翡翠輝子の招福日記

フリーランスで女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)を担当し、リタイア生活へ移行中。2023年8月下旬からスペイン巡礼へ。ウラナイ8で活動しています。日本文芸社より『基礎からわかる易の完全独習』刊行。

ホストファミリー

マジョルカ・タイルのような人生

今回の台湾行き、澎湖島で友人のお母さんのルーツ探訪にも興味津々でしたが、台北でヘンリク君と会うのも楽しみでした。 日本語を学ぶために初めて我が家にやって来たのは8年前。18歳でした。フィンランドの起業イベントの東京大会、京都工芸繊維大学への交…

グローバル人材は日本企業を選ばない

コロナで明け暮れた3年間。だらだらぼんやり過ごしてしまいましたが、それは私が60代になり仕事から徐々に引退しつつある時期に重なったから。若い世代は、こんな状況でも果敢に人生を前に進めています。 フィンランド人のヘンリク君が我が家にホームステイ…

マリメッコの壁

別府から帰ってきたら、自宅のリフォームがほぼ終わっていました。壁と天井、床の張替のみだったので、5日ほどで終わったのです。 今回のポイントは、カウチサーフィンやホームステイで旅人や留学生を泊めていた部屋の壁紙。コロナで誰も来なくなり、物置と…

人を招かないと家の「気」が停滞する

コロナの弊害はいろいろありますが、我が家の場合は家が乱れたこと。訪問してくる人がいなくなったため、つい片付けを怠ってしまいます。以前は、人が来る前に大慌てで掃除をしていたからです。 数年前はカウチサーフィンと留学生のホームステイで我が家には…

まぼろしの東京オタクハウス

つい数か月前には想像もしなかったような展開が続く世界。 昨年の3月まで外国人留学生に日本語を教えていました。 2016年の春から教壇に立ち、目標は東京オリンピックまで4年間続けることでした。 結局3年で力尽きましたが、現時点で続けていたとしても留…

江戸東京博物館で考える「働く意味」

京都に交換留学中のフィンランド人のヘンリク君が東京を訪れ、彼の希望で江戸東京博物館へ。 彼が初来日した4年半前に一度行って、よほど気に入ったのか再訪したいとのことでした。 江戸東京博物館のすばらしいところは、常設館のボランティアガイド。日本…

レニングラード・カウボーイズから『ヘヴィ・トリップ』へ

京都工芸繊維大学に交換留学しているヘンリク君。大学の冬休みを利用して東京に遊びに来ました。 初めて会ったのが4年半前の夏。 我が家で初めて受け入れるホームステイということでかなり緊張していたし、ヘンリク君のほうも、一族で初めて日本語を学び日…

40年越しの夢がかなう

神戸の易講座の前日は京都にいました。 4年前、我が家にホームステイしたフィンランド人のヘンリク君が再々来日、京都工芸大学で学んでいるからです。 勤務していた日本語学校の学生を5人受け入れましたが、化学反応が生じて縁が生まれたのはヘンリク君だ…

子育てせずに息子の成長を知る喜び

ベルギー人のエデンとの再会の喜びをしみじみと感じていたら、4年前の夏にホームステイで受け入れたフィンランド人のヘンリク君からうれしい知らせが届きました。 この秋から半年間、京都工芸繊維大学に交換留学するとのこと。 「応募する前に相談しようか…

この世は決して公平じゃない

私が教えている日本語学校はけっこう学費が高いようで、学生たちは裕福な家庭の子弟が大半です。 「大学に入学する前のギャップイヤーで見聞を広めるために日本にやって来た。本当は秋葉原に入り浸っていたいけれど、親がせっかくなら日本語を勉強しろという…

どうやってお金を回していくか

生きていくためにお金は絶対必要なのに、お金の話をするのは下品だという思い込みがありました。 村上世彰氏の新刊『いま君に伝えたいお金の話』の新聞広告にこうありました。 お金は血液と同じ。 どこかにとどまってしまうと不健康になる。 だからお金は稼…

人間は多面体

私が教えている日本語学校は、短期留学の学生が多いので、夏の到来とともに学生数が急増します。 夏休み期間、あこがれの国の日本で学ぼうとやって来るオタク・スチューデントたち。 毎週月曜日、新しい学生が入ってきて、金曜日には誰かが卒業していきます…

ヘンリク君、日本を再訪

数年前には想像もしなかった毎日を送っています。 まさか外国人相手に日本語を教えるようになろうとは。 そのきっかけを作ってくれたのが、フィンランド人のヘンリク君です。 フィンランド人とつながるためにカウチサーフィンを始め、そのサイトを見て、ヘン…

母のない子、子のない母

ホストファミリーとして受け入れたクラウス君は2週間の日本滞在を終えて、オランダに帰りました。 お盆の時期の急な申し込みでホストファミリーが見つからず、我が家で受け入れることになりました。 bob0524.hatenablog.com 私が教えている日本語学校の学生…

エイト・ミリオン・ゴッズ

我が家に滞在中のオランダ人学生、クラウス君。 ホームステイを打診されたのが10日ほど前。短期留学生が殺到する超繁忙期だったこともあり、事前のメール交換もなく、来日当日にいきなりの対面となりました。 どうせまた日本のアニメやゲーム好きのオタクだ…

