翡翠輝子の招福日記

本業は女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)。副業で外国人に日本語を教えています。フィンランドが大好き。

ボブ・ディラン

ディランが歌い、イシグロが書く

カズオ・イシグロを読むようになったのは、彼がボブ・ディランとザ・バンドの大ファンだと知ったから。 ディランだけでなく、ザ・バンドを並べたところにぐっときました。フォークからロックに転向したディランが大ブーイングを浴びていた時代、バックバンド…

自由に殺されないように

この人生での永遠のテーマ。 なぜ、現状で満足できないのか。承認を求めるのか。 欲が深いからなんでしょう。自分が求められていない状態には耐えられず、無謀なチャレンジをしては神経をすり減らしています。 消耗するとわかっていて、何かをせずにいられな…

AI時代に働き続けるためには

50代半ばを過ぎて、職業生活のゴールが見えてきたはずなんですが、「一億総活躍社会」の掛け声により60代だけでなく70代になっても働かなくてはいけないのかもしれません。「ゆとりの老後」は、これからの日本では一部の特権階級だけに許される贅沢なのでし…

ブルーにこんがらがった一年間

ボブ・ディランの渋谷オーチャードホールのコンサートからちょうど一年。忘れもしないコンサートの夜。チケットはかなり前に予約したもので、当日はカウチサーフィンでスペイン人作家をホストしているし、翌日は日本語学校の授業という切羽詰まった夜でした…

ディランも変わる、易も変わる

ボブ・ディランがノーベル文学賞に選ばれたことで、数々の特別番組が放映されました。ディラン先生のファンとしてはうれしい限り。中でもおもしろかったのが、NHKのBSプレミアム「BOB DYLAN Master Of Change〜ディランは変わる…

名前をみつける

日本語学校の作文授業では、クラス全体に一つのテーマを与えてそれぞれのレベルに応じて日本語を書くようにしています。 6週間で1サイクルで、最初は自己紹介から。 初心者は、出身国や年齢、誕生日。もう少しレベルが上がると、自分の名前について書きま…

帰るべき家がわからない

NHKラジオ英会話、来月からは講師の遠山顕先生が急病のため、再放送になるそうです。 日本語学校で教えるようになって「急に病気になったらどうしよう」と不安になることがよくあります。生身の人間を相手にする仕事は、プレッシャーが大きく「なんでこん…

軽業師のノーベル文学賞

ディラン先生がノーベル文学賞候補というのは、ジョークのようなものだろうと思っていたのに、本当に取ってしまうとは。 授賞理由は「新しい詩的な表現の創造」とのことですが、ディラン先生自身、詩人と呼ばれることを嫌っているんですけどね。 You don't h…

転倒注意

今月のNHKラジオ英会話のテーマは、LA Story(ロサンゼルス物語)。テキストの前書きによると、小津安二郎の『東京物語』のアメリカ版だそうです。アリゾナ州フェニックスで一人暮らしをする老いた父とロサンゼルス在住の娘夫婦が登場します。 父が転倒して…

人生すべて負け戦

オリンピックも終わり、プロ野球も終盤戦。スポーツ観戦の楽しみは来年春の開幕までおあずけです。若い時期に人生のピークを迎えるスポーツ選手は、その後の長い人生をどう過ごすのかがむずかしい。 でも、一般人にしても、人生の折り返し地点を過ぎると、失…

損得より、好き嫌い

深夜に何気なくテレビをつけたら、『小公女』の実写ドラマをやっていました。 思わず引き込まれました。子供の頃から西洋かぶれだった私は、欧米の少女物語が大好きだったのです。子供時代に何度も読んだお話は、性格形成に大きな影響を与えているような気が…

ブルーにこんがらがった同窓会

今年の会場は渋谷のオーチャードボール。 ボブ・ディランを人生の師と仰ぐ私は、公演というより同窓会で恩師と再会するようなもの。御年74歳ですから、何を差し置いても行かなくては。ディラン先生の気まぐれで、お台場のライブハウスで開催されたときは、先…

時代はあっという間に変わる

お花見シーズン到来。今年も近所の公園で桜を満喫しました。台湾なら、桜の見頃は2月から3月。いつか阿里山の桜を見ることがあれば、奮起湖のお弁当も食べてみたい。嘉儀の檜村で観た阿里山紹介ビデオで奮起湖のお弁当が紹介されました。 かって、阿里山に…

胸中に建てるべきカテドラルを抱く

折に触れて須賀敦子の本を再読します。どれか1冊を選ぶとしたら、やはりこの本。ヴェネツィアの宿 (文春文庫)作者: 須賀敦子出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 1998/08メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 44回この商品を含むブログ (42件) を見る今でこそ海…

ドアの外に自分のエゴを置いてくるように

BS-TBS「SONG TO SOUL」、年末に「We Are The World」を取り上げたので、ボブ・ディランがちらりとでも出るかもしれないと期待して観ました。アフリカの飢餓を救おうとミュージシャンが立ち上がるのは、イギリスの「Do They Know It's Christmas」(1984年)…

