翡翠輝子の招福日記

フリーランスで女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)を担当し、リタイア生活へ移行中。2023年8月下旬からスペイン巡礼へ。ウラナイ8で活動しています。日本文芸社より『基礎からわかる易の完全独習』刊行。

2014-01-01から1年間の記事一覧

水瓶座のミッシングリンク

8月の阿佐ヶ谷七夕祭りの占いイベントの話が出て、1年があっという間だと感じています。3年目の昨年から、中野トナカイとタロットバー・アーサの共催となりました。 これによって、新たな縁が生じて、天海玉紀先生とすっかり仲良くなったのです。イベント…

風通しのいい家には幸運が舞い込む

カウチサーフィンのサイトで連絡を取り合い、シカゴに住む70代のマイケルを築地と銀座に案内しました。マイケルから「カセットテープ」という言葉が出て、ひょっとしてあれこれモノを溜め込んでいる高齢者なのかなと思いました。でも、銀座のカフェでゆっく…

いつの時代も、音楽が人生を豊かにする

NHKEテレで『佐野元春×浦沢直樹 〜僕らの“ボブ・ディラン”を探して〜』を観ました。 佐野元春と浦沢直樹は、中学生の頃、ディランの曲と出会い、人生の方向が決まりました。この二人ほどではなりませんが、私もディラン先生から学び、多くの縁がもたらさ…

ディランも神、バースも神

シカゴからの旅行者、マイケル。 カウチサーフィンを通した出会いですが、自宅でのホストではなく、築地と銀座で3時間ほど過ごしました。 とても密度が濃く、忘れない体験となりました。アメリカ人やイギリス人、アイルランド人など英語のネイティブスピー…

弟子の準備ができた時に師が現れる

カウチサーフィンは、アメリカの大学生によって作られた旅行者交流サイトですから、若者向けです。 50代の私が活用するのは少し無理があります。 だから、若者のように無鉄砲にカウチリクエストを送るのではなく、まず東京でホストしたりメール交換を通して…

占いは世につれ

占いで適職を知ろうとするのは、見方によってはおかしな話です。四柱推命や西洋占星術が生まれた時代、職業といえば王と奴隷、農民、戦士、商人ぐらいしかなかったのでは。それも自分の才覚によって得る仕事ではなく、生まれた身分によって決められていたで…

オーダーメイドの占い、既製品の占い

占い雑誌に、西洋占星術で2014年後半の運勢を書いています。雑誌やテレビで「○○星座の運勢」とあるのは、ほとんどが太陽星座に基づいています。本来の西洋占星術は、出生時の天空図(ホロスコープ)で占います。太陽だけでなく月や水星、金星、火星といった…

運を回せば、縁がつながる

運は常にぐるぐる回しておくこと。フリーランスとして働き出して四半世紀、なんとか生計を維持できたのは、運を回し続けてきたからです。そして、運を回していると、縁がどんどんつながっていきます。4月から約3ヶ月間、日本に滞在中のアンネから「自転車…

運を常にぐるぐる回す

風水では、流れない水は気のよどみを生じるとして嫌われます。金運を司る財位方位に水を置く開運法がありますが、金魚や電動ポンプを入れて水を動かします。水だけを置く場合は、毎日取り換えます。水だけでなく、人間も動いてこそ、運を引き寄せます。職人…

使いこなせない星は、人にも使ってもらえない

「自前で持っていない星は、人から学べ」という天海玉紀先生。だけど、たとえば牡羊座から学びたければ、どんな牡羊座でもいいかというと、そうでもありません。 同じ牡羊座でも金銀銅、そしてどうしようもない泥レベルがあります。 金の牡羊座はチャレンジ…

開運するなら友達の星でも使え

七夕祭りの占いイベントで天海玉紀先生と知り合ったことは、去年起こった幸運のうち、最も大きなものの一つです。 フィンランド旅行を前に、5日間を仕切るのがむずかしくて、中野トナカイの日下ゆに先生に声をかけたのがきっかけ。 1日ぐらいは参加しよう…

活動宮グランドクロスで怒涛の日々

西洋と東洋の占術を自在に操る天海玉紀先生と、このところずっと話題にしてきたのが、活動宮グランドクロス。活動宮とは、西洋占星術12星座の牡羊座・蟹座・天秤座・山羊座の4つの星座。 グランドクロスとは、4つの星座が天空に十字型に並ぶ配列です。私は…

人生にテーマを持とう

フィンランドから来たアンネは翌日から新宿の日本語学校に通い始めました。 「初日はクラス分けのテストがある」と勉強に余念のないアンネ。 もう来日7度目だし、去年は四国の歩き遍路を一人でやり通したのですから、ある程度の日本語は身についているはず…

カウチサーフィン2.0

フィンランドからアンネがやって来ました。 去年の6月に初めて会って、我が家でホスト。9月にはフィンランド・セイナヨキのアンネの家に泊めてもらいました。カウチサーフィンについて、「会ったこともない外国人旅行者を自宅に泊めるの?」とぎょっとされ…

終活事始

ボブ・ディランの隠れた名曲の一つ、"Let Me Die in My Footsteps"。 歌詞が政治的すぎるということでアルバムには収録されず、ブートレッグ盤ででやっと聴けました。サビの部分。Let me die in my footsteps Before I go down under the ground.footstepは…

