翡翠輝子の招福日記

フリーランスで女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)を担当し、リタイア生活へ移行中。2023年8月下旬からスペイン巡礼へ。ウラナイ8で活動しています。日本文芸社より『基礎からわかる易の完全独習』刊行。

世界

太陽のサーカス

22年ぶりにシルク・ドゥ・ソレイユの舞台を観ました。 前回は40歳の誕生日で、演目は「O(オー)」。ステージ全体がプールになるという大胆な演出に圧倒されたのを覚えています。 別の演目をまた観たいと思いつつ20年が過ぎ、2020年の新型コロナで公演はすべ…

闇を抱えて生きる

日本を代表するエンターテインメント業界を揺るがすスキャンダル。 これまで見て見ぬふりをしてきたことも、欧米のコンプライアンス基準だと許されないと言われますが、アメリカの映画界だって大物プロデューサーのバーベイ・ワインスタインの悪事が明らかに…

高齢者のサバイバル

自宅からもっとも近い都市銀行をメインバンクにしているのですが、ここ数年、改悪ばかりです。 ATMの数を減らして、窓口から分離して行き来できないようになりました。窓口は予約が推奨されています。銀行に利益をもたらさない少額預金者は相手にしていない…

人間関係のほどよい距離

最終的には人間関係が幸福度を左右するとよく言われます。いくらお金があっても、孤独な高齢者は幸福を感じることなく死を待つのでしょうか。 しかし、やたらと人とつながればいいとは思いません。誰が何をやっているか筒抜けになってしまう狭い共同体には、…

変化は多かったが、変わらない私たち

連休中はどこも混雑しているようなので、近場へ。 話題の歌舞伎町タワーでBTSの映画「Yet To Come in Cinemas」を見に行きました。 私のような、にわかファンは「Dynamaite新規」と呼ばれます。世界的ヒットとなったDynamaiteからBTSを好きになったから。そ…

第二の敗戦?

熊野古道の中辺路の起点、滝尻の民宿のご主人から聞いた話。 「外国人は、エージェントを通して早めに予約して部屋を押さえる。日本人が思い立って熊野古道を歩こうとしても満室。紀伊田辺駅のビジネスホテルに連泊して、バスで熊野古道の起点に行って歩き、…

目的を持たず、歩くことだけを楽しみたい

東洋占術では六十干支が一巡りする60日、60カ月、60年が節目。なかでも、生まれたときの六十干支に戻る還暦は、もう一度生まれ変わって赤ちゃんに戻るという意味で、赤いちゃんちゃんこを着るのです。 60歳を超えたら、残りの人生はおまけのようなもの。仕事…

よみがえりの地、熊野

スペインの巡礼に行こうと思い立ち、予行演習のつもりで熊野古道へ。 パワースポットやスピリチュアルは、なんだかあやしげですが、特別な場所というのは存在するのだと実感。その流れで青梅の御岳山にも行き、都内なのにどうしてこれまで来なかったのだろう…

宿坊の聖なる仕事

この夏、フィンランドから遊びに来る予定の友人。「京都か奈良で宿坊に滞在したい」とメールが来たので「東京にも宿坊がある」と返信しました。 しかし、泊まった経験がないので、お勧めの宿坊を紹介できません。そこで青梅の御岳山に行くことにしました。日…

熊野古道の使い猫

熊野古道から帰ってきて一週間。 コロナによる3年間の封印が解けたような旅でした。忘れられないのは、初日に出会った猫、みゃあちゃん。 滝尻は熊野古道の中辺路のスタート地点。 紀伊田辺の駅周辺にはビジネスホテルもあるのですが、それだとバスで滝尻に…

What a small world!

熊野古道を滝尻から近露まで一緒に歩いたジェシーとケイト。近露での宿は別々だったので、歩き終えて解散。午後5時を過ぎて徐々に暗くなってくるし、10時間近い歩行でくたくたに疲れています。名残惜しいけれど、あっさりした別れとなりました。 翌日は雨だ…

熊野古道で完全アウェイ状態

熊野古道を歩いています。 初日は羽田から南紀白浜に飛び、白浜駅に出てJRで紀伊田辺へ。バスに乗って熊野古道中辺路のスタート地点滝尻へ。これだけですでに午後3時を過ぎました。滝尻に一軒しかない宿にチェックイン。4室しかないこの宿を予約できたのは…

デジタル時代の巡礼

先日、近所のデニーズがリニューアルされ、注文はすべてタッチパネル式になりました。窓際の席はお一人様用となり、電源とWi-Fiも完備。常識的な時間内なら、仕事場としても使えそうです。 フレンドリーな接客の店で「新しい席、どうですか?」「わあ、いい…

ゴミの都パリ

8月下旬のスペイン巡礼、まず迷ったのが航空券の購入でした。 マドリード往復か、パリ往復か。マドリードに飛ぶと、パンプローナまで行き巡礼の道を逆行してピレネーを越え出発点のサン・ジャン・ピエド・ポーに向かうことになります。 だったらパリ往復に…

ストーリーなしでは生きられない

ライターや占い師として収入を得られてきたのは、ストーリーテリングの才能が多少はあったからです。 雑誌の記事としておもしろく読んでもらえるためには、事実の羅列だけでなく、物語化が必要です。 そして、占いでは生まれた日を元にした四柱推命の命式や…

