翡翠輝子の招福日記

フリーランスで女性誌やビジネス誌の原稿書きを30年。現在はリタイア生活へ移行中。2023年秋、スペイン巡礼(フランス人の道)。2025年夏、ガルシア=マルケスの作品舞台となった地を一目見たくてコロンビアへ。ウラナイ8https://uranai8.jp/で活動しています。日本文芸社より『基礎からわかる易の完全独習』刊行。おかげさまで四刷になりました。

丸腰で世界に向かうな

好き放題に世界を旅するライフスタイルを目指しているのですが、準備がなかなか大変です。

スペイン巡礼では、歩けるところまで歩いてアルベルゲ(巡礼宿)に泊まればいいと考えていたのですが、巡礼者が増加してそんな気ままな旅は不可能に。宿を予約して歩く旅となりました。

そのために必須なのがネット。もっぱら利用しているのはトリファです。

www.trifa.co

秀逸なサービスですが、難点は国を指定して利用すること。フランス国境からスペインに入ろうとして、フランスではネットが使えなくて難儀しました。ハイテク音痴の日本人として世界にさらされたのもこのためです。

bob0524.hatenablog.com

 

コロンビアへの旅では、出発前の準備が山のようにありました。

まず、アメリカでトランジットするためにESTAの申請。

 

10数年前、アメリカのスピリチュアリスト、アラン・コーエンの取材のためにハワイに飛びました。あらかじめESTAを申請しておいたのですが、JALの発券カウンターでアルファベットの0と数字の0を打ち間違えていたのが発覚。カウンター前のスタバのネットを使ってなんとか申請をやり直して入国できました。

 

コロンビアは短期の観光旅行ならビザは不要ですが、ネットで申請する必要があります。 

 

現地の日本人ガイドさんによると、黄熱ワクチンを打っておくべきで、カリブ海沿岸の蚊を媒介する伝染病対策のために強力な防虫スプレーも必要。ホールドアップされた時のために、古いスマホ(強盗は区別がつかないとのこと)と50ドルぐらいの現金を用意するように言われました。

 

結果的に蚊はほとんど見なかったし、危険な目に遭うこともありませんでしたが、初めて訪れる国では用心を重ねたほうがいいでしょう。何十年も前「地球の歩き方」を頼りにバックパックで放浪していた時代とは違うのですから、丸腰で世界に向かってはいけません。

 

事前の準備ですばらしい体験ができたのは、イベントや現地発ツアーの数々。日本からではなく現地で申し込めました。

そして、コロンビアの首都ボゴタのハイライトとなったのは、国立図書館で開催されていたガルシア=マルケスの展示。学芸員によるスペイン語ツアーが開催されていると知り、英語でもお願いできないかとメールしてみました。

コロンビアでは、ガルシア=マルケスをファーストネームのガブリエルの愛称「ガボ」と呼びます。「ガボの創造性を巡る」と題した展示、見逃すわけにはいきません。

 

コロンビア国立図書館から丁寧な返信が届き、予約時間の約1時間前に入館。説明を聞く前に予習をしておきたかったからです。

展示を見て回っていると私の名前を呼ぶ声が。担当学芸員のホアン・ニコラスです。わざわざ日本人が来るということで待ち構えていたようです。熱のこもった説明が続き、あっという間に1時間半が過ぎていました。

 

ノーベル文学賞受賞式のガルシア=マルケス。タキシードではなくカリブ海の伝統的な衣装をまとっています。この衣装についても詳しい説明を受けました。

 

偶然に身を任せるのが旅の醍醐味ですが、ネット時代の今はそういうわけにもいきません。ある程度の準備をしておくことで、旅はいっそう充実します。