翡翠輝子の招福日記

フリーランスで女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)を担当し、リタイア生活へ移行中。2023年8月下旬からスペイン巡礼へ。ウラナイ8で活動しています。日本文芸社より『基礎からわかる易の完全独習』刊行。

占い師に力を明け渡してはいけない

連日、メディアを騒がせている中島知子の洗脳騒動。

占い業界関係者としては、営業妨害をされているようなものですから、収束してもらわないと困ります。

2010年にアラン・コーエンの日本向け初の語りおろし本「魂の声に気づいたら、もう人生に迷わない」(徳間書店)の日本語原稿の執筆を担当しました。

その中で、占い師や霊能者とのつきあい方を説く「占い師や霊能者に力を明け渡してはいけない」というページがあります。

占い自体には良し悪しはなく、要は使い方です。
占いで前向きになれるのなら、それはとても良い活用法です。
「水星が逆行しているからコミュニケーションがうまくいかない」「彼は獅子座だから私と相性が悪い」といったように、占いで自分を制限するのは、良い使い方ではありません。
誤解しないでください、占いは基本的にはとてもいいものです。内なる叡智に触れ、あなたが本来持っている強さを引き出すこともあるでしょう。
ただし、占いなしには生きていけないというのは、自分で考える力を放棄していることなのです。占い師に相談しなくても、直感から多くのメッセージを受け取ることができるのです。

理想的な占いとは、自分の真実に目覚めるきっかけを与える占い師です。占い師の助言を聞いて力が湧いてきたり、良い提案だと納得できるのなら、それは良い占いです。
占い師に「こうしなさい」とアドバイスされても、直感的にやりたくないと感じたなら、従う必要はないのです。良い占い師なら、あなたが本来持っている強さを引き出し、自分で答えを見つけるように導いてくれるはずです。だから、占い師に依存させて言いなりにしようとはしません。
占い師と波長が合うかどうかもチェックしてください。そもそも裏に足とあなたが合わないのなら、そのアドバイスにしたがって良い結果が出るはずがありません。

占い師として信頼を寄せてもらうのはとてもうれしいことですが、お客さんを依存させてはいけません。

もう一つの職業、ライターとしてアランの本を担当できたことは、とても幸運なことでした。