なくなる仕事、なくならない仕事

読書感想文といえば小学校の宿題の定番ですが、ChatGPTが書いたものを提出する小学生が出現したという話がネットで流れてきました。あまりにも上手で、先生は親に手伝ってもらったのかと思うほどの出来だったそうだです。 数年前の同窓会で、就職活動中の娘…

洞窟に眠る泡盛と人生の残り時間

宮古島で海宝館の次に向かったのが多良川酒造。泡盛の蔵元です。 単なる酒好きですが、背景を知ればもっとおいしく感じるので、酒蔵の見学が大好きです。 これまで訪れた酒蔵では、製造工程を見学することが多かったのですが、多良川酒造ではDVDで説明。見学…

自分の貝殻を求めて

宮古島で泊まったホテルで、島内を回るループバスの無料チケットをもらいました。海宝館という名前が気になり、行ってみることに。 海が見える展望レストランに、世界中の貝が展示されているシェル・ミュージアムがあります。 貝を巡る美しい文章が詰められ…

沖縄のハンバーガーとお弁当

寒気と花粉から逃れて宮古島へ。 ぜひ食べてみたかったのがダグズ・バーガー。 東京生まれの日系アメリカ人でカリフォルニア在住の企業弁護士、ダグさんが開いたハンバーガー店です。趣味の釣りにのめり込み、キハダマグロを追って宮古島を頻繁に訪れるよう…

再び動き出した世界

いつまでも迷っていないで、スペインの巡礼に行こうと決めたら、フィンランドから一通のメールが届きました。 毎年、クリスマスプレゼントを交換しているヘルシンキのアヌ。 まだはっきりきめたわけじゃないけれど、7月に日本旅行の予定だそうです。主語がwe…

ラテンで行こう

スペイン巡礼に行くか行かないか、さんざん迷いましたが、この秋に決行することにしました。不安は尽きないけれど、老いは確実に忍び寄っています。先延ばししていたら、行かないうちに一生が終わってしまうのは避けたいから。 あまり気負うことなく、とにか…

人にはどれほどの荷物がいるか

3月のお彼岸、熊野古道への旅を思い立ちました。 羽田から南紀白浜空港に飛び、JRで紀州田辺へ。ビジネスホテルに泊まってもいいのですが、出発点の滝尻王子まではバスに乗ります。ちなみに熊野古道での王子は、参詣者の守護を祈願するための神社の名称で、…

グローバル人材は日本企業を選ばない

コロナで明け暮れた3年間。だらだらぼんやり過ごしてしまいましたが、それは私が60代になり仕事から徐々に引退しつつある時期に重なったから。若い世代は、こんな状況でも果敢に人生を前に進めています。 フィンランド人のヘンリク君が我が家にホームステイ…

沖縄のチャンプルーと猫

沖縄は「チャンプルー文化」だとよくいわれます。 ゴーヤチャンプルーのチャンプルーで「混ぜる」という意味。季節の食材と卵、豆腐やそうめん、麩などを炒めた料理の総称です。 琉球王国時代には中国、朝鮮、東南アジアとの交易が盛んで、さまざまな文化が…

やんばるの夜と朝

成人の日の連休明け、旅行料金がぐっと安くなるタイミングで沖縄に出かけました。天気がよく、春を通り越して初夏の陽気。Tシャツで歩く人もいました。同じ日に北海道の雪のニュースを見て、日本は広いと実感しました。 今回は、やんばる(沖縄本島北部)ま…

都留のうどん屋さんで日本の縮図を見る

「サウナを愛でたい」、最も熱心に観ているテレビ番組です。 www.bs-asahi.co.jp 山梨を紹介するシリーズで都留(つる)のサウナに心惹かれて行ってみることにしました。中央線沿線の住民にとって、新宿から特急が出ている山梨はとても行きやすいのです。 目…

神様の御用聞き

今年も押し詰まって来ました。心はもう新年に飛んで、初詣に思いを馳せる人もいることでしょう。 易者として冬至に年筮を立てていると「早稲田の穴八幡宮にお参りしますか?」とよく聞かれます。冬至から翌年の節分まで一陽来復のお守りとお札が授与される神…

越山の旅

12月初旬、新潟を旅しました。 JALの旅が多いのですが、今回は上越新幹線。JR東日本の新幹線と宿泊がパックになったツアーで全国旅行支援を使わせてもらいました。代金が40%割になるのに加えて、夫婦で2泊したので3000円×4の1万2000円のクーポン付き。旅…

与える人、与えられる人の器

スペイン巡礼に向けて読んだ本。 著者の森知子さんは旅先で知り合ったイギリス人夫と劇的な結婚をして、9年後に離婚。心の傷を癒すためにスペイン巡礼へ。サンティアゴ・デ・コンポステーラに加えて西の果てのフィステーラまで歩いた44日間の痛快な記録です…

2023年は60年に一度の癸卯(みずのとう)の年

気がつけば今年も残り少なくなってきました。 東洋占術では年の切替わりは立春です。世間の「明けましておめでとうございます」とは1カ月ほどずれるのですが、占いは先を読むもの。新年を迎えるムードが高まっている今、2023年を予測してみるのも悪くありま…