年末になるとタロットカードで来年の流れを見てもらうことが多くなります。
プラムさんに来年の旅のテーマを占ってもらったら、最初に出たのがペンタクルの5。テルミライト花さんの「来年への寿ぎ」もペンタクルの8と5でした。
ペンタクルの5はスミス・ウエイト版では別名「貧乏人のカード」。
私はステンドグラスの内側でぬくぬくとして、寒い屋外で困窮している人々の存在を忘れています。
日本は豊かな国だったはずですが、いつのまにか貧しい国に転落。もう見て見ぬふりはできなくなるのかもしれません。
そして、来年の旅では、資本主義の最前線に触れ、通貨危機に陥った国のその後を見ようと思います。
今年の旅のハイライト、コロンビアでも資本主義について考えさせられました。コロンビアは貧しく犯罪が横行している国というイメージが強かったのですが、実際に行ってみると東京より安全で優しい街でした。
そうした都市を作るために尽力したのが、首都のボゴタ市長を務めたエンリケ・ペニャロサです。
「先進的な都市とは、裕福な人でも公共交通を使う都市」「都市の質は、最も貧しい市民がどれだけ尊厳を持って生活できるかで測られるべきだ」というポリシーがすばらしい。歩道や自転車専用道路を作り、都心から離れたスラムに暮らす人々にバスという交通手段を提供。「80人乗りのバスは、一人しか乗っていない自動車より80倍の道路を使う権利がある」と、バス専用レーンも設置。バスは渋滞しないので、通勤の足となり、多くの人が仕事に就くことができました。
もちろん、簡単な道のりではなく自動車所有者(富裕層)の既得権との厳しい戦いです。市長の髪はすっかり白くなり、弾劾寸前の目にもあいました。
In my city of Bpgota, we fought a very difficult battle in order to take space from cars, which had been parking on sidewalks for decades, in order to make space for people that shoud reflect dignity of human beings, and to make space for protected bikeways.
ボゴタでとても困難な戦いをしました。何十年も歩道に駐車され続けてきた場所から人々が尊厳を持てるような場所を作るため、そして安全な自転車道を作るための戦いです。
コロンビアに行く前は不安だらけだったのですが、行ってみたら楽しいことだらけで、ボゴタは散歩するだけで楽しくなりました。特に日曜日。市内の道の多くが自動車通行禁止となり、フリーマーケットがずらりと並びます。
占い師も店を出していました。

カード出し過ぎで占いは今一つでしたが、こうした自由なマーケットがある都市は素敵です。ここでもペンタクルの5が出ました!
帰国して羽田から空港バスで新宿駅に出てました。たくさんの人々がせわしなく移動し「Suicaの残金不足とかでこの流れをせき止めたらどれだけ冷たい視線にさらされるのだろう」と想像して怖くなりました。
このまま円安が続けば、生活が苦しくなる人がますます増えるでしょう。ボゴタのカード占いは1万コロンビアペソでした。当時のレートでは380円だったのが今は400円強。ドルやユーロだけでなくあらゆる通貨に弱くなり、トルコリラやジンバブエドルと肩を並べるとさえ言われています。
貧しくても尊厳を持って暮らせる国を実現してくれる政治家は出現するのでしょうか。そして、通貨危機に陥っても生活は続くことを、25年前にIMF管理下に陥ったソウルや通貨の暴落が続くイスタンブールを旅して、自分の目で見てきます。













