翡翠輝子の招福日記

フリーランスで女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)を担当し、リタイア生活へ移行中。2023年8月下旬からスペイン巡礼へ。ウラナイ8で活動しています。日本文芸社より『基礎からわかる易の完全独習』刊行。

2014-01-01から1年間の記事一覧

水野南北の節食開運術

江戸時代の人相の大家、水野南北は単に顔を観て運気を判断するだけでなく、食事を通して開運する方法も提唱しました。南北自身、人相観になる前に別の人相観に「あと1年しか生きられない剣難の相」と鑑定され、出家を試みたことがあります。 よほどの悪相だ…

本当に新しいことはいつまでも古くならない

入棺体験で、生と死はそれほどかけ離れているものではなく、つながっているものだと感じるようになりました。 新しいことと古いことも正反対のようでいて、新しいものは誕生した瞬間から古くなっていきます。今年のディラン先生の誕生日(5月22日)にNHK…

入棺体験で「生」を実感

映画『365日のシンプルライフ』を観て、これからはモノを買うより体験を求めることにしました。だからといって手あたり次第に体験してみるわけにもいきません。 東京に暮らしていると、あらゆる種類のイベントが開催されていますが、時間もエネルギーも限り…

映画『365日のシンプルライフ』

映画『永遠の沈黙へ』を観るのを先延ばししていたら、岩波ホールに行列ができるようになり大いにあせったことから、興味がある映画は早めに観に行くことにしました。オーディトリウム渋谷で『365日のシンプルライフ』を観ました。 フィンランド映画で、多す…

選択すべきこと、選択しないでいいこと

映画『大いなる沈黙へ』の余韻が続いています。日々の家事労働の他に印象に残ったのが、誓願式。 修道生活に入ることを誓う儀式です。映画では二人の修道士が新しくグランド・シャルトルーズ修道院に迎え入れられます。その時、「やめる自由がある」と言い渡…

料理も薪割りも、神に捧げる仕事―映画『大いなる沈黙へ』

映画『大いなる沈黙へ』を観ました。朝日新聞の夕刊に池澤直樹のという映画評が出たのは7月の初め。フランスの修道院の映画ということで、ぜひ観たいと思ったのですが、先延ばししているうちに、岩波ホールに朝から並ばないと入場できないほどの人気に。 行…

人生に必要な知恵はすべてディラン先生に学んだ

NHKの「音楽音泉」という番組を観ていたら、「やる気がアップする曲」として、ボブ・ディランの『ライク・ア・ローリング・ストーン』が流れてきました。 選曲した森山直太朗は、「観客からのブーイングの中、この曲を演奏するシーンに感動した」みたいな…

なんてすばらしい忘れ物!

ほぼ毎日、スポーツクラブのズンバのレッスンに出ています。 レッスンの開始時刻は、朝10時30分、別の曜日はお昼の12時50分、午後4時20分、午後7時など、曜日によってまちまちです。 「今日は何時にレッスンがあるか」を基準に食事や仕事の配分を考えます…

『呂氏春秋』でタイムトリップ

4月から湯島聖堂で月1回、「陰陽五行思想の原理と応用」という講座で『呂氏春秋(りょししゅんじゅう)』を読み進めています。『呂氏春秋』とは、中国の戦国時代末期、秦の呂不韋が学者を集めて編纂させた書物で、歳時記のルーツのようなもの。 春夏秋冬を…

『赤毛のアンの秘密』を読む

前回のエントリーで、モンゴメリの文章が修飾語の洪水であるという「ストーリー・ガール」訳者あとがきを知ったのは、この本に紹介されていたからです。「赤毛のアン」の秘密 (岩波現代文庫)作者: 小倉千加子出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2014/05/17メ…

『赤毛のアン』を原書で読む

NHKの朝ドラ『花子とアン』を観ているうちに、モンゴメリのアンシリーズを再読したくなりました。少女小説なんだから原文で読みたいところなんですが、けっこうむずかしい。ストーリーを追う前に、わからない単語が次々と出てきて投げ出したくなります。…

評価経済社会とカウチサーフィン

キンドルを使うようになって、気軽に本を買えるようになりました。 本棚はもう一杯で、新しい本を買うためには古い本を手放さなくてはいけないのですが、電子書籍なら収納スペースは不要です。今週、読んだのがこれ。超情報化社会におけるサバイバル術 「い…

たくさんの顔を持つほど人生は豊かになる

「大学教授にしてギャンブラー、旅行者であり毎晩のように女の子たちと飲んで遊ぶ」と自己紹介している植島啓司先生の本。生きるチカラ (集英社新書)作者: 植島啓司出版社/メーカー: 集英社発売日: 2010/07/16メディア: 新書購入: 3人 クリック: 24回この商…

日本の神様≠god

NHKラジオ英会話7月最終週は小泉八雲の『怪談』から"A Dead Secret"が教材でした。フィンランド人のアンネの来日前に島根を紹介するために使ったキーワードの一つが小泉八雲(Lafcadio Hearn)でした。 小泉八雲は一神教の厳格なのキリスト教になじめず…

過去なんてないのと同じ

前回に続き、ミュージカル「ブリング・イット・オン」から学んだこと。チアリーディングの大会での優勝にこだわる主人公キャンベルへのアドバイスにグレイトフル・デッドの名前が出てきました。グレイトフル・デッドは、ゆるい生き方の象徴なのかも。アメリ…

