翡翠輝子の招福日記

フリーランスで女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)を担当し、リタイア生活へ移行中。2023年秋、スペイン巡礼(フランス人の道)。ウラナイ8で活動しています。日本文芸社より『基礎からわかる易の完全独習』刊行。おかげさまで重版になりました。

ルース・ベイダー・ギンズバーグに学ぶ老後の生き方

先週、アメリカ連邦最高裁判事のルース・ベイダー・ギンズバーグ(RBG)が亡くなりました。87歳の大往生ですが、これほど死去が惜しまれた高齢女性はいないでしょう。

長官を含めて9人いる連邦最高裁判所判事は、アメリカという大国の行方を左右する存在。大統領に任命され、任期は終身で人工中絶や同性婚など、アメリカ社会を二分するような問題に最終的な判断を下します。

 

性差別に戦う女性を象徴するRBGですが、男性のためにも戦っています。シングルマザー対象の社会保障をシングルファーザーも受けられるように裁判を起こしたこともあるのです。

 

ドキュメンタリー『RBG 最強の85歳』で印象的だったのは、パーソナルトレーナーについて筋トレを行うシーン。

トランプ大統領が就任し、右傾化するアメリカで彼女は命ある限りアメリカの自由を守ろうとしたのでしょう。そのためには健康を保たなくてはいけません。

ズンバで汗を流して運動している気分になっていますが、筋肉はふにゃふにゃ。筋トレみたいなストイックなことは苦手ですが、長い老後を考えると筋トレも必要です。何しろ日本の女性の四人に一人が70歳以上に。RBGほどのことは到底できませんが、少なくとも人の助けを借りずに自立した生活を送りたいものです。

 

腹筋も腕立て伏せもまともにできないのですが、ネットに流れてきたのがプランクツイスト。1分だけというのがいい。

 


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RBGの人生を開花したのは夫。『君がアメリカの法曹界の階段を駆け上がっていくのが何よりうれしかった』という台詞は並みの男には言えません。

 

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そして、三児の母だったRBGは料理が下手だったというエピソードも心安らぎます。苦手なことは無理にしなくてもいい。子供たちからの苦情を受けて料理することを控えるようになったそうです。

 

孫娘も法曹の道を選びハーバード大学ロースクールに進みます。同期の卒業生は男女半々。RGBが入学した時は560人のうち女子学生は9人だけでした。

問題だらけの世界でも、着実に進歩しています。

 

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 帯広・真鍋庭園のリスの教会。