翡翠輝子の招福日記

フリーランスで女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)を担当し、リタイア生活へ移行中。2023年8月下旬からスペイン巡礼へ。ウラナイ8で活動しています。日本文芸社より『基礎からわかる易の完全独習』刊行。

2015-01-01から1年間の記事一覧

やりたいことは、今、やろう

スイッチが入ったら、すぐ行動を起こすこと。「そのうちに」と先延ばししているうちに、スイッチは切れてしまうという話の続き。未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる作者: ちきりん出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2013/06/12メディア: 単行本…

スイッチが入る瞬間

カウチサーフィンでホストしたスイス人のナタリーと村上春樹の話で盛り上がったことから、NHKラジオの『英語で読む村上春樹』を聴き始めました。「日本の小説なのに、ジュネーブやヤンゴンで読んでもまったく違和感がなく、村上の愛読者とは国籍を超えて…

人間も猫も名付けはむずかしい

『ゴッドファーザー』part1のオープニングは、コルレオーネ家の末娘コニーの披露宴ですが、花嫁の父ヴィトーは猫を抱いて次々と寄せられる頼みごとを処理しています。 古い友人が自分の娘のための復讐を求め、対価はちゃんと支払うと言います。しかし、ヴィ…

家族から生じる苦 『ゴッドファーザー』

映画『ゴッドファーザー』をpart1から3までまとめて観ました。ゴッドファーザー コッポラ・リストレーション ブルーレイBOX [Blu-ray]出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン発売日: 2011/02/25メディア: Blu-ray購入: 1人 ク…

Spontaneous(自然な流れ)に生きる

部屋の上部に取り付けられた戸棚に物を入れようとして椅子に乗り、バランスを崩して床に落ちて腰を強打しました。踏み台を使えばいいのに、仕事用の回転椅子の上に乗ったのが間違いでした。 もっと悪いことに、酔っていました。お酒が入ると、やたらとモチベ…

『独居老人スタイル』に学ぶ老後の過ごし方

書評を読んでおもしろそうだと期待し『独居老人スタイル』を読みました。独居老人スタイル (単行本)作者: 都築響一出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2013/12/19メディア: 単行本この商品を含むブログ (20件) を見る「独居老人」というと、孤独で悲惨な高齢…

須賀敦子、ナタリア・ギンズブルグ、源氏物語

スイス人のナタリーをカウチサーフィンでホストしたのは、ちょうど読んでいた須賀敦子の本にナタリア・ギンズブルグとの交流が描かれていたのも理由の一つです。 ナタリアはラテン語で「神の誕生日」を意味する女性名。フランス語形がナタリーです。トリエス…

ジュネーブからの風

2年前にはフィンランド人の旅人を次々とホストしたのですが、このところはずっとカウチサーフィンから遠ざかっていました。リクエストは届きます。でも、あまり魅力的だと思えないゲストをわざわざ泊める気にはなりません。特別なおもてなしをするわけでは…

語られたこと、語られなかったこと

前回、ダッハウ強制収容所に送られたアドラーの弟子、ファロウ氏について書きました。 id:kamomeskyさんがファロウ氏が生還できたかどうかを調べ、二匹の蛙のエピソードの英語バージョンも紹介してくれました。 http://d.hatena.ne.jp/kamomesky/20150505/14…

楽天主義≠楽観主義

岸見一郎先生のアドラー心理学の著作を読んでいると、時々ナチスの強制収容所の話が出てきます。 アドラー自身は、アメリカへ活動拠点を移しましたが、アドラーの弟子の多くは収容所に送られて亡くなったそうです。弟子の一人、アルフレッド・ファロウはダッ…

「やればできる」なら、やってみれば?

ブームに乗ってアドラー心理学の本をよく読んでいます。 心理学というより自己啓発に近いといわれるのは、実生活で応用できる部分が多いからでしょう。アドラー心理学入門―よりよい人間関係のために (ベスト新書)作者: 岸見一郎出版社/メーカー: ベストセラ…

All things must pass/諸行無常

いくつになっても、4月は新しいことを習い始める月。今年の4月は仏教伝道協会でステファン・グレイス先生の講座が始まりました。 これまで1年半、ケネス田中先生の講座に出席していたのですが、大学がお忙しくなったそうで、ステファン先生にバトンタッチ…

「どうにでもなれ」=what the hell

3月、荻窪の友永ヨーガ学院で通い断食をしてから約1ヶ月。 「断食で5キロ減らし、復食で2キロ戻って、結果3キロマイナスに」という目標をかろうじてキープしています。電話連絡で私の前だった方が、通い断食を何度も体験していて、貴重なアドバイスをた…

目の前の食事に集中する

3月のヨーガ断食で身に付けた習慣は、食べ過ぎないためには、よく噛んで時間をかけて食べること。ケネス田中先生がタイで仏教僧として暮らしていた時、托鉢の朝食を30分かけて食べたという話をうかがいました。d.hatena.ne.jp 友永ヨーガ学院では、減食・復…

成功は失敗、きれいはきたない、損は益

スピードや輸送効率を追求しない三江線はすばらしいと思えるのも、ボブ・ディランの曲をずっと聴いてきたからです。しかし、長年聴き続けても、意味がよくわからない曲もたくさんあります。 たとえば、「ラブ・マイナス・ゼロ」という不思議なタイトルの曲。…

