時間ができたのをいいことに、しょっちゅう旅しています。
できるだけ多く旅するために、必要以上のお金を使わないようにこころがけています。国内の旅は近場を除いてほとんどJALの「どこかにマイル」。そして、高額の入場料が必要な観光スポットはなるべく避け、地元の人でにぎわう居酒屋や銭湯を探訪。
こうした旅のスタイルについては、フィンランド人のマイヤちゃんとユハナ君から学びました。
もう一つの教えは旅先でお土産を買わないこと。アメリカ人のマイケルの教えです。旅先の衝動買いは失敗の確率が高いし、旅に出るたびにおみやげを配っていたら、きりがありません。
人生は旅のようなもの。観光スポット巡りやお土産にわずらわされることなく、日常生活の延長として旅を楽しんでいます。
その結果、旅によって人生が好転しました。
東洋占術では、停滞を凶とします。家にばかり閉じこもっていないで、外に出ましょう。遠くに行かなくても、生活圏から離れるだけで、人生に新しい風を呼び込むことができます。
そして、本当に運気が低迷している人は旅なんてしません。旅に出るためにはある程度の気力が必要ですから。「次はどこへ行こうか、何をしようか」と計画できるのであれば、運気はそれほど落ちないはずです。
そして、同じ旅するのなら、運気が上がる旅を。そんな思いで、深瀬まる先生と講座を企画しました。
九星気学の吉方取りは自ら動く開運法ですが、海外の方位には諸説あります。地図は四角いものだけで、海外旅行なんて視野になかった時代の開運法ですから。たとえば東を目指してひたすら旅して世界一周したら、再び日本に戻ってきます。この場合、東の方位に行ったといえるのか。正方位、磁北と真北のずれとか細部にこだわって「完璧な吉方位が巡ってこないから」とひきこもっているより、行きたい場所にさっさと動いたほうが、運気の歯車は回転していきます。
振り返ってみると、私の人生は旅によって展開していました。窮屈な日本に嫌気がさしてアメリカに行ったことで伴侶を、アイルランドに行ったことで仕事を、フィンランドに行ったことで生きがいを得ました。次は南米への旅を夢見ています。
ゆくゆくはウラナイ8で旅行企画も実現したい。一人旅だとどうしても割高になってしまうので、現地集合・解散で食事や宿泊だけともにするようなゆるい計画です。
いつも心の中に「次の旅」があるから、今日を生きていけます。