翡翠輝子の招福日記

本業は女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)、ビジネス記事翻訳ですが、そろそろリタイア状態へ移行中。JALの「どこかにマイル」で日本各地に出没。ウラナイ8で活動しています。

2023年は60年に一度の癸卯(みずのとう)の年

気がつけば今年も残り少なくなってきました。

 

東洋占術では年の切替わりは立春です。世間の「明けましておめでとうございます」とは1カ月ほどずれるのですが、占いは先を読むもの。新年を迎えるムードが高まっている今、2023年を予測してみるのも悪くありません。雑誌用の記事(九星気学)は、とっくに書き終わっていますし。

 

毎年この時期になると、この本を開いています。

 

1年前の予測。

bob0524.hatenablog.com

 

安岡正篤によると、十干の壬の年は「私心・私欲・野心を逞しゅうする人物の方が多く出ると見なければならない」。まさかロシアにそんな人物が出るとは予想もしませんでした。

晩年は認知症となり、細木数子に手玉に取られたとはいえ、六十干支の読みは冴えています。

そして十二支の寅は陽の始まり。コロナ禍は終焉しないものの、パニック状態だった子年に比べれば、ウクライナ侵攻が重くのしかかったとはいえ、コロナに関しては少し世の中が明るかったでしょうか。

 

来年の癸卯(みずのとう)を安岡ならどう読むでしょうか。『干支の活学』はちょうど60年前の1963(昭和38)年、癸卯から始まっています。所得倍増計画を打ち出した池田勇人首相が年末に第三次内閣を発足させた年で、アメリカではケネディ大統領が暗殺され世界に大きな衝撃を与えました。アメリカは今でも若い国ですが、日本はすっかり老いて所得倍増どころか実質所得は目減りする一方です。

癸は物事の筋道を立てることであり、その筋道が立たぬと、混乱になり、ご破算になる。これを「均(なら)す」という。日本では、政治がその道を失って自然に起こる騒動を「一揆」と称するが、うまくつけたものである。一揆は自然発生的なもので、本来特定の人間の謀略から発した叛乱とは異なるものである。

一揆の「揆」は癸に手偏をつけたもの。おとなしい日本国民もついに立ち上がるのでしょうか。子供を産んで育てるという当たり前のことがむずかしくなった国に未来はありません。ぜひ未来につながる動きがあってほしいものです。

 

そして「卯」。「卯」は「畏れ慎んで、お互いに助け合って、さらに新しく開発に従事する」という文字です。

卯は兎ではなくて、冒(おかす)、陽気の衝動であり、「茂る」ことにもなり、兎より茆(かや)の方である。

(中略)

卯は良い意味では繁栄・繁茂であるが、悪くすると紛糾し、動きがとれなくなることを表す。

四柱推命の講座でも「卯」は動物の兎ではなく、種子が地上に芽を出し双葉になった状態の象形文字と習いました。

東洋占術では寅から未までを陽、申から丑までを陰に分けることがあります。季節でいえば陽は春と夏、寅で立春が始まり、卯は本格的な春到来です。

 

十二支と株価は「子は繁栄、丑はつまづき、寅千里を走り、卯は跳ねる、辰巳天井、午尻下がり、未辛抱、申酉騒ぐ、戌は笑い、亥固まる」で、2023年相場は跳ねることになっていますが、おまじないのようなものです。日本株には跳ねてほしいものですが、私は日本市場から離れニューヨーク市場で取引としているので、日経平均の動向に興味がなくなりました。個別株の動きは、占いでは予測できません。

 

世界情勢は不穏で日本は衰退の道をたどっているように感じられますが、どこかに活路があり双葉が育っているはず。来年の癸卯は、そうした希望を見出せる年になってほしいものです。

 

那覇識名園の卯の像。

個人的には、2023年は海外へ気軽に飛べる年になることを願っています。