自在館のような健康的な食事を出す宿に泊まるたびに、自宅での食生活もちゃんとしなければと思います。すべて自分で料理するのが大変なら、冷凍食品やお惣菜を組み合わせて、ちゃんと栄養が取れて太らない献立を工夫したいものです。健康的な食生活は、株式投資にも不可欠だからです。
アメリカの著名な投資家、ピーター・リンチはこう言っています。
「株式相場で大切なのは、脳より胃だ」
「胆力」と訳されることが多いのですが、直訳では「強い胃」。毎日の食事をきちんと食べていないようでは、株式相場でも勝てません。
恐怖に駆られて何もかも売り払ってしまいたくなる人は、株にも投資信託にも手を出さないほうがいい。
購入する株や投資信託が何であれ。最終的に成功するかどうかは、投資が成功するまで数々の不安をやり過ごせるかにかかってる。
株式市場が大きく下がるたびに「NISAを始めたけれど、全部売りたい」という声がいつも出てきます。購入時より値を下げた銘柄を見るのは気分のいいものではありませんが、なんとか株式市場から撤退せず、とどまってきました。
易を学んできたことも大きな助けになりました。陰が極まれば陽に転じ、陽が極まれば陰に転じる。市場は常に変化するのだから、下落したからといってあわてて売ってはいけません。
ピーター・リンチ流に言うとこうなります。
株の下落は特に驚くことではない。繰り返し起こることであり、ミネソタの寒気と同じぐらい普通にあることだ。寒い地方に住む人は、いずれ凍り付く季節が来ることを知っている。だから気温が氷点下になっても、次の氷河期が始まったとは考えない。防寒着を着て、道路に塩を撒いて、夏にはまた暖かくなると思うだけだ。

魚沼市の自在館の窓から見た雪景色で、ピーター・リンチの教えを改めてかみしめました。
不穏な世界情勢が続き、株式市場がどう転じるかは専門家でもわかりません。暴落が来ても、毎日の食事をしっかり食べていれば大丈夫。そう念じながら生きています。
自在館から帰ってきたら、考えることはいつも同じ。自宅で同じパターンの生活を繰り返していると忘れてしまいがちなので、今後は自在館には定期的に通うつもりです。自在館の名前の由来は般若心経の「観自在菩薩」だというのに、こんな俗っぽい客は私ぐらいでしょう。
5年前のコロナショックでは、ニューヨーク市場が開いた途端にストップ安となることがしばしばありました。寝る前に相場を覗くのはやめて、不安な日々をやり過ごしました。金儲けよりまず健康です。