翡翠輝子の招福日記

フリーランスで女性誌やビジネス誌の原稿書きを30年。現在はリタイア生活へ移行中。2023年秋、スペイン巡礼(フランス人の道)。2025年夏、ガルシア=マルケスの作品舞台となった地を一目見たくてコロンビアへ。ウラナイ8https://uranai8.jp/で活動しています。日本文芸社より『基礎からわかる易の完全独習』刊行。おかげさまで四刷になりました。

グッゲンハイムで泳ぐ

ニューヨークの旅まで1か月を切りました。燃料不足での減便を危惧していたのですが、今のところ羽田・JFK路線は通常通り運行のよう。不要不急の観光旅行も自粛を呼びかけられていませんから、何とか行けるはずです。

 

表向きの目的は資本主義の最前線を視察し、投資に役立てること。ウォール街は今の職場のようなものだから、ぜひ行かなくては。物価が東京の数倍というニューヨークで、市民はどんな暮らしをしているのかも興味があります。

今年の旅のテーマは「お金の風景」です。第一弾が1月に行った上海。

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そして、ニューヨークはボブ・ディランとザ・バンドの聖地。

ディランの古い知り合いが「あいつはニューヨークに行って、天才的な曲を作るようになった。悪魔と取引したのかもしれない」と語っていましたが、ニューヨークにはアーティストを刺激する何かがあるのでしょう。

映画『ア・コンプリート・アウンノウン』の舞台となったグリニッジビレッジやチェルシーホテル、ティン・パン・アレー。ディランのデビュー30周年を祝うコンサートが開かれたマジソン・スクエア・ガーデンなど全部回れるでしょうか。

 

BTSの聖地もあります。"Permission to Dance"、そしてリーダーのRMがスピーチをした国連。"On"のグランドセントラル駅。オイスターバーはアトレ品川にもありますが、本場でも食べてみたい。

兵役を終えたBTSがアメリカでの再始動の舞台として選んだグッゲンハイム美術館。BTSのリーダーのRMはアートへの造詣が深く、グッゲンハイムでライブを行うことの意味をメンバー全員がしっかり認識しているはずです。そしてBTSを紹介するのは、"The Tonight Show"のジミー・ファロン。自分もBTSのファンであることを熱く表現します。

 

グッゲンハイム美術館は、中央部が巨大な吹き抜けでらせん状の通路の壁面に美術品が展示されています。ぐるぐる回るスロープを"SWIM"を歌いながらBTSが登場。アートと建築の融合に音楽が加わりました。設計者のフランク・ロイド・ライトが生きていたら、さぞかし喜んだことでしょう。

 


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Swim, Swim, Water falling off your skin

Swim, Swim, I could spend a lifetime watching you

 

Swim, Swim, This is how it all begins

Swim, Swim, I just wanna dive, I just wanna dive 

 

水のように流れるメロディと歌詞。世界中にエネルギーが水のように流れていくのを見つめていたいし、その中に飛び込んでみたい。

 

でも現実は、ひどい世の中。自由な流れがせき止めらています。

Gone away and I still wake up in this mad world

Name a place that I could breathe ont this map, world

遠くに行ったところで、この狂った世界で目を覚ます。

この地図の上で、呼吸できる場所を教えてほしい。

 

Splash, drift

I make waves with my two fins

I just wanna take it across the line

水しぶきを上げて、漂って

二つのフィンで波を起こす

境界線を越えたいだけ

 

古代中国では、河川によって物資が運ばれたため、水が財をもたらすと考えられてきました。風水で水の流れが滞ると財運が落ちるとされるのはこのためです。

アートや音楽を楽しめるのは、政治が信頼でき、民が豊かさを享受できているからこそ。アメリカとイスラエルが仕掛けた混乱によって、世界は大きな危機に見舞われていますが、ニューヨークを代表する美術館でアジアのグループに歌わせるのもアメリカの懐の深さです。

 

この狂った世界で生き抜いて境界線を越える勇気をニューヨークで得られますように。

 

Bジミンとジョングクの出身地である釜山の海岸。

釜山もソウルもBTSのおかげで楽しみました。

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