サンデル教授の「ハーバード白熱教室」以来、アメリカの大学の授業本がブームです。
日本語でアメリカの大学の授業が読めるのはありがたいことです。
タル・ベン・シャハー「ハーバードの人生を変える授業」を読んでみました。
- 作者: タル・ベン・シャハー,成瀬まゆみ
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2010/11/18
- メディア: ハードカバー
- 購入: 16人 クリック: 404回
- この商品を含むブログ (56件) を見る
「私がこの授業を受け持っているのは、自分がこの大学の学部生だった時に、こんな授業があったらよかったのにと思うからなのです」
この言葉を目にして、読んでみようと思いました。
ライターとして私が一貫して心がけていることは「私が読者だったら、読みたいと思う原稿を書くこと」です。
駆け出しの頃は、興味のないジャンルの原稿を編集者から依頼され、断りきれずに引き受けたものの、まったく楽しくないし、執筆スピードも遅くなり、さんざんな思いをしたことがよくあったからです。
ポジティブ心理学は、「人生に起こることはすべてハッピー」というポジティブシンキングとは違います。
悲観的にも楽観的にも傾かない視点を身につける方法です。うまくいかないことが続けば、よほどおめでたい人でない限り、悲観的に傾きがちなので、そのゆがみを是正するのです。
20章「いいところを探す」
幸福というものは人生における客観的な出来事で決まるのではなく、出来事をどのように解釈するかという主観的な心の働きによって決まるものだからです。
同じ出来事であるにもかかわらず、解釈によって意味が変わってくるのです。
たとえば、恋人と喧嘩をして、仕事で得意先を失った。
この二つは別個の出来事なのに、「今は運が悪い」と決め付けて、すべての出来事を悪いほうに解釈して、さらに悪い事態を引き寄せてしまうことがあります。
占いを使えば、違った視点から人生を俯瞰することができます。
悲観主義に傾いて自己嫌悪や自己憐憫に陥っているとき、ニュートラルな立場に戻ることは大切です。
未来を予測するだけでなく、すでに起こってしまったことの解釈を変えるために、占いを活用してみてはどうでしょうか。