翡翠輝子の招福日記

フリーランスで女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)を担当し、リタイア生活へ移行中。2023年8月下旬からスペイン巡礼へ。ウラナイ8で活動しています。日本文芸社より『基礎からわかる易の完全独習』刊行。

100歳まで若く

ウラナイ8の配信イベント「開運虎の巻」では、運を単体で上げようとせずに循環させようという話をし、リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット著『ライフシフト 100年時代の人生戦略』が私に及ぼした影響を思い出しました。

終活を進める一方で「想定外に長生きしたらどうしよう」という恐れも抱いています。超高齢化社会では、長寿はおめでたいことではなくリスクです。

ライフシフト』は100歳まで生きることを前提とした人生設計が描かれています。超高齢化社会トップランナーである日本に関する記述も多く、「日本では100歳のお祝いに銀杯を贈っていたが、人数が増えて予算が足りなくなり2016年には純銀製から銀メッキに変更した」と書かれています。国連の予測では、2060年には日本の人口は8700人となり、その40%が65歳以上!

 

インフレに負けない額のお金さえあれば、長い老後を生き抜くこともできますが、かなりわびしい日々となります。

「80歳のときに一生の友人を『購入』することはできない。というより、友情とは、何歳であっても金で買えるものではないのだ」とあります。

そう、人間関係という無形資産を増やすのは金融資産の運用以上にむずかしい。

 

そこで思い出すのがウラナイ8結成のいきさつ。

超多忙だった日本語教師の職を辞したタイミングで、玉紀さんから声をかけてもらいました。

uranai8.jp

腹黒く計算高い私は、占いを通じた人間関係を構築できれば、長い老後に向けての無形資産となるという胸算用をしていたのです。目論見の通り、先日の配信を始めウラナイ8のおかげでさまざまなイベントが実現しています。

ライフシフト』では自分の職を生み出すインディペンデント・プロデューサー、さまざまな仕事を並行しておこなうポートフォリオ・ワーカーといった働き方が紹介されています。

玉紀さんはまさにインディペンデント・プロデューサー。「ソロ活占い師」という旗を掲げ、さまざまな活動をプロデュースしています。

solo-uranai.stores.jp

私はポートフォリオ・ワーカー。雑誌ライターの仕事は全盛期と比べると縮小し、ここぞという時に売買する相場師の仕事がメインの収入源に。そしてウラナイ8経由の仕事がいい刺激になっています。

 

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別府には温泉と芝居が楽しめるヤングセンターという施設があったのですが、残念ながら閉館。新しいヤングセンターの再開が待たれます。

 

ボブ・ディランは『いつまでも若く』と歌いましたが、精神的若さを保つには工夫が必要です。


www.youtube.com

ライフシフト』によると、高齢化が進むと年齢とステージが一致する時代が終わりをつげ、若者の特権とされていた性質を生涯続けて保てるようになります。年下の上司やシニアの新人も当たり前で、さまざまな世代が混ざり合います。高田純次は「説教、自慢話、思い出話の3つを抑えろ」と言ってますが、自分より若い世代と自然に混じるための極意です。