毎週、楽しみにしている「笑う洋楽展」。
http://www4.nhk.or.jp/warauyo/
先週のテーマは「リーゼント」。
ついにレニングラード・カウボーイズが登場しました!
みうらじゅんがメンバーを紹介。
「10人組のバンドで、メンバーはマト、サッケ、ペモ、エサ、マウリ、トゥイスト・トゥイスト、シル、ベン、…読めません」
うう、その読めないメンバーがJore、ボーカルのヨレです。
ボブ・ディランや仏教つながりで、私はみうらじゅんのトークショーに出かけるほどのファンです。
レニングラード・カウボーイズのことを、みうらじゅんもきっと気に入るはずだと思っていたら、まさに大絶賛。
「これだよな〜」「すごいね〜」「もうどうでもよくなってくる」
巨大リーゼントに旧ソ連の軍服、ペンギンの足元のような反りかえった靴。
安斎肇とみうらじゅんが「権威みたいなものを全部くだらないというのがいいね」「本当の意味のパンク」とコメント。
その通り、アメリカもロシアも大嫌いなアキ・カウリスマキが映画のために作り上げたバンドです。
「学芸会的発想をプロがやるのがいい」と安斎肇。
見た目は学芸会ですが、トータル・バラライカ・ショーはロシアの圧政に苦しんできたフィンランドが、旧ソ連の崩壊の2年後にロシアの合唱団を招いて開催した歴史的コンサートです。
「昨日の夜決めたことを今日やる奴と、あとに延ばす奴とのちがい」とみうらじゅん。
まさにそう!
アキ・カウリスマキの映画「浮き雲」に心惹かれ、レニングラード・カウボーイズと遭遇。
ボーカルのヨレ様を発見。それ以降の人生は、いかにフィンランドとつながるかにエネルギーを注ぐ日々となりました。
フィンランド語の勉強は挫折しましたが、フィンランドとつながるためにカウチサーフィンを始め、日本好きの外国人に日本語を教えることを思いたち、日本語教師養成講座を受講。
昨年の夏、日本語を学ぶためにフィンランドから来日したヘンリク君のホームステイを受け入れ、お父さんがトータル・バラライカ・ショーの観客の一人だったと知りました。
そして、この3月で420時間の養成講座を修了し、ようやく資格をもらえます。
そして、おっかなびっくりですが、4月から非常勤講師として日本語学校の教壇に立つことになりました。いろいろとブラックなうわさがある日本語教師業界ですが、とにかく教えてみないことには身につかないと養成講座で教わり、やってみることにしました。
フィンランドを代表する作家、トーベ・ヤンソンのムーミンシリーズに登場するフィリフヨンカのせりふ。
せっかく思いたったのです。思いたったら決心して、気がかわらないうちに、さっさと実行にうつしましょう。
人生はいつか終わってしまうのだから、思いたったことはできるだけ実現したいものです。たとえ失敗に終わったとしても、また別のことを思いたてばいいのでは。
ヘルシンキにあるレストラン、Zetor。レニングラード・カウボーイズのサッケ・ヤルヴェンパーがデザインを手がけています。