翡翠輝子の招福日記

フリーランスで女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)を担当し、リタイア生活へ移行中。2023年秋、スペイン巡礼(フランス人の道)。ウラナイ8で活動しています。日本文芸社より『基礎からわかる易の完全独習』刊行。おかげさまで重版になりました。

還暦(60歳)で姥捨て山 part2

これを書いたのが3年前。

bob0524.hatenablog.com

 

優春翠と計画した遠野行きは頓挫してしまいました。

それでも時間だけは確実に過ぎ、還暦(60歳)を徐々にリアルなものに感じるようになってきました。

 

世間の流れでは、「60歳で高齢者なんて名乗られたら困る。年金支給も65歳では早すぎる」となりつつあります。還暦過ぎても老骨に鞭打って働かされるのと、姥捨て山に置き去りにされるのと、どっちが高齢者にやさしい社会なのかわかりません。欲が深いくせに面倒くさがりの私は、60歳で強制的に引退という潔さにも惹かれます。

 

仕事量は減ったとはいえ、占いという専門分野を持ったことで、雑誌ライターの仕事はコンスタントに続いています。

それに加えて、副業の日本語教師。準備にやたらと時間がかかり、授業では失敗続き。辞めたいと思うことが多いのですが、とりあえず続けています。

スポーツクラブでのスタジオレッスンは、週5日。ズンバをいつまで続けられるのか不安なのですが、「行かないと気持ちが悪い」というレベルまで習慣化しています。

こうして書き出してみると、高齢者のイメージとはほど遠く、まだまだいけるんじゃないかと錯覚しがちですが、時間の経過とともに確実に老化は忍び寄ってきます。

 

この3週間はトーマス君のホームステイを受け入れてかなり消耗しました。特別なことはしなかったのですが、朝は毎日6時起き。夜型人間の私にはけっこう大変でした。

それでも、複数の学生を相手にする日本語教師より、留学生のホストのほうが高齢者には向いているのかも。誰かを迎え入れることで家の中に新しい風が吹き、掃除モチベーションも上がります。今は年一度しか受け入れていませんが、外での仕事を辞めたら長期でホストファミリーになるのもいいかもしれません。

 

自分ではまだまだいけると思っていても、還暦が近くなると体力も知力も衰えます。

本来なら姥捨て山に行ってもおかしくない年齢だけど、下の世代の邪魔をしないように、自分のできる範囲で社会に貢献する。そんな気持ちで残りの人生を過ごしたいものです。

 

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昨年の晩夏に訪れた裏磐梯で乗った「森のくまさん」号。レトロなボンネットバスをメンテナンスしながら観光バスとして活用しています。