オランダ人留学生を受け入れる

カウチサーフィンのサイトを通して日本語学校のホストファミリーを依頼された縁で、その学校で教えることになりました。 bob0524.hatenablog.com 教え始めるようになってからも、フィンランド人学生のホームステイを受け入れています。東京の家は狭いし、日…

リスクがゼロの人生なんてない

フィンランドから短期留学にやってきたトーマス君が無事帰国しました。 ホストファミリーとして3週間預かったわけですが、帰国の日は寂しさとともに大きな安堵を感じます。 ホストファミリーによっては、門限を決めているところもあるそうですが、私は鍵を…

うまい棒とプッチンプリンでおもてなし

我が家に滞在中のフィンランド人のトーマス君。 毎日YouTubeで日本のテレビを見ていただけあって、妙に日本通です。「フィンランドのテレビなんて全然おもしろくない。日本のテレビは最高。コマーシャルもすごい」と力説します。テレビをあまり見ず、レニン…

新たな王子様現る

先週からフィンランド人のトーマス君が3週間の予定で我が家にホームステイしています。 Tuomasというファーストネームは、英語のThomasのフィンランド語版で発音はトゥオマスだろうと思っていたのですから、のっけから「はじめまして、トーマスです」と流暢…

子離れの天地否、ホームステイの風天小蓄

夏瀬杏子さんと易の勉強を続けています。 基本的な易の仕組みを学んだら、あとは実践あるのみ。 今の時代、ネットでほとんどの情報が得られます。わざわざ対面で学ぶのなら、ググっても得られないことを伝えなければ。 杏子さんの占的は、お嬢さんとの今後の…

天剋地冲のホームステイ

4週間のホームステイを終えて、ソフィアがフィンランドに帰国しました。別にトラブルもなかったのですが、うちではあまり会話がありませんでした。フィンランド人はもともと無口な国民性ですから、普通のことなのでしょう。去年のヘンリク君があまりにも素…

易はスーパー・クール

12月が近づくと、そわそわしてきます。組織に属さずフリーランスで働いている私は、年の瀬だからといって特にあわただしいわけではありません。冬至が近づいてくるからです。六つの陰陽を重ねて占う易者は、陰が極まって陽に転じる冬至の日に、易(年筮)を…

ヘンリク君から学んだこと

ヘンリク君が我が家を去って2週間が過ぎました。向田邦子のエッセイに、「同窓会に出席したら、元同級生に子供が生まれた記念に恩師が植えたという樹が見上げるような大木になっていて、自分がこの人生で持てなかったものをまざまざと見せつけられた」とい…

待っているだけでは王子様は現れない

ヘンリク君に会った私の友人の一人が「王子様みたい」とうっとりしていました。しかもヘンリク君は、心優しい王子です。 ある日、ハチ公前で学校の友達と待ち合わせだというので、「ハチ公の話を知っている?」と飼い主が死んでも帰りを待ち続けた話をしよう…

サプライズ来日

3週間のホームステイは長いと思っていたのに、ヘンリク君が来たら毎日が楽しくてあっという間でした。 2週間が過ぎた頃、「もうあと1週間しかないのね…」と寂しがっていると、「今からそんなこと考えないで! 考えるとしたら、明日の阪神タイガースのゲー…

阪神タイガースで学ぶ日本語

フィンランドの18歳、ヘンリク君の通っている日本語学校は、スウェーデンで生まれ、現在の本社はスイス。「現地の言葉を現地で学ぶ」というポリシーで、世界各国に学生を留学させています。 渋谷校で日本語を学ぶ学生の大半は10代から20代の欧米の若者のよう…

ポケモンが好き、ヨレ様が好き

フィンランド人のヘンリク君の3週間のホームステイ。 あまり干渉しないほうがいいのはわかっているのですが、どうしてもヘンリク君中心の生活になってしまいます。日本語の宿題を手伝おうとしても「簡単だから大丈夫」と断られます。 じゃあ日本語で会話す…

言葉で伝わること、伝わらないこと

フィンランドの18歳、ヘンリク君は日本にもかなり慣れてきました。 最初は3週間のホームステイは長いと思ったのですが、始まってしまうとあっという間に毎日が過ぎていきます。ヘンリク君は日本語を勉強しに来ているので、学校からホストファミリーに「日本…

ワイル博士の日本留学

外国人学生をホームステイさせるなんて想像もしていませんでしたが、ヘンリク君が到着して1週間が過ぎ、刺激的で楽しい毎日を送っています。ヘンリク君は聡明で礼儀正しく、まったく手がかかりません。多感な18歳という時期に、家族と離れて初めてのアジア…

常に身に余る仕事を引き受ける

maruさん主催の「双子・射手の会」で、「射手座は、キャパシティ以上のことを引き受けてしまいがち」という話になりました。うんうん、確かに。射手座の守護星である木星は発展や拡大を司るので、常に広がろうとするのです。現状維持や同じことの繰り返しは…