風水では、流れない水は気のよどみを生じるとして嫌われます。
金運を司る財位方位に水を置く開運法がありますが、金魚や電動ポンプを入れて水を動かします。水だけを置く場合は、毎日取り換えます。
水だけでなく、人間も動いてこそ、運を引き寄せます。
職人や芸術家、研究者など、じっくり腰を据えて取り組む仕事もありますが、職業として成立するためには、作品や研究成果を評価してくれる人が必要です。そのためには何らかのアクションを起こさなくてはいけません。
世に出ることなく、人知れず打ち込んでいるのでは、個人的な趣味でしかありません。
「旅で運をぐるぐる回す」というエントリーで宗教人類学者の植島啓司先生の言葉を紹介しました。
運が自分のところばかりに偏ったりすることは、まったく来なかったりするのと同様、けっして好ましいことではない。運は動いているからこそ意味があるという言葉です。
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運をぐるぐる回すには、旅以外にもさまざまな方法があります。
私にとってはカウチサーフィン。
英会話上達や異文化交流以外にも、運気アップの効果を実感しています。
たとえば、最初にホストしたフィンランド在住のドイツ人、スザンヌ。彼女が我が家を発つ日から取り組んだ仕事は、スケジュールはタイトでしたが、実入りはかなりよかったのです。
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そして、フィンランド人翻訳家のユハナ君をホストしたところ、ユハナ君に面差しが似た編集者から、週刊誌の連載の仕事が舞い込んできたのです。
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4月はアンネをホストして、彼女が近所のフィンランド人専用アパートに落ち着いた途端、二社の編集者から仕事が舞い込んできました。
占い雑誌から今年後半の運気(翡翠輝子の専門は東洋占術なので、西洋占星術では別のペンネームを使います)、そして、かつてよく書いていたメディカル原稿。
今回の活動宮グランドクロスには、私の火星も巻き込まれていたので、最後にきっちり仕事しなくてはいけないわけです。アンネと6月には八ヶ岳、7月には島根県川本町に行くので何かと物入り。ちょうどよかった。
仕事が欲しいからといって、編集部を回って営業しても逆効果です。
出版業界自体が縮小傾向にあり、パイは少なくなる一方。営業したからといっておいそれと仕事はもらえません。
それに編集者は、仕事がなくてヒマなライターにはあまり頼みたがらず、多忙なライターに無理やり仕事を押し付けることにやりがいを感じるような人たちですから。
ブログを書くことも、仕事運につながっています。
顔なじみの編集者がブログを読んで「このテーマで特集を一本」という依頼をもらったり、新しい出版社とつながったこともあります。
愛読しているブログの更新が滞ると、書いている人のことが少し心配になります。
仕事やプライベートが多忙になってブログを書く時間がないというのなら、それはそれでいいのですが、長い目で見ると、運気の停滞を招きます。
なんとかブログを更新して、運をぐるぐる回してほしいと願うのです。