愚かな風の呼吸

前回のエントリーで、天海玉紀先生の坐禅についての文章を紹介しました。「ある意味、どうでもいい。でも、だからといって、いいかげんにあつかっていい、というわけではない。 なにもかも、はかないものだからこそ、一瞬一瞬、ひとつひとつをだいじにしない…

転がる石の坐禅

2月の立春から坐禅を始めて3か月目。 http://d.hatena.ne.jp/bob0524/20140216/1392507612月に一度か二度、約30分を4回、2時間坐ります。 最初はそんなにじっとしていられるか不安だったのですが、やればなんとかなるもの。 区切りの鐘の音が鳴ると、「…

いくつになっても4月は始まりの月

組織に属さず、在宅で仕事をしている私は4月になっても特に変わったことはありません。それでも、新年度でスポーツクラブのレッスンプログラムが変わったり、湯島聖堂でも新講座が始まります。 谷中信一先生の講座は「陰陽五行思想の原理と応用」として、『…

目に映るすべてのことはメッセージ

占い学校で最初に学んだのは四柱推命でした。その後、周易の講座にも通うようになりました。「易を身につければ、最終的に『目に映るすべてのことはメッセージ』であると理解できる」と、講座の説明に書かれていました。卓越した占い師は、わざわざ占い道具…

人生の指針となった『スペイン革のブーツ』

ボブ・ディラン30周年コンサートが2週にわたってNHK−BSで放映されました。 私が持っているDVDには収録されていない曲も放映されので夢中になって観ました。 みうらじゅんの解説も楽しい。 ディラン先生のレコード・デビュー30周年を記念したコンサ…

人は皆、誰かのために生きたいと願う

アキ・カウリスマキに影響されて、小津安二郎の作品を次々と観ています。『長屋紳士録』は1947年公開。戦後の焼け野原が舞台です。あの頃映画 松竹DVDコレクション 「長屋紳士録」出版社/メーカー: 松竹発売日: 2013/07/06メディア: DVDこの商品を含むブログ…

旅館「澤の屋」のおもてなし

宿泊客のほとんどが外国人旅行者という旅館「澤の屋」。 テレビや雑誌に紹介されることも多く、その存在を知っていましたが、実際に泊まってみたいと思ったのは、ヘルシンキでエリカから「澤の屋」のことを聞いたからです。 日本好きのエリカはこれまで二度…

『東京物語』のおもてなし

カウチサーフィンを始める前は、自宅に人を泊めるのは避けていました。 東京暮らしで専用の客室はないし、何かと気を遣う。「泊めて」と頼まれたら、ビジネスホテル代をこちらで負担するから、泊まらないで欲しいと思うぐらいでした。蔵書の半分を処分し、4…

神経症の白クマ part2

旭山動物園で同じ場所をぐるぐる回る白クマを見て、自由な選択ができない環境は精神をむしばむものだと痛感しました。 http://d.hatena.ne.jp/bob0524/20140309/1394336550しかし「やったほうがいいけれど、怠けたい」という行動に関しては、選択を自分に任…

神経症の白クマ

動物園は、楽しそうでいて、残酷な場所です。旭山動物園では、動物たちが餌を食べるところを見学できます。水中に投げられた魚を泳ぎながらキャッチする白クマは見ているだけで楽しくなります。 そんな華麗なショータイムを演じる白クマもいる一方で、同じ場…

旅に出て「一日一生」を実感する

期待していた以上の楽しさだった、おひとりさま北海道温泉ツアー。旅に出るためには仕事の調整も必要ですし、格安ツアーとはいえ、外食したりお土産を買います。 ぎりぎりの料金で泊めてもらっている宿には、夕食時にアルコールを頼んで少しでもお金を落とし…

「ネット上の服」を着た出会い、着ない出会い

おひとりさま北海道温泉ツアーがおもしろかったのは、白紙の状態で初対面の人と出会うという体験が新鮮だったから。 ここ数年、ネットで下調べして、ある程度の情報を得てから人に会うのが当たり前になってきています。いつも示唆に富んでいるカジケンブログ…

おひとりさまの北海道温泉ツアー

東京にも大雪が降りましたが、さらに深い雪の北海道へ行ってきました。 目的は温泉です。四柱推命の命式では、私は冬山の温泉。雪を見ながら露天風呂に入ることで、エネルギーが一気に補給されます。冬の北海道ツアーは格安だと聞いていたのですが、探してみ…

40年前の思い出を求めて

フィンランドで出会った女性(アンニッキさん)から、帰国後にこんなメールが来ました。 私が日本の高槻に滞在したのは、ずいぶん昔のことだけど、グーグルマップで当時の住所を探してみた。 1974年、私はあるお店の2階に住んでいた。このお店は、私が滞在…

酔っ払いにも役割がある

私が坐禅を始めたのは、まさにご縁があったから。 人生で起こることのすべては、人との縁によって生じます。まさに「縁起」です。ボブ・ディランの「テーマ・タイム・ラジオ・アワー」では、毎回、おもしろいエピソードが紹介されます。 Colore(色)がテー…