翡翠輝子の招福日記

フリーランスで女性誌やビジネス誌の原稿書きを30年。現在はリタイア生活へ移行中。2023年秋、スペイン巡礼(フランス人の道)。2025年夏、ガルシア=マルケスの作品舞台となった地を一目見たくてコロンビアへ。ウラナイ8https://uranai8.jp/で活動しています。日本文芸社より『基礎からわかる易の完全独習』刊行。おかげさまで四刷になりました。

お金は生きている

スペイン巡礼の出発前からフットケアに通うようになりました。左足の親指が巻き爪のようになっていて正常に伸びてこなかったからです。病院なら皮膚科の管轄でしょうが、ドイツ式のフットケアもできるネイルサロンが近所にあったので、行ってみました。絆創膏テープを使って矯正する方法を教えてもらい、爪は正常になりましたが、足全体のケアをしてくれるので通い続けています。

 

女性オーナーが一人で営む小さなお店ですが、阿佐谷駅から高円寺方面に抜けるJRの高架下にあり人通りはけっこうあり、占いイベントを開催するときは告知を貼らせてもらいました。

先日行ってみると、小さなフリーマーケットコーナーができていました。オーナーのお母様が高齢者施設に入居し、部屋を片付けていると未使用のタオルなど小物類がどっと出てきたので、店先に置いているとのこと。

早速、お客さんがやってきました。高齢女性が200円のタオルをお買い上げ。ところが、5000円札で支払おうとしたので、オーナーは難色を示しました。

結局、バッグのポケットを探して100円玉2枚が出てきたので無事に買い物終了。

 

お客さんが去ったところで、オーナーは私にこう言いました。

「4800円のお釣りを払うと小銭の用意が少なくなる。ワンオペだと銀行に行くのもままならないから、少額の支払いに大きなお札を出すのは勘弁してほしい。お客様は神様だから、こんなことを言ってはいけないのかもしれないけれど、銀行の両替だって手数料がかかる時代だし」

 

「お客様は神様です」は三波春夫のフレーズですが、彼の真意は「ステージに上がったら、神様の前に立って祈るように雑念を払わないと、完璧な歌は歌えない」というもの。お客はお金を払う立場だから、何をやってもいいというカスハラの言い訳にはなりません。

 

さらに、お金を払うことは一種のエネルギーのやりとりだと考え、気持ちよく払えるようにしています。両替目的で高額紙幣を使ってお釣りをもらうと、店の人のネガティブな気分がお金に乗り移るような気がします。一方、チェーン店の場合は、現金の管理のほうがコストがかかると聞いたので電子マネーやクレジットカードで支払います。

 

「すごい、そこまで考えているとは」とサロンのオーナーは褒めてくれましたが、お手本は大物風水師。「お金を払うときは、魚の稚児を放流する気持ちで。きっと何倍にもなって帰ってくるから」と話していました。

「お金を持つのは、ある意味、子どもを持つのと同じ。常に世話をして気を配っていなくてはいけない。お金は生きていて、気まぐれだから」という文章も読んだこともあります。

お金のほとんどをニューヨーク市場で育てているのは、「円は嫌だ、ドルになりたい」というお金の声が聞こえたから。成長が期待できない日本市場ではお金が窮屈だと考えたのです。ドルコスト平均法でちまちま両替するのは面倒なので、一気にドル転しました。

そして、お金が伸び伸びと活躍できるように社会の動きに合わせて銘柄を入れ替えてポートフォリオを組み直しています。財布の中を整理して、コインや1000円札を切らさないようにする延長上で投資をとらえているわけです。

 

「もっとお金が欲しい」と言いつつ、お金の世話をせず、お金の声を聞こうともしない人がけっこういるような気がします。

 

スペイン巡礼路の道筋を示す黄色い矢印。欧米では珍しい三毛猫がいました。

巡礼中の現金はJALPayのアプリで両替してATMで引き出し、お札は巡礼宿で使い、お釣りをバルで使用していました。

 

去年の12月にも同じようなことを書いています。年末はお金のことを考えることが多いからでしょう。

bob0524.hatenablog.com