢は必ずかなう」ほど悪質な言説はないと思う。こういうコトバが幅をきかすと夢を途中であきらめる若者は「夢がかなわな…

習慣の力で開運する

3月上旬も過ぎ、新年に立てた誓いや目標をすでにギブアップという方もいるでしょう。たとえば「ダイエット」という目標。 よほど意志の強い人でない限り、ご馳走を目の前にすると、「今日だけはいいか」と食べてしまいます。シーナ・アイエンガー教授の「選…

占い師は下から三番目の仕事

占い師の呼称は「先生」ですから、占いの勉強もろくすっぽしたことがなく、口からでまかせをしゃべっているだけの占い師であっても、鑑定の場に立てば「○○先生」と呼ばれます。「先生と呼ばれるほどの馬鹿でなし」という川柳もありますが、占い業界の慣習で…

占い師に力を明け渡してはいけない

連日、メディアを騒がせている中島知子の洗脳騒動。占い業界関係者としては、営業妨害をされているようなものですから、収束してもらわないと困ります。2010年にアラン・コーエンの日本向け初の語りおろし本「魂の声に気づいたら、もう人生に迷わない」(徳…

命式を旅する―裏磐梯エコナイトファンタジー

四柱推命では、生年月日から立てた命式を陰陽五行に基づき、風景画として見る手法があります。たとえば私は、冬の山です。火と水に囲まれているので、火山とも取れるし、水を海に見立てれば火山島になります。アラン・コーエンのセミナーでマウイ島へ行って…