翡翠輝子の招福日記

フリーランスで女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)を担当し、リタイア生活へ移行中。2023年秋、スペイン巡礼(フランス人の道)。ウラナイ8で活動しています。日本文芸社より『基礎からわかる易の完全独習』刊行。おかげさまで重版になりました。

ひとつだけでも続けてみよう

伊豆のやすらぎの里滞在から10日が過ぎました。連休前に島根に行き、ようやく親友と再会。食事がおいしくて、つい日本酒を飲みすぎ、また酒量が増えています。

 

やすらぎの里に同行したウラナイ8の杏子さんとよく話しましたが、やすらぎの里は客層が高い。特に定期的に来ているという方々は、健康に対する意識をしっかり持ち、金銭的にもゆとりがあるタイプが多そうです。

お子様二人をインターに通わせ、外国留学にも出したというセレブなマダムも半年に一回のペースでやすらぎの里に1週間滞在しているとのこと。夕食の準備をしながらワインを一杯、食事中にも飲んでしまうということで、私と同じくアルコールから離れるために来ていました。

「ライフスタイルをがらりと変えるのはむずかしい。半年周期でここに来ることで軌道修正している」とマダム。自宅ではあいかわらず飲んでいても、1週間飲まなくても平気なら、まだアルコール依存症ではないと安心できます。そして、やすらぎの里で実践していたことをすべて自宅でやろうとするのではなく、ひとつだけ選んで習慣化しているそうです。たとえば、寝る前の体をほぐす体操。あるいは、食事のときはテレビもスマホも見ない。箸置きを使って、一口ごとに箸を置いゆっくり食べるなど。

私も前々回の滞在から箸置きを使うようにしています。旅行ばかりしているのでお土産は買わないようにしているのですが、箸置きだけはコレクションしています。

 

大沢先生の「食べる瞑想」講座では、玄米をひと口100回噛んで食べます。

小皿に盛られた玄米をじっくり観察。大沢先生のお母さんの実家がある一関産のひとめぼれだそうです。箸で半分にし、まず何もつけずに100回噛んでみます。残り半分は塩をつけて味の違いを感じます。

 

マダムに習って今回は何を習慣化しようか考えたとき、まっさきに思い浮かべたのがこの体験。食事の最初の一口だけは100回噛むことにしました。本当は毎食やったほうがいいのでしょうが、朝食はスムージーとコーヒーだし、ランチは麺類が多いので夕食だけでも実行出来たらよしとしています。人と一緒に外食するときもペースが合わなくなるのでむずかしいので例外とします。

 

やすらぎの里で出る食事は手の込んだ健康的なものが多く、食堂にレシピ集も置いてあります。必死にメモしたりスマホで撮影する人もいますが、大沢先生が言うには、家に帰れば忙しいし家族もいるし、メニューを再現する人はほとんどいないとのこと。まさに私もそうでした。

食べることが雑になり、酒量が増えてきたら、またやすらぎの里に行こうと考えていましたが、日常生活を顧みるという意味でも定期的に通いたいものです。