翡翠輝子の招福日記

フリーランスで女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)を担当し、リタイア生活へ移行中。2023年8月下旬からスペイン巡礼へ。ウラナイ8で活動しています。日本文芸社より『基礎からわかる易の完全独習』刊行。

限定されたビジュアライゼーションは、実現の可能性が高い

親友の風水師・優春翠と茨城の大洗に行ってきました。

干支暦があれば、かなり先までの吉方旅行計画を立てることができます。
これまで日光(子の方位)や那須(丑の方位)など、ここ数年の吉方取りで、大きく開運したはず…。
吉方を取った場合と取らなかった場合の幸運度を比較することは不可能ですが、旅行はいつも楽しんできました。

一般的な吉方は九星気学(一白水星、二黒土星…の9つの星を使う)の方位盤で吉方を割り出すのですが、優春翠と私は十二支の三合(さんごう)を使います。

「午年戌月は寅方位(東北東)へ」
http://d.hatena.ne.jp/bob0524/20140925/1411608804

「戌月に太平洋を見下ろす海辺の宿の部屋」というビジュアライゼーションをしてきたと書きましたが、実際にその通りになりました。
お天気にも恵まれ、窓の外に広がる青い空と海のコントラストがとても美しく、いったんチェックインしたらどこにも出かけたくなくなりました。

優春翠とは1ヶ月ぶりだったので積もる話もあり、気が付いたら深夜2時を回っていました。それでも5時半に起きて、部屋から太平洋に昇る朝日を見ました。この景色を見るためだけでも、また大洗に来たいと思いました。


大洗の日の出。私は部屋の展望風呂に入っていたので、優春翠が撮影してくれました。

願いをかなえるにはビジュアライゼーションが有効だと言われますが、本当にそうだと実感しました。

フィンランド旅行でも、ビジュアライゼーションの威力に気づきました。

2012年12月、NHKの「地球イチバン」という番組で俳優の六角精児がフィンランドの小学校を訪問しているのを観ました。
フィンランドの教育法は易に通じる」
http://d.hatena.ne.jp/bob0524/20121220/1355963106
小学生の前で「ミナ・オレン・セイジ・ロッカク(私は六角精児です)」と自己紹介しているのが、心の底からうらやましくて「私もあんな風にフィンランドの小学校の授業に参加して、六角精児のようにフィンランド語で自己紹介する」と思ったものです。

実現したのは1年9ヶ月後の2013年9月。
「教室の中にあなたの将来の扉の鍵が隠されている」
http://d.hatena.ne.jp/bob0524/20130926/1380158054

カウチサーフィンでホストしてもらったお宅の息子さんが通う小学校に見学に行きました。
フィンランドに行く前にメールでやりとりし、「観光スポットではなく、フィンランドの生活が見てみたい」とお願いしたところ、学校見学が提案されました。
「生徒たちの勉強の邪魔になるんじゃないか」と危惧したのですが、見学後、先生から「英語を学び始めた子供たちにとってとって、英語圏ではないアジアから来た人と英語でコミュニケーションできると実感でき、とても有意義だった」と言ってもらいました。
フィンランドの教育は国によってカリキュラムがきっちり決められているのではなく、現場の先生の裁量権が大きいから、私のような旅行者が教室に入ることができたのでしょう。

ビジュアライゼーションの威力を知り、次はどんなシーンを何を思い描こうか考えているところです。
「人からすごいと思われたい」という承認欲求を満たすイメージでは、実現しません。他人がどう思おうとかまわない、世間の評価は切り捨て、あくまでも自分がわくわくするようなこと。それを具体的なビジュアルとしてイメージできれば、一気に夢は現実に近づいてきます。

そして、イメージが限定されていること。
「お金持ちになりたい」「素敵な家に住みたい」「恋人がほしい」では漠然としすぎています。
フィンランドの小学生にフィンランド語で自己紹介したい」
「大洗に優春翠と吉方取りに行き、宿の部屋から海を見たい」
このくらいパーソナライズしたビジュアライゼーションを目指しています。

今回のタイトルは、村上春樹の「限定された目的は人生を簡潔にする」のもじりです。
http://d.hatena.ne.jp/bob0524/20130502/1367452882