三江線の旅

今回の島根の旅では、三江線に乗ることも目的の一つでした。 島根県江津(ごうつ)市と広島県三次(みよし)市を結ぶJR西日本の路線で、JR東日本の岩泉線の廃止後、乗客が最も少ないともいわれています。 2013年の豪雨により不通となり、昨年の7月に運…

旅先で垣間見る人生 2015

初めての地を旅するのも刺激的ですが、同じところに何度も行くのも楽しいものです。 観光スポットを駆け足で回るのではなく、その土地に暮らす人の人生を垣間見るような体験ができます。 前回の島根の旅でもそう感じました。d.hatena.ne.jp島根の温泉津(ゆ…

旅で自分を再発見する

春の島根を旅してきました。親友の優春翠が関東と山陰を行ったり来たりするようになり、私も年1回のペースでお邪魔しています。積もる話がたくさんあるし、島根は良質な温泉の宝庫。今回は温泉津(ゆのつ)温泉を満喫してきました。島根は小泉八雲(ラフカ…

他人と比べない生き方

易では冬至、四柱推命や九星気学では立春が年の切り替わり。 一般的には1月1日が新年の始まりで、その都度、「新しい1年の抱負を考えてみたりします。個人的には、一年を占う年筮を立てる冬至が最も重要な区切りとなっています。年度が改まる4月も、新ス…

「明日からがんばろう」は禁句

意志が弱く、先送りすることが多い私。これではダメだと、繰り返し読んだのがこの本です。スタンフォードの自分を変える教室 スタンフォード シリーズ作者: ケリー・マクゴニガル出版社/メーカー: 大和書房発売日: 2013/04/26メディア: Kindle版この商品を含…

断食で異邦人気分

ヨーガ断食の話の続きです。 おかゆと野菜、豆腐、味噌汁の復食期間も終わりました。通い断食では、施設での断食と違い、食べ物の誘惑がしょっちゅうありました。荻窪駅から友永ヨーガ学院へ向かう途中には、ハンバーガー、立ち食い蕎麦、ラーメン、ドーナツ…

ヨーガ断食で空腹を飼い馴らす

これまで伊豆高原や三浦の施設で断食して、それなりの効果があったのですが、日常生活に戻ると、そのうち元に戻ってしまいます。丁寧な食生活を送りたいと思っていても、忙しくなるとついインスタント食品やファストフードで済ませてしまったり。ダイエット…

漢字は魔法の文字

小泉八雲についてちょっとした発表する機会があり、著書の『日本の面影』を再読しました。新編 日本の面影 (角川ソフィア文庫)作者: ラフカディオ・ハーン,Lafcadio Hearn,池田雅之出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店発売日: 2000/09/18メディア: 文庫購入:…

吉方取りの限界

東洋占術での開運術といえば、吉方取り。これまでもちょくちょく、吉方位の温泉に行ってきました。単に吉方に行くだけでなく、吉方の「気」を取り入れるために、現地で食事や入浴すれば、開運効果が高くなります。九星気学では、八方位と中央の9つの場所を…

「大好き」というエネルギー

村上春樹の期間限定サイト「村上さんのところ」。 せっせと質問と答えがアップされ、付いて行くのが大変です。さすが文章を書くために体を鍛えているという村上春樹。フィンランドネタもちょくちょく登場し、セイナヨキ在住の友人からのメールでも触れられて…

空き家は凶

友人の風水師、優春翠は「枯れた植木鉢やプランターを放置してはいけない」と常々言っています。d.hatena.ne.jp植木鉢やプランターは、花やグリーンが植えられてこそ本来の使命を発揮します。新しい植物を植えるか、いっそのこと処分すべきでしょう。家相で…

『親の家を片づけながら』

高齢化社会となり、「親の家を片づける」必要がクローズアップされてきました。 雑誌で特集が組まれ、書籍もたくさん出版されています。 自分の身の回りの断捨離もむずかしいのに、親の家の片づけができるのか。しかも今の高齢者は戦後の貧しい時代のトラウ…

「盲点の窓」を開ける占い

「占い師が不幸だったり、貧乏なのはなぜか?」と、よく聞かれます。「いくら占い師でも自分のことは客観視できないから」というのが一つの答えです。 占い師も自分のことを占いますが、よほど覚醒した占い師でないと、自分について適切な質問が作れないので…

いい質問には、いい答えが返ってくる

ボブ・ディランのテーマタイムラジオアワー。 99回めのテーマは、"Question"でした。 http://www.interfm.co.jp/bobdylan/"What Do You Want the Girl to Do?","Who's That Lady?"など疑問文の歌を集め、マービン・ゲイの"What's Going On?"もかかりました。…

誰でも最後は一人旅

今でこそ「おひとりさま」という言葉が市民権を得て、温泉宿でも一人で泊まれるところが増えてきましたが、一昔前は女性の一人旅は何かと不自由なものでした。 「おひとりさま限定」や「一人一部屋同一料金」ツアーもあり、一人旅愛好家にとっては、楽しい世…