翡翠輝子の招福日記

本業は女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)、ビジネス記事翻訳。副業で外国人に日本語を教えていましたが、2019年3月で卒業。フィンランドが大好き。ウラナイ8所属。

40年越しの夢がかなう

神戸の易講座の前日は京都にいました。

4年前、我が家にホームステイしたフィンランド人のヘンリク君が再々来日、京都工芸大学で学んでいるからです。

勤務していた日本語学校の学生を5人受け入れましたが、化学反応が生じて縁が生まれたのはヘンリク君だけです。彼のおかげで私の人生は大きく展開しました。

 

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京都工芸繊維大学と聞くとなんだか古いイメージですが、英語ではKyoto Institute of Techonology(KIT)。国立の工科系単科大学で、ヘンリク君は情報工学を専攻しています。

 

ヘンリク君の案内でキャンパスツアー。校内はきれいで落ち着いています。交換留学先は東京の大学が第一志望だったそうですが、落ち着いて勉強できるし京都で半年間大学生活を送るなんて貴重な体験です。

 

KITは国際交流にも力を入れているようで、留学生専用の寮も用意されています。ドイツ人、イタリア人、韓国人が多く、北欧出身はヘンリク君だけ。個室に一口コンロのキッチンが付いているいるけれど、寮生が集まってご飯を作って食べることもあり、イタリア人が作る本場のパスタが一番人気だそうです。

来日してから1か月。休日は留学生仲間と嵐山や鞍馬に出かけ、秋祭りも堪能。課外活動ではサッカー部に所属し、日本人学生とも交流しています。

 

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JR京都駅で遅めのランチ。勉強に差し障るかと思ったのですが、ヘンリク君の提案でビールで乾杯しました。4年前、初めて会った時、彼は18歳で少年らしさもありましたが、今ではすっかり大人に。それもそのはず、高校卒業と同時にフィンランド人男子の義務である兵役もこなしたのですから。年齢にこだわらずフラットな人間関係を構築するフィンランド人ですから、今では完全に友達同士になりました。

 

ヘンリク君のお母さんは教育熱心で、最初の来日前のメールのやりとりがやけに優等生ぽいと思ったら、アメリカ系の企業に勤めるお母さんの添削済みでした。

フィンランドの教育は日本でも評判です」と話を振ると「落ちこぼれを出さないという点で優れているだけで、個々の学生の能力を伸ばす点では劣っています」と辛口コメント。「フィンランドは小さな国だから、グローバルなキャリアが必要」とヘンリク君を日本に送り出しました。教育熱心で息子べったりなのかと思っていたら、ヘンリク君が大学に入学した時点で家族の解散を宣言し、自宅の近くの大学に入ったのに家を出されたそうです。なんと見事な子供離れ。今回の留学でも年末年始の休暇はフィンランドに帰省しないよう言われているそうです。

 

かつて洋楽ばかり聞いていた田舎の高校生だった私は外国人と交流しようにも手段がありませんでした。過去の私に「40年後、フィンランドの素敵な男の子と友達になれる」と告げても「そんなおばあさんになってからじゃ、意味がない!」と一蹴されそうです。でも、実際にこの年になって若い友達ができるのはしみじみといいものだと実感しています。