翡翠輝子の招福日記

フリーランスで女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)を担当し、リタイア生活へ移行中。2023年8月下旬からスペイン巡礼へ。ウラナイ8で活動しています。日本文芸社より『基礎からわかる易の完全独習』刊行。

フィンランドからのクリスマスプレゼント

だらしない性格を直したいと願っているのに、改善されません。

 

英語で"organaized"。住まいがきちんと整っているだけでなく、約束はしっかり守り先延ばしをしない。段取りがいいからあわてることもない。

そんな人に私はなりたい。しかし現実は"unorganaized"です。

 

私の知人で最もオーガナイズされた人といえば、フィンランド人のエリカ。カウチサーフィンで泊めてもらいました。

エリカの職業は編集者で、同業だと思ったのですが、彼女が担当しているのは数学の教科書。与太話ばかりの週刊誌のライターとは全く違います。

 

bob0524.hatenablog.com

 

エリカとは毎年、クリスマスプレゼントを交換しています。

我が家に届くのは12月に入ってすぐ。すべてがオーガナイズされたエリカですから、年間の用事もスケジュール化して早めに済ませるようにしているのでしょう。

一方の私は、エリカからプレゼントが届いてからプレゼントを探し始めます。なかなかいいものが見つからず時間がだけが過ぎ、ようやく包装を終えて郵便局に行くと、長蛇の列。

 

今年は11月中旬にエリカからこんなメールが来ました。

2、3日前にあなたへのプレゼントを送ったのだけど、フィンランドでは郵便局職員がストライキ中。これから2週間、航空便の発送はないらしいから、到着が遅れると思う。ごめんなさい、でもいつかはきっと届くだろうから待っててね。

フィンランドの社会制度はかなりうまく機能しているように想像していたのですが、現場では問題もあるのでしょう。

 

フィンランド関係のニュースでうらやましいと思ったのは、世界最年少、34歳の女性首相が誕生したこと。母はアルコール依存症の父と離婚し、貧しい家庭で育ったというサンナ・マリン氏です。母は同姓パートナーと暮らし、家族では初めての大学生。

フィンランドでは大学の学費は無償の上、生活費も支給されます。貧しい家庭の子でも大学に行けますが、日本と違って私立大学なんてありません。大学はすべて国立ですから、それなりの成績を収めなければ入学できません。そして、大卒と高卒の生涯賃金はそれほど変わらないので、無理して大学に行く必要もないそうです。

 

エリカからのプレゼントは昨日届きました。 f:id:bob0524:20191212111945j:plain

ファッツエル社のチョコレートやサルミアッキ、ノートに布の小さなバッグなど、フィンランドを身近に感じられます。私からは日本のお菓子やお茶、日本製のムーミングッズも送っています。

 

来年こそは私もエリカのようにオーガナイズされた生活を送りたい。日本語教師を辞めて時間のゆとりもあるんだし。手始めに来年の手帳の11月のページに「エリカにクリスマスプレゼント発送」と書き込みました。来年3月に向けて確定申告の準備もそろそろ始めなければ。その前に年賀状…と、オーガナイズされた生活とは程遠い師走の日々が続きます。