翡翠輝子の招福日記

本業は女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)。副業で外国人に日本語を教えています。フィンランドが大好き。

マイヤちゃん、福島の猫に会う

4月の上旬にカウチサーフィンでホストしたフィンランドの女の子、マイヤちゃん。

マイヤちゃんのはじめてのおつかい
http://d.hatena.ne.jp/bob0524/20130414/1365901227

2週間の京都滞在を終えて東京に戻ってきたマイヤちゃんと、隣の駅のアキコさんのお宅にお邪魔しました。
アキコさんとはキョウコさんが主催した地元の飲み会で知り合いました。キョウコさんとはカウチサーフィンのミーティングで出会い、二人ともヨレ・マルヤランタのファンなので意気投合。こうして縁がぐるぐるまわっていきます。

アキコさんと会ったのはマイヤちゃんをホストする1週間前のことで、猫が5匹いるという話を聞き、フィンランドの猫好きの女の子に見せてもらえないかお願いしておいたのです。私の本名も同じアキコなので、お互いに「猫のアキコさん」「ヨレのアキコさん」と呼び合っています。

映画「かもめ食堂」の荻上直子監督による「レンタネコ」を来日前に観たというマイヤちゃんは、趣のある日本家屋と庭に大喜び。
アキコさんとお母様は福島の危険区域に放置された猫を引き取って育てています。家の中には3匹の猫がいて、庭に住み着いた野良猫2匹の世話もしています。日本の猫とたっぷり遊ぶことができて、マイヤちゃんは本当に嬉しそう。
「日本では、たくさんのいい人と出会えけれど、今日は本当に特別だった」というマイヤちゃん。こんな縁が生まれるカウチサーフィンは、やっぱり素晴らしいものだと思います。


マイヤちゃんが羽織っているのは、猫のアキコさんのお母様からプレゼントされた羽織。
マイヤちゃんはフィンランドではupholster(家具の布張り)を学んでいたこともあり、着物にとても興味があります。
京都では友達の着物を借りて観光地を歩くと道行く人から次々と「写真を撮らせて」と頼まれ、映画女優気分を味わったそうです。高円寺の古着店ものぞいてみるという話をしていると、アキコさんのお母様が今は亡きお姑さんの羽織を出してきてくれました。

50年ほど前にあつらえたものだそうですが、質が良く柄も素敵です。お姑さんは当時の女性としては背が高く160センチ台後半だったそうで、サイズもマイヤちゃんにぴったりです。

「こんな素敵なものを…」と恐縮するマイヤちゃん。「私は着物を着ないので、ほどいて布地を何かに使おうかと思っていたけど、箪笥の肥やしになっていただけなので」とアキコさんのお母様。
マイヤちゃんは羽織の持ち主だったお姑さんの名前を知りたがり、紙に書いてもらいました。小津安二郎の映画のような昭和30年代の白黒写真も見せていただき、ひとしきり昔話に花が咲きます。

フィンランドでマイヤちゃんはこの羽織を愛用することでしょう。海を渡って大切にされるのなら、天国のお姑さんもきっと喜んでくれるはずです。