友人の風水師、優春翠は「枯れた植木鉢やプランターを放置してはいけない」と常々言っています。
植木鉢やプランターは、花やグリーンが植えられてこそ本来の使命を発揮します。新しい植物を植えるか、いっそのこと処分すべきでしょう。
家相では、古井戸の放置は凶で、家運が傾くとされています。
かつては飲み水や生活用水が汲み上げられ、そこに住む家族を潤していた井戸が、使うことなく放置されるのは、いかにも不吉な感じです。それまでの役割が重大だったからこそ、もたらされる凶意は枯れた植木鉢より大きいのではないでしょうか。
最近、「空き家」が問題になっています。日本の人口が減少するにつれ、家が余ってしまい、貴重な財産だった家屋が朽ち果てていく時代が来ようとは。
誰も住むことのない空き家が放置されるのは、更地にすると固定資産税が高くなるというのも一つの理由でしょうが、「空き地対策特別措置法」により、空き家も更地と同様の税金がかかることになるそうです。
詳しくはこの記事に。
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遠くの地方に空き家を持っている人にとっては深刻な問題でしょうが、これを機会に、空き家の処置を考えなくてはいけません。
思い切って売却するか、先祖代々の土地を手放したくないのなら、家賃を無料にしてでも誰かに住んでもらい「特定空き家」に認定されるのを防ぐとか。
日本の人口動態を見れば、これから家が足りなくなる時代が来るとはとても思えません。先送りすればするほど、解決がむずかしくなるはずです。
本来なら生活が営まれるはずの家が放置されるのは、植木鉢や井戸以上の凶になりかねません。一家の運気を守るためにも、何か手を打つしかないでしょう。
島根県大田市大森町の群言堂本店。アパレルブランドを全国展開し、その収益で空き家になった古民家を再生しては魅力的な町並みを作っています。