翡翠輝子の招福日記

フリーランスで女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)を担当し、リタイア生活へ移行中。2023年8月下旬からスペイン巡礼へ。ウラナイ8で活動しています。日本文芸社より『基礎からわかる易の完全独習』刊行。

「自分は運がいい」と思うための吉方取り

「吉方に行って開運」なんていうと、たいていの人からは「そんな迷信みたいなこと」とあきれられるでしょう。
陰陽師が活躍した平安時代じゃあるまいし、平成の世になってもそんな非科学的なことを信じて実行している人間がいるとは!

たしかに、吉方取りで開運するかどうかの検証は不可能です。タイムマシンがありませんから、吉方へ行った場合と行かなかった場合の結果の統計を取って分析することはできません。

だから個人的な経験を語るしかないのですが、吉方取りは効きます。少なくとも、人生の目的が明確になり、楽しくなります。
その原因の一つは「アファーメーション」です。方位の意味を理解して、自分の人生にこんなプラス効果があると意識して吉方へ行くことで、実現の可能性は上がります。
http://d.hatena.ne.jp/bob0524/20121104/1351985492
http://d.hatena.ne.jp/bob0524/20131006/1381029053

「自分は運がいい」と思うことで実際に運がよくなることは、ポジティブ心理学で実証されているらしい。
松下幸之助は、入社試験の面接で「あなたは運がいいですか?」と質問をして「運がいい」と答えた人を採用したそうです。
「自分は運がいい」と公言するための根拠としても吉方取りが役に立ちます。

今月の吉方旅行で最初に向かったのは千葉の御宿です。
御宿といえば「月の沙漠」。「砂漠」ではなく「沙漠」と書くようです。


夕暮れに、半月といっしょに月の沙漠像を撮ってみました。右上の白い点が半月です。

この歌を作詞した加藤まさをは静岡県生まれですが、青年時代に病気療養のために御宿にしばしば滞在していいました。
御宿に月の沙漠記念像が建ち、その除幕式でのスピーチでこんな風に語っています。

僕はほんとに運の好い男だ、と思っています。50年前に、病気をしてこの御宿にやってきました。街の人たちは皆優しかった。美しい海と温かい心と、僕はそれがうれしくて、毎年御宿へ来ました。
<中略>
僕は、ほんとに運の好い男であります。もしも、僕が御宿へ来なかったら、もしも「月の沙漠」を書いたのが御宿の砂山でなかったら、こんな立派な記念像は、永遠に建たなかったでしょう。
御宿の皆さん、ほんとうに有難う!

「私は本当に運がいい」と口にする根拠としても吉方取りは役に立ちます。
フィンランドにハマって、フィンランド人の友達を作って、日本語教師になってフィンランド人を含む外国人学生を教えることができたのも、申子辰(さるねたつ)三合水局の吉方取り効果によるものです。

年明けに南阿佐ヶ谷のウラナイ・トナカイで「2017年の吉方取り講座」を開催します。
2017年1月7日(土)11:00〜13:00
詳細は夏瀬杏子先生のブログで。
http://annco.blog.jp/archives/1062795307.html