大きなトロフィーは邪魔なだけ

渋谷ヒカリエのシアターオーブでミュージカル「ブリング・イット・オン」を観ました。 チアリーディングに打ち込む女子高生のお話で、bring it onとは「かかってこい!」「喧嘩上等」という威勢のいい言葉。 たしかに、チアリーディングの大会で優勝するため…

羊をめぐる冒険in川本町

島根県川本町に羊飼いがいることは、優春翠から聞いていました。四柱推命では私のラッキーアニマルは羊。 http://d.hatena.ne.jp/bob0524/20131128/1385604836 というわけで、羊飼いの東海林誠さんにも大変お世話になりました。「フィンランド人ジャーナリス…

回し回され、阿佐ヶ谷七夕祭り占いイベント

今年で4回目を迎える阿佐ヶ谷七夕祭り占いイベント。今年は8月6日(水)〜10日(日)の5日間です。 天海玉紀さんがチラシを作成してくださいました。2014年阿佐ヶ谷七夕祭り 納涼占いイベント速報 http://tamayura10.blog123.fc2.com/blog-entry-1002.ht…

「てご=手伝い」で回っていく世の中

「風通しのいい家には幸運が舞い込む」と常々考えています。 d.hatena.ne.jp床にモノを置きっ放しにすると、気の流れが滞ってしまうから、定位置を決めて片付ける。 そして、完璧に片付いていなくても、自宅に人を招く。 それと同時に、たまには旅に出て、人…

ネット時代、いかに人と出会うか

3ヶ月間の日本滞在を終え、アンネはフィンランドに帰っていきました。 別れ際に、「どんな言葉でお礼を言ったらいいのかわからない」と感謝されましたが、お礼を言うのは私も同じ。 アンネがいたからこそ、おもしろい人とどんどん知り合えました。 普段、自…

フルサトで活かす特技

フィンランド人のアンネと島根の川本町に一週間滞在して、東京に戻ってきました。優春翠のおかげで、どこに行っても歓迎されました。日本を深く知りたいアンネにとっては何よりの体験になりました。前回紹介した書籍『フルサトをつくる』には「単にお客さん…

フルサトをつくろう、フィンランド人とともに

2年前、2012年の秋に阿佐ヶ谷ロフトAで、「ニートの歩き方」のphaさんと「ナリワイをつくる」の伊藤洋志さんの出版記念イベントが開かれました。とてもおもしろいトークショーでした。 d.hatena.ne.jp 京都大学卒業という共通点だけで、ベクトルはまったく…

ストライクゾーンを忘れよ

夢や目標を持つのはいいけれど、イメージを限定すると、かえって実現しにくくなるというのが前回の「不妊治療取材で学んだこと」というお話。『28Days』というアメリカ映画に、とてもうまいたとえで同じことが説かれていました。 日本では劇場未公開ですが…

不妊治療取材から学んだこと

先月、久々にメディカル原稿を書きました。テーマは「妊活」です。十数年前、女性誌でメディカル記事を重点的に書いていた時期があったのです。そのことを知る編集者からの依頼です。メディカル情報は今ならネットで簡単に調べられますが、当時は「気になっ…

「坤に致役(ちえき)す」 西南で仕事を受注する

九星気学では、八方位に中央を加えた9つの場所を一白水星から九紫火星までの9つの星がぐるぐる回ります。今年の6月(午の月)は年盤、月盤ともに四緑木星が中宮です(東洋占術での月の切り替わりはカレンダーと少しずれていて、午の月は6月6日から7月…

マギー先生が教えてくれたこと

マギー先生がご病気であることは、占い雑誌の編集者から聞いていました。 先生とは何本もの記事を一緒に作りましたが、実際にお会いしたのは二度か三度で、後は電話とメールのやりとりで原稿を書き上げていました。この3月、マギー先生がお亡くなったと聞き…

いつだって、いまが一番大変で大切

大学時代の友人が、就活中のお嬢さんから「お母さんは正社員になって、どんな仕事をしていたの?」と聞かれたそうです。私たちが大学を卒業したのは、30年近く前のことです。 「お茶くみとコピー取り、出張費の清算」と答えたら、「え、そんなことをやるだけ…

「新しいお金」をどんどん回そう

3ヶ月間の日本滞在を楽しんでいるフィンランド人のアンネ。 新宿の日本語学校でしっかり勉強しながら剣道に打ち込み、日本の話題も取材するなど、充実した毎日を送っています。最後の2週間は四国と島根を旅する予定で、島根には私も同行します。学校が始ま…

小海町フィンランド夏至祭でネットとリアルの融合

易者にとって、一年で最も重要な日は冬至。 「一陽来復」で最初の陽が生じる日ですから、一年のなりゆきを占う年筮を立てます。フィンランド人にとって、一年で最も酒を飲む日は夏至。 緯度の高いフィンランドでは、北の街へ行けば夏至はほとんど日が沈みま…

坊主バーの魚座的世界

自由奔放な射手座から、着実に結果を出す山羊座、斬新なスタイルで社会を改革する水瓶座、そしてすべてを融合する神秘的な魚座。この4星座のうち、水瓶座をテーマにしたのが前回でしたが、先日、まさに魚座的な体験をしたのです。場所は四谷の坊主バー。 も…