翡翠輝子の招福日記

フリーランスで女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)を担当し、リタイア生活へ移行中。2023年8月下旬からスペイン巡礼へ。ウラナイ8で活動しています。日本文芸社より『基礎からわかる易の完全独習』刊行。

冬至に一陽来復を重ねていく幸運

陰が極まって陽に転じる冬至は、易者にとって一年で最も重要な日。これからの一年の成り行きを占う年筮を立てます。

 

ウラナイ8の玉紀さんと杏子さんのおかげで開催される年筮の会。ありがたいことに連続して参加される方もいて、これまでの一年を振り返ってからこれからの一年の卦を立てます。物語フリークの私は、この流れをうかがうのが本当に楽しくてたまりません。そして初めて参加される方にどんな卦が出るのかにも興味津々です。

 

易は六十四卦あり、それぞれ六爻があるので64×6で384パターンを覚えればいいようですが、卦と爻を得た本人の人生模様がさまざまですから無限の読み方ができます。

易の会は6名の年筮を杏子さんと私、そして今年の2回目は特別ゲストの玉紀さんを交えて読み解くのですが、「それは私が前に出した卦」という話も出てきて、易の神様はそれぞれの人に合わせた通路でメッセージを伝えているのだと実感できました。

 

年筮の会の締めくくりはウラナイ8のメンバーが一堂に会します。全員がリアルに顔を合わせるのは一年ぶりです。玉紀さんによる前回のレポ。

lady-joker.com

去年の冬至、7人のうち3人の玉紀さん、ともみんさん、杏子さんが風地観(ふうちかん)を出しました。しかも玉紀さんとともみんさんは二人とも四爻。

この一年の流れを聞くうちに、なるほど、この人にはこういう形で現れたのかと実感できました。

 

今回は、ともみんさんと私に雷火豊(らいかほう)が出ました。日中に夜空の星を見るという超常体験、得た爻も異なるので二人それぞれがびっくりすような景色を見ることになるのでしょう。私は商業ライターの引退を考えているのですが、このブログとウラナイ8のデイリーメッセージ、できるだけ美しい文章を書きたいものです。

 

一番読みやすかったのは、玉紀さんの火雷噬嗑(からいぜいこう)。ばりばり嚙み砕いて黄金を手にしてください。

 

杏子さんの震為雷(しんいらい)。奇しくもウラナイ8のデイリーメッセージが冬至の今日から新装開店しました。

uranai8.jp

来福アンコールという繰り返し感がまさに震為雷。心楽しくなる音楽を何度も演奏してください。

 

ゆみこさんは火天大有(かてんたいゆう)。昨年の 火沢睽(かたくけい)からの流れを考えると、育てている人材から大きな恵みがもたらされそうです。

 

この五人はにぎやかな八卦。まるさんと甘夏さんの二人は落ち着いた卦が出ました。

甘夏さんはここ数年、とにかく天と地がからむ激しい卦の連続でした。風地観(ふうちかん)が出て、ようやく一段落。ゆっくり観察して行く末を考えてください。まるさんは山沢損(さんたくそん)。欲深な私が最も求める卦です。飛ぶ前にしゃがむ。儲ける前に損をする。目先の損得にこだわらす長期計画。

まるさんと甘夏さんに金のなる木の苗をお分けしました。精神性が高い人は世俗の富の象徴である金のなる木を枯らしてしまいがちです。緑の指を持つ玉紀さんのお母様が土と鉢を提供してくださいました。金のなる木は元気だけど今一つ大きくならないというゆみこさんも、玉紀さんのお母様の土と鉢で新展開があるのでは。

 

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我が家のベランダの金のなる木。差し葉で増やしているうちにどんどん大きくなって、鉢が足りなくなり、「これ以上はもういいです」状態。来年はリアルで出会う人たちに金のなる木を配りたいものです。一陽来復を繰り返しているいうちにこの境地に達しました。