易はスーパー・クール

12月が近づくと、そわそわしてきます。組織に属さずフリーランスで働いている私は、年の瀬だからといって特にあわただしいわけではありません。冬至が近づいてくるからです。六つの陰陽を重ねて占う易者は、陰が極まって陽に転じる冬至の日に、易(年筮)を…

阪神タイガースで学ぶ日本語

フィンランドの18歳、ヘンリク君の通っている日本語学校は、スウェーデンで生まれ、現在の本社はスイス。「現地の言葉を現地で学ぶ」というポリシーで、世界各国に学生を留学させています。 渋谷校で日本語を学ぶ学生の大半は10代から20代の欧米の若者のよう…

All things must pass/諸行無常

いくつになっても、4月は新しいことを習い始める月。今年の4月は仏教伝道協会でステファン・グレイス先生の講座が始まりました。 これまで1年半、ケネス田中先生の講座に出席していたのですが、大学がお忙しくなったそうで、ステファン先生にバトンタッチ…

成功は失敗、きれいはきたない、損は益

スピードや輸送効率を追求しない三江線はすばらしいと思えるのも、ボブ・ディランの曲をずっと聴いてきたからです。しかし、長年聴き続けても、意味がよくわからない曲もたくさんあります。 たとえば、「ラブ・マイナス・ゼロ」という不思議なタイトルの曲。…

三江線の旅

今回の島根の旅では、三江線に乗ることも目的の一つでした。 島根県江津(ごうつ)市と広島県三次(みよし)市を結ぶJR西日本の路線で、JR東日本の岩泉線の廃止後、乗客が最も少ないともいわれています。 2013年の豪雨により不通となり、昨年の7月に運…

いい質問には、いい答えが返ってくる

ボブ・ディランのテーマタイムラジオアワー。 99回めのテーマは、"Question"でした。 http://www.interfm.co.jp/bobdylan/"What Do You Want the Girl to Do?","Who's That Lady?"など疑問文の歌を集め、マービン・ゲイの"What's Going On?"もかかりました。…

村の鍛冶屋のように働きたい

テクノロジーの進化により、「なくなる仕事」のリストがよく出回っています。オックスフォード大学で人工知能を研究しているマイケル・A・オズボーン准教授によれば、人間が行う仕事の約半分は機会に奪われるそうです。 http://gendai.ismedia.jp/articles/-…

ボブ・ディランの念仏"How does it feel?"

私がみうらじゅんのファンになったのは、ボブ・ディランつながりですが、ファンになった状況もよく似ています。 私が聴き始めた頃のディランは、もはや旧時代に属する人間だと思われていました。何より「フォークの神様」というレッテルが、当時の若者にはす…

大人になんてならなくていい「みうらじゅん・根本敬トークイベント」in高円寺

毎週、NHK『笑う洋楽展』を楽しみにしています。「いつも心にディランと仏教を」 http://d.hatena.ne.jp/bob0524/20141016/1413424111高円寺フェス2014で、みうらじゅんと根本敬のトークイベントがあると聞き、いそいそと出かけてきました。みうらじゅんには…

甘さはなくても美しいラブソング

「二人の愛は永遠に」というラブソングに、みうらじゅんが「仏教を学べ」と突っ込んだというのが前回のエントリー。みうらじゅんの信奉するボブ・ディランも数多くのラブソングを書いています。 『風に吹かれて』『時代は変わる』などのプロテスタントソング…

いつも心にディランと仏教を 『笑う洋楽展』

NHKBSプレミアムの『笑う洋楽展』、毎週楽しみに観ています。 http://www4.nhk.or.jp/warauyo/みうらじゅんがいかにボブ・ディランと仏教を信奉しているかがよくわかります。 歌手の紹介で「この人はボブ・ディランにあこがれて歌手になろうとした」と…

本当に新しいことはいつまでも古くならない

入棺体験で、生と死はそれほどかけ離れているものではなく、つながっているものだと感じるようになりました。 新しいことと古いことも正反対のようでいて、新しいものは誕生した瞬間から古くなっていきます。今年のディラン先生の誕生日(5月22日)にNHK…

人生に必要な知恵はすべてディラン先生に学んだ

NHKの「音楽音泉」という番組を観ていたら、「やる気がアップする曲」として、ボブ・ディランの『ライク・ア・ローリング・ストーン』が流れてきました。 選曲した森山直太朗は、「観客からのブーイングの中、この曲を演奏するシーンに感動した」みたいな…

なんてすばらしい忘れ物!

ほぼ毎日、スポーツクラブのズンバのレッスンに出ています。 レッスンの開始時刻は、朝10時30分、別の曜日はお昼の12時50分、午後4時20分、午後7時など、曜日によってまちまちです。 「今日は何時にレッスンがあるか」を基準に食事や仕事の配分を考えます…

過去なんてないのと同じ

前回に続き、ミュージカル「ブリング・イット・オン」から学んだこと。チアリーディングの大会での優勝にこだわる主人公キャンベルへのアドバイスにグレイトフル・デッドの名前が出てきました。グレイトフル・デッドは、ゆるい生き方の象徴なのかも。アメリ…